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アイライン・マッチとは何か  

先日のコメントでアイライン・マッチングの話が出たので、これを簡単に説明しておきます。
必須の用語ではないですが知っておいても損はありません。この概念は180度ルール、いわゆるイマジナリーラインの考え方にも関わってきます。


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■ロクでなし魔術講師と禁忌教典 #04

魔術競技祭、強面ジャイル君とルミアの対話シーン。

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ジャイル君の目線は右下へ。構図はローアングル。
それに続くカットでルミアのアップ。ここでルミアの目線は左上に向かう。構図はハイアングル。
身長差のある2人だがガタイのよいジャイル君のカットはミドルで、小さなルミアはアップにして構図のバランスが取られ、さらに目線の角度を一致させて2つのカットを連続させています。この目線の一致がアイライン・マッチング。


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ルミアが外側に目線を外す、次カットでⅡ組陣営が映されスタジアム内での位置関係を理解させる


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この子はウエンディだっけな。この目線も同じですね。陣営が右翼側にあるのが把握できる


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終盤でフィールドに降りたグレン、その左上からのハイアングルが最後に出てきて、そこで青髪2人が登場。これも構図と目線によって青髪2人が左翼側スタンドに立っていることが想像できる。

画面の中の人物が何かを見る⇔見られる対象、構図と目線に情報が付与される、これがアイラインマッチングです。わかるようなわからないような説明ですね。多分こういったものは、若い方なら感覚的に理解されてると思う。一昔前に流行した「外人四コマ」などもアイラインマッチを利用したものですよね。


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目線は想像以上に人を引きつけます。誰かが何かを見ている絵というものは常に、見られる対象を明らかにしない限り視聴者を落ち着かせることがない。これはもう人の習性のようなもので、これを利用すると、かなり無茶な構図やアングルでも成立させることができたりする


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■響け!ユーフォニアム2 #09 (2016)

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■オカルティック・ナイン #10 (2016)

連続するカットが無茶なダッチアングルであっても、アイラインのマッチ=目線の延長線上にそれを受け取る対象や別の目線があれば、わりと画面は安定します。「少なくともこの人はこれを見ている」という、不自然や違和感の中にもわずかな理解や安定感がある、演出家はそれを利用してるわけです。

これを踏まえて次回イマジナリーラインの話をちょっと


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category: アニメ

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コメント

このロクでなしってアニメのキャラなんで皆発情顔なんですか?

URL |  #-
2017/06/15 05:45 | edit

Re:

あー
なんか題名ではロクでなしと言いつつただの良い先生の話になっちゃてますからね
そりゃ発情もすると思いますわ

URL | 管理人 #pBoZlR9Y
2017/06/15 12:03 | edit

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