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2013秋アニメ サムライフラメンコ  

■サムライフラメンコ http://www.samumenco.com/

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強い信念を持ち、地域ヒーローとして日夜活動する主人公・羽佐間正義が
若い警官・後藤や、アイドルの真野マリ、特撮俳優の要ジョージら仲間たちと出会い、
やがて自身が想像もしなかった巨大な敵との戦いに身を投じていく。
といった話でした

コンセプトだけ見ると普通に面白そうな話なんですが
ビデオソフトの売り上げは数字も出ない水準で惨敗。
売り上げ=面白さではないにせよ、さすがにここまでの惨敗というのは
そもそも序盤の数話で掴みに失敗してる、と言わざるを得ない。


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いろいろあるけど、主人公の羽佐間に今ひとつ魅力がないのが
最たる問題かなと思います。

正義感は人一倍でとても純粋な男の子だけど、
垢抜けた美形で昼間の職業はモデル、高級マンションに一人暮らし。
夜の余暇時間を使って正義のヒーローとして個人活動している。
もうこの時点で浮世離れしていて、感情移入しにくいと思うんですよ。

倫理や道徳的節度の欠如が社会的責任の放棄につながり、
それが世に混乱を招いていると彼は考え、不良少年に説教したりするわけだけど、
その論調は生活指導の教師そのもの。
中身は純朴で泥臭い未成熟な青年だとわかっていても
勝ち組にいる彼の吐く純粋まっすぐな正論は穢れきった視聴者には響いてこない。

そこで彼と視聴者の間に入るツッコミ役が必要になるわけで、
それが後藤なんだけど


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後藤が羽佐間の介護役として機能しているうちは良いのだけど
物語は後藤を不可分のパートナー、W主人公の一角として育てる方向性を早々に諦める。※1
マリや師匠、文房具といった面々が羽佐間の脇を固め、その中に後藤も埋没していくが、
フラメンジャー編に至り、脇役たちはまとめて物語から排除された。

※1
曲がりなりにも正論を吐いてくる相手に、同じく正論でツッコミを入れるのは
不可能に近いんですよ。なにかと意見が一致しちゃうから。
だから後藤は「一般論」で羽佐間に対抗しようとするんだけど、
それだと今度はダイアローグがつまらないものになって、飽きられてしまう。
後藤が居場所を失い、よりエキセントリックな人材が羽佐間周辺に配置されるのは
約束された悪循環であるように見えます。


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フラメンジャーたちは全員が要ジョージの一面を模したコピー的存在であり、
彼らと絡む場合、羽佐間がツッコミ役に回るしかない。
ここで羽佐間は変節する。ブレるわけです。

羽佐間という主役の魅力を誰かが引き出さないと話は回らないはずなのに、
その引き出し役が物語からどんどん排除され、不安定な羽佐間がツッコミに回る。
終盤の後藤の狂気を描くために羽佐間と後藤が距離を取る必要はあったにせよ
序中盤から段階的に訴求力が失われていく主な原因はここにあるような気がする。

ひらたく言えば、いろいろと張りきり過ぎ、詰め込み過ぎた。やりすぎたということでしょうかね。






作画は感激するような出来のところは少なかったけど、
このヌンチャク迫力あってよかった。

なんか海外出し分の200カットをリテイクしたとかいう話もあったみたいで
おそらく現場は地獄だったことでしょう

#01



ここはサイドチェンジで空いたスペースに蹴り込む
わりと意表を突く面白い演出



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01話で出てきた不良少年がさりげなく19話で再登場して握手したりしてる


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あと22話でブラックの爺さんと友達になったのは16話の清川さんだったりで細かく回収
16話は必見の良回でした。

#22
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全裸になる奴にはかなわねえよな。というのはよくわかる。
ハイジ君は全裸を撃ち殺しても伝説にはなれないから絶対に撃てないし、
全裸で求婚してくる相手を前に一人ぼっちはイヤだと言い続けたら
求婚を受け入れるしかなくなるので、後藤は銃をおろさざるを得ない。
これをホモエンドとか言う人がいるけど、本当はホモフォビアエンドですねこれ。
このへんのまとめ方は力技だけど理には適っている





あとはED1ですかね。これは良曲ですね。ちょっと北欧風のガールズ&ギタポップ

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