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2013秋アニメ 夜桜四重奏 ~ハナノウタ~  

■夜桜四重奏 ~ハナノウタ~ http://yozakura-anime.jp/

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あの世とこの世の境に存在する、人間と妖怪が仲良く暮らすふしぎな町を舞台に
のどかで和やかな住民たちの暮らしぶり、その幸せを守っていこうとする青少年と
町を乗っ取るためにあの世からやってきた勢力との攻防を描くファンタジー。

2008年にアニメ化され商業的には失敗した前作品とは別の、
より原作内容に準拠したリブート企画だそうです。
声優はフィックス、監督・キャラデザインをりょーちも氏が担当した作画寄りアニメ。
この作品がどうこうより、こういうリメイク企画が立ち上がること自体に
希望を感じる人は多いことでしょう。


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女体に反りやひねりを加えたりアオリ多用したりのわりと婉曲なエロ表現多数
パンチラも濫用気味で女性視聴者はちょっと引くレベルかもしれない


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わりと難しそうな角度にも挑んでる感じがそこかしこにする


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#04のプール表現もハイブリッドでよかったです。
水際も完璧とは言わないけど丁寧に描写されてた。



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上の桃華とアオのカットの奥でも幼女が足パタパタしてて細かいけど可愛かった
幼女の足パタパタは#12アバンにもあって相当大事にしてるんだなという感じ。


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作画的に最強と思ったのはやはり#12
バトルは少なかったけど、全編ため息の連続でした。この各話はマジでいい。


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逆に#05の槍さばきとか、#09のざくろちゃんは
やり過ぎてる感じで僕は苦手だった。
こういうのは良い作画というのとは少し違う気がする。

あとは

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#05背動のドアミラー。ふつうこういう作画は回避するんだけど丁寧だと思う。
まあでも、この手のミラーって本当はもっと広角かもしれない。
それと#09小芝居、細かくいうと木刀で肩ぽんぽんの影とか完全じゃないし最後の影も角度変だけど
タイミング変則的で4コマとかも挟んであって、デジタル原画ならではの作画なんだろうな。
移動する男に合わせて女が首から体勢変わるとこがいい

まあ作画に関しては上げていったらキリがないんで、このへんで
おおむね素晴らしい出来だと思います。

以下追記

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シリーズの特殊な事情として、08話と09話の間に本来なら入るはずの3話分のエピソードが
原作単行本第09~11巻の限定ふろくOADシリーズ「ホシノウミ」として2010年に別売されたらしく
そのため08~09話の間で多少話が飛んでいると。(→2013年7月にBlu-rayで発売済)
これは主にざくろちゃんのエピソードのようですが、飛ばしても内容はなんとなく理解できるものの
この構成はむしろ原作ファンで先にOADを見ている人に痛痒があるでしょうね。
新規視聴者にわかってもらえないのではないかという。


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大筋は、「七号」と呼ばれる七本の巨大な桜が開花しそうになっていて、
開花すると、あの世とこの世が融合して世界がぐちゃぐちゃになる。
それを防がなきゃならない、という話。

ひとつ特記しておくと、このシリーズは序盤数話の構成・脚本がかな~り良くて
前回2008年のシリーズを見ていても、見ていなくても、見たけど忘れてても、
それなりに各キャラクターの特性や能力などを一通り理解できる作りになってます。


主人公の基本設定は――

(1)ふだんは凡人として公職に従事。疲労なく余暇も多く、ストレスとは無縁。

(2)可愛い女の子(妖怪)がいっぱいの町で、適当にモテる。
若い男は自分のほかに親友一人だけ。
誰からも慕われ、子供は懐き、大人は親切。町の住民には身勝手さがなく従順。

(3)責任者は幼馴染の美少女で、町の人気者。ひたむきだが弱い部分もあり、支援を必要としてる。
自分は重責のないサポート役。(責任回避)

