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2016年07月 近況  

更新できないし近況を書こうかと思ったけど
僕の近況を読んでも誰も得しないのでアートを見よう
やっぱり女の絵がいいよね




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今回はピンナップガールアーティスト、アール・モランをご紹介
カラー写真やグラビア印刷がまだ高価だった1930~40年代、広告イラストや雑誌の挿画として
米仏を中心にエッチで少々おバカっぽい女の絵が盛んに描かれた。
学生や労働者、戦場にいる兵士といった若い男性たちはこれらをロッカーや部屋の壁にぺたぺた貼って
ムホムホと息を荒げていた。これがピンナップガールの正しいあり方。堅苦しい芸術とは無縁です。



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アール・モラン(1893 - 1984) Earl Steffa Moran アメリカ・アイオワ州生まれ
本格的なキャリアスタートは38歳と遅く、広告カレンダーを制作する出版会社ブラウン&ビゲローと契約し
女の子イラストで一気にブレイクしました。

1946年に52歳でハリウッドに転居、すでに大女優のポスターも手がけていた売れっ子のモランでしたが、
金がなくてヌードモデルのバイトを探していた20歳の無名女優ノーマ・ジーンと知り合い恋に落ちる。
つい最近どっかで似たような歳の差カップルの話がありましたね!正直うらやましい!
以後数年に渡って彼女をモデルに描きまくるモラン。
後年モンローは「彼はいつも足を実際より細く描いてくれて嬉しかった」と述懐しています。

50年代はサンフェルナンド・バレー~ラスベガスに住み、
キャリア後半はリトグラフから油彩へシフト、本格的なヌード絵画に取り組む。
病により視力を失う1982年まで現役で描き続け、1984年に91歳で永眠。


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アール・モランはピンナップアートの最大成功者の一人ですが
ちょっとバカっぽい女の子の可愛さを健康的かつ表情豊かに描くピンナップアートの主目的からすると
同業のジル・エルブグレンバーガスほど大衆向けではないと僕は思うんですよ。

モランの魅力はより官能的でダイナミックなポージングと、照明知識とその使い方でありましょう。
とくに照明は、よく見るとわかりますがたいがいメインとフィルインで二灯使います。
しかもフィルインはさながら舞台照明、ゼラというか色フィルターを使い、ありえない配色にしてくる。
逆光も半逆光も当たり前のように使う。

これが上手いんですよ。陰影と配色を使って身体の凹凸を最大限に強調するわけです。
日本でこういうことをやってるのって、安彦良和さんくらいじゃないかな。


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安彦良和さん


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僕は安彦良和さんのフォルムには
クレマン・ユレルなど欧米グラフィックアーティストの影響があると見てますが
あのエッジの効いた照明や特徴的でエキセントリックな配色には
アール・モランの影響があるんじゃないかなと気弱に思ってます。


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