さよ朝モブシーン、リュート 
2020/08/29 Sat. 05:37 [edit]
— 大匙屋 (@ksn2009) September 6, 2020
■さよならの朝に約束の花をかざろう (2018)
潜伏中の工業地帯の酒場に数名のメザーテ軍人が来店し、空気が悪くなったところで登場する楽師。めまいがするような手間を掛けて描き込まれたモブシーンに描かれる古楽器はハーディガーディ&リュート、バグパイプみたいな音を出すのがハーディガーディでギターみたいなのがリュート、両方をサントラで演奏されてるのが古楽器奏者の久野幹史(くの・まさし)さん

↑「リリースされてません」と書かれてるけどリンク先で試聴可能
アニメ作品に呼ばれることも多い方。「ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士」ED (2018)などに参加されている。ユリシーズEDといえば各話ごとに別verが用意された「百年のメラム」だが久野さんの参加曲はおそらく05話ED(第4歌 イナンナ)
「百年のメラム」歌い手rionosさんとはご友人であるらしく、お二人で名曲「Adesso e Fortuna」をやったりされているようだ。
そういえばrionosさんという方は新居昭乃フォロワーっぽい歌声。前述の第四歌イナンナの編曲者である保刈久明さんは新居昭乃さんのスタッフでもある


■終末のイゼッタ (2016年)
#03Aパート冒頭、ケネンベルク爆撃直前の塹壕の静けさに神の視点をプラスする鳶と印象的なリュート、演奏は古楽器奏者の上野哲生(うえのてつせい)さんという方。
「イゼッタ」劇伴についてはリスアニ未知瑠さんインタビューにおいて上野哲生さんとギタリスト西川進さんのお二人が重要なキーパーソンだったことが語られていますhttps://www.lisani.jp/0000039445/?show_more=1
でこれが上野哲生さんの新しい曲。コレがいいねっていう話だったんだ最初
— 大匙屋 (@ksn2009) August 26, 2020
リュートというのはこの一番右の楽器で・・・ pic.twitter.com/JCTdA23G7R
— 大匙屋 (@ksn2009) August 26, 2020
■耳をすませば (1995年7月)
古楽器が登場するアニメで有名なシーンがこれ。 ツィンク、タンバリン、リコーダー演奏、濱田芳通さん。リュートは竹内太郎さん。ヴィオラ・ダ・ガンバ福沢宏さん。バイオリンは植村薫氏。古楽器界ではいずれ名の通った重鎮揃い
高密度作画ゆえアニメファンはもとより、古楽器奏者でこの映画のこのシーンを知らない人はいない、と言われている。

竹内太郎さんは世界屈指のリュート演奏家ナイジェルノースの弟子で現在は英国在住、耳すま当時はまだ30代半ばだったはずだけど25年が経ち、最近の写真を拝見すると↑のキャラクターにものすごく似てきておられます
その竹内太郎さんが「ダウランドはリュート界の手塚治虫」と言っている。そのダウランドの曲などを中心にまとめられた比較的手に入りやすいコンピレーションアルバムがあるんですが、これがリュート入門盤としてオススメ。ルッツ・キルヒホーフの1981年録音盤。Amazon
人生において「音楽が聴きたいのに楽器の音がうるさくてつらい」という謎の状況がままある。チェンバロですらうるさく感じる。そういう時に、リュートというのは最適の楽器です。ということを、知っておいて損はないです。


■オーディナル・スケール (2017年)
リュートというのは程よく人工遺物感がありファンタジー物と親和性高い
持物として与えるだけでどんなキャラクターも1翻アップ
正直クオリティはピンキリ。アコギの音色を当てるケースも

■スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました (2020)
吟遊詩人クク、スキファノイア、今までにない、わりと新機軸なリュート解釈でアニメ化も発表されてて楽しみな作品なんだけど多分1クールではこのキャラクターが出てくるところまでいかないだろう。
『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』TVアニメ化決定!
— 『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』公式 (@slime300_PR) October 21, 2019
GA FESでの #本渡楓 さん、#千本木彩花 さんによる生アテレコPVの完成版が早くも解禁です🎉
原作サイトhttps://t.co/jgBffV8Jq6
コミカライズサイトhttps://t.co/XeVQgLIRKy
ハッシュタグ#スライム倒して300年 pic.twitter.com/pqB1JD2wpf
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category: アニメ
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