大匙屋

健康第一

7月からの新作5編  

「ケンコー全裸系水泳部・ウミショー」

ケンコー全裸系というからさぞかし裸体全開なんだろうと思いきや
乳首はおろか尻ひとつ描くにも遠慮がち
第一回からこれでは、底抜けに明るい主人公の表情やキャラ設定とは裏腹に
肝心な所はこの先も絶対に見せませんよといった確固たる決意に見受けられ
多分この監督にとって乳首や尻は美的に不健康なのかもしれない。
そうかと思えば下着や水着に関しては病的なまでに執拗な描き込みが見られ
別にそうまで全裸が見たいというわけじゃないのですが
これでは昨今はやりの羊頭狗肉じゃないのかなと。
ポルノ規制等で必要以上に萎縮し続けるアニメ表現世界にあって
水しぶきを上げつつブレイクスルーを見せてくれると期待したのですが
30分間水槽のグッピーを眺めていたほうがましだったかもしれません。


「School Days」

序章は主要登場人物の紹介編といったところ。
狂気を想像させる演出なども一切なく淡々と繰り広げられる高校生活、
普通にありそうな出会いと恋心をわりと丁寧にじっくり描いています。
この先も緊張と弛緩とを上手にバランスよく演出してくれるといいのですが。


「CODE-E」

こちらは主人公が電子機器に近づくとバグを誘発する体質の少女、という
設定なんだろうと思いますが第01話「転校生と告白のこと。」
まず主人公の地味で内向的な性格から、物語の世界観と設定の奇妙さを
面白おかしく表現している分にはいいのですが、そのまま大した見せ場もなしに
一気に男の子を登場させるところまで走ってしまっては展開に取り止めがなく、
初回重要であるはずの告白シーンのインパクトも作り損ねている気がしました。

設定やデザインがもっと派手な主人公ならゴリ押しでよかったと思うんですが
これなら告白は2話以降に回してでも主人公の生活の苦悩を先に描いたほうが
見るほうは素直に感情移入できたんじゃないかと。


「ななついろ★ドロップス」

地味で凡庸な男の子が非日常の扉を開けて成長していく物語になるのかなと。
ニヒリズムに染まった未熟な個をおおらかな愛の魔法で優しく包み込む
ゆとり教育的な現代風ファンタジー。正直おなかいっぱいです。
演出次第では主人公のやさぐれ方などに独特のユーモアを見出せると思うので
作品としてはかつてないオリジナリティで大きく開花する可能性もありますが、
多分単純な萌え中心でやっていくんだろうな。


「シグルイ」

作品の濃さという点では近年のアニメでは抜きん出ていると思います。
往年のサムライ映画を彷彿とさせるコントラストを多用し間を重視した演出。
レイアウトやカット割、正直出色というほどの出来ではないですが
スタッフの並々ならぬ意欲を感じさせます。
劇伴は無国籍東洋風でコンポーザー吉田潔の真骨頂
ホーメイの岡山守治さんまで参加しているらしい。
主題歌はなんだかガムランのようで一聴の価値あり。

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category: アニメ

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