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2016冬アニメ 霊剣山 星屑たちの宴  

■霊剣山 星屑たちの宴 http://reikenzan.net/




「九州大陸」をほうき星がかすめた時、運命の子・王陸(おうりく)がとある小さな村に誕生した。
12年後、仙人修行を目的とする五大門派のひとつ「霊剣派」が入門試験を開催、才能をもつ子供達が集う。
成長した王陸は、「空霊根」という類稀な資質と知力をもって、仙人へと至る長い試練の階段を登り始める。

というような話でした。


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中国の有名なオンライン小説を元に描かれた中国のWEBコミックを原作とし、
中国の出版社が日本のスタジオディーンと組んで企画した作品とのことです。
ディーンは元請で、スタジオ雲雀とワンパックが下請け、さらに各話孫請けにも出してるようで
そもそもスケジュールに余裕のない企画だったらしく、作画水準は推して知るべし。

そういやちょっと昔、コンドルヒーローっていう似たような企画がありました。
今後も中華資本のアニメ企画は増えていくと予想されます。
なんか今、日本アニメが1話10万ドルで取引されてるらしいんですよ。マジかよと思います


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物語は、長大なストーリーの序盤を、なるべく原作マンガに沿う形でアニメ化しているようです。
主人公・王陸(おうりく)の「霊剣派」入門試験から、第五長老への弟子入り、きびしい修練と
体質改善の日々が描かれ、やがて修仙界(しゅうせんかい=修行者たちがいる世界)全体を
揺るがすような事件が始まりかけるところまで。

話としては一本道で理解しやすく、山場もいくつか用意されているものの、
天才「王陸」の痛快な物語と宣伝していながら、王陸の活躍する場面はそれほど描かれません。

実はこの原作マンガがあまり上手くないというか、大元の原作小説を上手にビジュアル化できてなくて
たとえばアニメ#06に出てきた修行シーン、無相功・無相剣骨が具体的にどういうものなのか、
マンガではまったく描けていない
それをそっくりそのままアニメ化しちゃってるので、修行が本格的に始まったことはわかるけど、
どのような技術や内容が伝授・体得されてるのかイメージできず、意味が伝わってこない。


加えて、こりゃきついなと特に思うのは、専門用語が膨大でほとんど意味がわからないこと。
ショウセン大会だのセンケだのテンレイコンだのジュウフウジャクスイサンピン、
ムソウコウ、ムソウケンケツ、ムソウケンコツ、ムソウケンシン、ムソウセンシン、
コウリュウジンコウ、インキニュウタイ、シュウテンセイトウフウジンインetc
無理無理無理。用語集を熟読しないと着いていけないです。

字幕をつけても無意味と思います。どうせ読めませんし覚えられもしません。
わからない言葉はわからないままに見ていくしかないです。話自体はそんなに難解ではないので。



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そもそも僕らには、主人公がなぜ仙人になりたいのかすら理解できないわけです。
そこはもう、中国人が仙人に憧れるのは当然、と考えるしかない。

この作品には何人かの「長老」が出てきますが、
最初は「この人たちが仙人なのかな」と思うんですよね。
でも彼ら長老ですら「仙人になりたくて修行してる人たち」なのだと途中でわかってくる。

アメリカ人がニンジャに憧れるとか、日本の厨二少年が能力者に憧れるとかと同じ、
仙人になるための階梯というか「なり方」が用意されてる架空世界において、
そこに物語の主人公が向かうのはごく自然なことなのだと思われます。

日本アニメでは、たとえば復讐や断罪、平和維持のため、社会悪と戦うために力を欲することが多い。
そして力を持った主人公はおおむね滅私奉公で、ストイックで、謙虚ですよね。

対して中国では、自分が折れないため、負けないために超人の力が欲しい、と考えるのかもしれない。
この作品の仙人志願者たちは一様に俗っぽく、大らかでよく笑い、何よりとても自由に見えます。



王舞

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このお姉さんがメインヒロインなの?という、少し意外に感じる部分がある。
美人で巨乳で豪快でバカで楽しい方ですが、行動選択には読みにくい部分もあります。
11話で志峰真人(しほうしんじん)を説教してやり込める時の胆力は痛快です。

声優は山口由里子さんで、赤城リツコ博士とかをやってたベテランの方ですが
なんか声が揺れてて聞き取りづらい

原作が日本の作品なら、この王舞はヘスティア様みたいなロリ系になっただろう


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ロリっぽいアホの子も用意されてるんですけどね。
こっちはヒロインにはならないんだ。これも国柄による感覚の違いなのかな



#04
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マンモス退治で王陸以外は何もしていないわけなんですが、
通過して自信たっぷりに勝ち誇る朱秦や王忠を見てると、
中国の人ってこんな感じが普通なのかなあ、と思う。
これ日本人だったら、ちょっと恥ずかしいというか気まずい思いをするよね

#08
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青雲峰試練で引率した先輩が礼を言いに来る。これはまあ礼儀として理解できるんだけど
一緒に来た聞宝(ぶんほう)が、剣術を教えてほしいと王陸に願い出る。
これは無礼だろと思うんですわ。

何か切実な頼みごとがあるなら、それを目的に出直してくるべきで、
お礼に来たついでに人にモノを頼むべきではない。あからさまに不誠実であるように見える。
中国人にとっては、これも普通なのかな。合理的と考えるのだろうか。
僕には理解できないです。





#01
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01話、雨が降る前にテントの中で何か取引されてて、「どれも良い品だ、金を払ってやれ」という場面。
これ何なのか、意味がわからなかったんですが、王忠が王陸の荷物を売り飛ばしたシーンだったんですね。
わかんねえよこんなの!





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灯篭、美しい
看板のロゴ美しい
中共は嫌いだが中華の歴史文化は好きという人は多いはず 僕もそうです。
商機だと思うんですけどね。ちゃんとリソース割いて、全力でいかんかな、もっと。





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第二期制作決定!
次は、王陸の活躍する場面をもっと増やしてほしいです。


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