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健康第一

2013秋アニメ 弱虫ペダル  

■弱虫ペダル http://yowapeda.com/

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高校新入学した小柄でおとなしいオタク少年・小野田坂道は
奇妙な縁からガチ体育会系で全国レベルの「自転車競技部」に入部することになり、
そこで隠れていた才能を発揮、頭角をあらわし、チームに不可欠な人材となっていく。

というような話でした
1期3クールのあと、2014年秋から第2期放送中


まず作画ですが――
自転車競技ものということであれば
注目すべきは3D背動


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これはもう、ソツなくというか相当頑張ってる感じです。
合宿編、インハイ編など長距離・長時間にわたるレース描写では
ほぼ全編背動の回もふつうにあって、今更だけど凄まじい時代になったもんだなあと
スタッフ死ぬって、こんなの毎回やってたら

#02
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序盤、CGちょっとショボい出来かなと不安になるんですが
スタッフもどんどん慣れてくるのか、回を重ねるごとにクオリティがあがっていく


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チープさや違和感の残るカットもあるにはあるんですが
興がそがれるレベルではなく、動きの中でなら視聴に耐えうる水準
ただ髪など揺れものにはまだ改良の余地はあるように思う

#28
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手描きパートもキャラに寄れば常時髪揺れあるし背動だしで大変だろうなこれ

#02
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手元の芝居、抜粋
ここ丁寧で良い感じですね、スカートの揺れとか
そういえばこの姉ちゃんは主要キャラで唯一CGが用意されてない

#06
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カメラワーク
仰角追尾→上昇。軽快で躍動的

#09
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ティルト→上昇
ドローン撮影風カットですね
これ以上の上昇はキツいのかもしれない

ほかにも良い感じの回り込みなどが何箇所かありましたけど省略


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美峰がこんなに入道雲を描いてるのは珍しいかなとかちょっと思った

#22/#26
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止め絵モブにはやはりコピペ臭が・・・まあしょうがないけど
背中のシワ全部一緒じゃないすか



#05
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ストーリー
経験の浅い初心者が、大事な局面ごとに驚異的粘りで活躍するオーソドクスなスポ根路線
自転車競技という題材の新鮮さによってかなりの部分が救われてる。

登場人物は原則としてみな善人、コミュニケーション能力に問題を抱えた不器用な人たち。
彼らは互いに競技を通してしか語り合えないことから、主要な舞台は必然的に自転車レースになる。


で、小野田が自転車部に入部する動機が、少年漫画にしては弱いと思います。
入部しないと話が始まらないのはもちろんだけど、今泉、ミキ、鳴子と知り合い、
彼らがこぞって小野田の才能を認め自転車競技の世界に引き込もうとし、
小野田も当然のようにそれに応える、という流れは自然だが面白みはないです。

本来スポーツ全般を苦手としてた小野田が、悲願だったアニ研復活をあきらめ、
自転車競技に何を求めたのかがわかりにくい。

「(今泉君や鳴子君に)追いつきたい」という控えめな願望は一応の共感を呼び起こす、
その後のチーム戦術や小野田の描かれ方とも合致してる。
ただ合宿編、インハイ編と小野田が順調に実績を積み上げながら
彼自身は自転車で何をどうしたいのか、どうなりたいのかは漠然としたまま。

インハイ編などは当事者意識もなく「先輩のお手伝い」といった感じしかしない。
小野田の印象はずっと「初心者だけどすごく坂を登れる人」というイメージのまま、
動かないし理解も進まない。物語の訴求力も弱まっていくように見える。


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要するに小野田にとって明確なターゲット、ライバル、克服対象が存在しないんで
たとえば今泉くんはせめて中盤あたりまで、悪役(嫌われ役)として振舞うべきだったかもしれない。
今泉くんは普通に良い人なので、序盤の山場であるウェルカムレースでは
ずぶの素人に敗北した憐れさが目立ち、感動で泣いているミキに温度差を感じる


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ただこうした序盤の構造的物足りなさがあって、
それが後に登場する御堂筋くんの狂気を際立たせる結果にはなってると思う。
御堂筋くんは才能を開花させた孤高の天才で、
常に献身的で紐帯を重んじる小野田と好対照をなしている。
そして今泉くんは二人とは逆に、特徴を失い凡人化していくんですけど。





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