(4)博愛主義で、理不尽なことを言う長老には堂々と正論で対処。

というわけで、ほぼエロゲー設定。日常は居心地が良い事この上ないです。
物語では、これにヤンキー漫画の要素が加味されます。

(1)突如、強力な敵が絡んできて町の平和をおびやかす。
(2)過去の血の因縁によるちょっとした負い目。
(3)主人公には出自に影響された特殊な戦闘力が備わってる。頼りになる仲間もいる。

設定/プロットでここまでやって
「自分の信じる正義と仲間のために戦うぜ」みたいな話が一丁上がりそうなんですが


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まあ、そう上手くはいかないというか、主人公が弱いと。
敵に相手にされないレベルで弱いと。
なんでここまでバランスが悪いのかなというくらい敵が強く、主人公は仲間に助けてもらうばかり。

長老には啖呵を切り、仲間たちと楽しく余裕で日常を過ごし、女の子にはもて、
敵前に堂々一人で立ち、自信にあふれていながら、いざ戦闘になったら何もできず、役に立たない。
敵は圧倒的にチートで、ストレスがたまるばかり。これだと単純に、見てて哀れで惨めです。

シリーズ13話を掛けて、最終的に僕らは「彼」(=自分)のダメっぷりを、失望を見せつけられるわけで、
この話を、もろ手挙げて喜ぶ人はいないんじゃないかな。
こういう話を「是非に」と他の人にオススメしたくなる人も、いないんじゃないか。(ココ重要)
なんでこういう話にしたんだろう?


#08
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「明名君、君はあちらの世界がどうなってるかわからないからチューニングを行わないと言った。
だがね、今この町での暮らしが80点として、あちらの世界が100点、
それこそ妖怪たちにとって楽園だとしたら?そう考えることはないのかい?」


これ元老院と相容れない明名に対するシダレの台詞なんですが、
一見、公正な意見に見えて、実は意味のない台詞です。
そもそもあちらの世界が天国なら、敵はこちらにやってこないわけで。

教頭なら素朴な疑問として成立する、しかしシダレさんにこれを言わせると、
彼は状況をわかっていて明名をかく乱しようとしてることになり、
会話に別の意味が生じ、関係を混乱させてしまう気がしますね。


#07
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06話Bまでは問題ないと感じたんですが
07話の巨大怪獣との戦闘はあれでいいんですかね。
僕は巨大感がイマいちだと感じた。何より、せっかくの巨大怪獣なのに
町並みを破壊しないのは何故なのかと。何のための巨大怪獣なのだろう?


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この07話のバトルは竜槍のお披露目でもあり、
槍使いのバトルの面白さを表現するのにも、そもそも巨大怪獣が相手では最適でない
長物はやっぱりパースが細かく取れる等身大の相手のほうが映える


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案の定、怪獣に飛びかかろうとするとすぐにどうでもいい邪魔が入る。
違うんだ、そうじゃないんだ。
ここはヒメがついに竜槍を手にして、大活躍するための大切なシーンなんだ。
雑魚が軽率に水を差していい場面じゃない。

なんというか、こういう演出をするセンスがダメ。
しかもここで雑魚が戦闘に水を差すということ自体が、この巨大怪獣との戦闘に
これ以上何のアイデアもありませんと宣言してもいる。残念。



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コメント

序盤に関してはかなりデリケートに、且つ攻めた作りに挑んでいて楽しみだったんですけどね。物語のアップデート(あるいは補強)に関しては6話辺りで挫けちゃった感。
加えてOAD部分のジャンプのおかげで放送話数だと二週立て続けで似たような説明(半妖について)を強いられていて、この辺上手く削ぐなりまとめるなり出来なかったのかなと。
社(結界?)を壊した引きから、それを修繕する入りで繋ぐ辺りは悪くないんですが。
色々薦めにくい出来ではありますね。

URL | maru #-
2016/04/21 20:40 | edit

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