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健康第一

2013秋アニメ メガネブ!  

■メガネブ! http://mgnb.tv/

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メガネの町・鯖江市にあるとされる架空の工業高校を舞台として
女の裸が透けて見える「スケスケメガネ」制作に情熱を傾ける「メガネ部」部員たちの
時にナンセンスで暑苦しい、友情青春コメディ


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まずイケメン日常コメディというのが、意外と手垢のついてない分野です。

監督はよく知らないんですが若い女性の方が抜擢されていると。
でキャラデザインが中嶋敦子、制作がディーンということで
まあ彼ら特有の強烈な色彩が、さらに極端なことになっています。

ディーンの色彩感覚については、僕はこれをもちだたけしの呪いと呼んでるんですが
ハイビジョン化時のパラダイムシフトで多少の保守化はあったものの
伝統的にこのスタジオの色使いは個性的です。

もちだたけしという人は「しおんの王」などに見られる狂気の色指定が持ち味なんですが
ひぐらしの成功も彼のセンスに拠るところは大きかった。
良くも悪くも、今のディーンの色彩設計に影響を残してると思う。


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本作はこれに加えて松根マサトという人の才能が特記されます。
この方はギャルゲーやADVのビジュアルを主にやってきたゲーム業界の人
「ビジュアル演出」という肩書きですが、要するに2Dのモーショングラフィックや
キネティックタイポといった部分で数々の謎効果を加えてると思われます。

#04



これとか。
「何か思いついた」瞬間のカットなんですが
こういう発想やアイデアはアニメ業界からはなかなか出てこないと思うんですよ。
しかもこれワイプにつなげるんですよ。↓





トランジション後のマスターショットより先に
お兄さんたちが弟の異変に気づく横顔をワイプ挿入するっていう
このセンスが凄いなと思う。まあゲームOP的といえば、なるほどという感じ。


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キャラデザイン
メガネキャラっていうのは記号に記号が載ってる状態で造形は難しいと思う。
通常のデザインにメガネが載ると大抵キャラが負ける。セルフレームは特に。
栗山未来(境界の彼方)なども見ていて「これメガネいらんだろ」と思いますしね。

作品特有のビジュアルと、全員メガネという特殊性から中嶋敦子の(良く言えば)オーソドックスな
デザインが選択されたんだとは思うけど、ホモチビと伊達メガネ君、この2人のデザインだけは
僕は最後まで受けつけなかったです。目がでかすぎるねん

顔を立体的にデザインすると影などが多くできるわけですが
影にテクスチャーを貼りこんだり、ハーフトーン化(網点)したりして
状況に応じた形でいろいろ手を加え工夫してますね
フレームの影を顔に描写するのは非常に珍しい


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あと、ストーリーに関しては――

最終話のラストシーンでの鮮やかな回収が一部で話題になってましたが
確かに見事だと思いました。
「アレもコレも伏線だった」と後で気づかされる、
これは確かにこの作品の、ひとつの救いではあった。


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それを承知した上でなお、「つまらないものはつまらないんだよね」と感じる。
各話のシナリオが、構成やギャグやオチが、絶望的につまらない。
「ああ、そういうことだったのか」と思って見返してみてもやっぱりつまらない。

これはもうちょっと各話脚本を上手くやれば良作になったんでないか。
仮に準備段階でそう思っていても、若い女性監督では
なかなかベテランのスタッフにダメ出しもできないことでしょう。

この監督にどんだけの才能があるのか、この作品だけではよくわからないけど
「若手女性監督を抜擢」という宣伝文句で祭り上げておいて
クソ脚本で詰め腹を切らせるというのは少々エゲツないなと僕は思う。
なんで周りはフォローしてやれなかったんですかね。


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あと初めて見たと思う、月にクロスT光
この作品の場合はアリでしょう。


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