大匙屋

健康第一

酒井和男演出、トランジション  

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ラブライブ! #07 (2013)

海未回想、強烈なインパクトをはなつエリーチカ足ワイプ。
静から動への一瞬の遷移で観客のハートわしづかみ。
今回は酒井和男さんの話をしてみようと思う。


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ラブライブ!2期 #11 (2014)

ローポジションで重量感のあるZ軸リヴィールフレーム=逆アイリス、イン/アウト


酒井和男さんは作画出身者らしく現場負担を考慮したオーソドックスな演出に
静と動、陰と陽、縦と横、オンとオフといったメリハリを要所に加え観衆をつかんでいくスタイル。


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機神咆吼デモンベイン #03 (2006)

この各話が酒井和男さんの単独初コンテということになるのかな。
黒澤映画のような紙芝居ワイプ。こういうワイプが現代のアニメでわざわざ使われることはまずない
これを増尾昭一さん(監督)が通したということは、これには演出的意図がある、
もしくは兄貴肌の増尾さんが新人演出家である酒井さんの裁量に任せたかったということ。
いずれにせよ酒井さんはトランジション/ワイプ演出に何らかのこだわりがあると見ていい


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ラブライブ! #07 (2013)

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機動戦士ガンダムAGE #04 (2011)

トランジション/ワイプへのこだわりは後年こういう形になって昇華されている。
ちなみにローポジション、ポン寄りも酒井演出でよく使われる。



ムシウタ (2007) 初監督作品

このOPの演出でもワイプが多用されている。
全体的にはかっこいい仕上がりに見える。
でも虫のキャラクターワイプはやっぱりダサい。

それにしても、デモンベインで初コンテを切った翌年には初監督、
このOPも作ってるわけで、かなりの引き出し/アイデアを持った方ですね。


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この2つのカットが僕は好きです。
右側、虫の翅を使ったリヴィールフレームで重い回り込みカットをうまく省略してる。
人物同士の左右立ち位置の入れ替わりが鮮やかです。


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ムシウタ #03 (2007)

ここでも、遮蔽物を使ったリヴィールフレーム



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機動戦士ガンダムAGE #23 (2011)

2カットをケムリのマッチでつなぐ。
(右の2カット目は人物小さすぎだろう)

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ガンダムビルドファイターズ #16 (2014)

これは爆発のマッチ。



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ガンダムビルドファイターズ #04 (2014)

きららワイプIN→画面分割→レイジディゾルブ
ガンダムシリーズのコンテって様式美を重視してるとこが多分にあるんですが
これは伝統様式を逆手に取った攻めの演出という感じ。
きららがワイプで入ってくるところが酒井さんならでは。



ちょっと長くなりそうなんで次回につづく、次回はスプリット編集の話を。



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