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2013秋アニメ 京騒戯画  

■京騒戯画 http://www.kyousougiga-tv.com/

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とある一家をめぐる愛と再生の物語。
父の作った異世界「鏡都(きょうと)」において、失踪した父母の帰りを待ち続ける三人の子供たち。
そこへ別世界から落っこちてきた、新しい妹「コト」。
隔絶された永遠の楽園と、そこに置き去りにされた子供たちの思惑に変化がもたらされ、
やがて鏡都に運命づけられた悪夢のような崩壊の時が訪れる。

というような話でした


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「明恵は難解である」と吉行淳之介が書いてたのを思い出す。
明恵上人を用いたプロットというのは、もうそれだけで驚きです。

易経とかライプニッツをそれとなく絡めてあって、深読みもできるけど
まずペダントリを排除した、軽妙なエンタメとして成立させているのが凄いと思います。
ただ展開の強引さ、省訳された部分が終盤のわかりにくさに繋がってる面は否定できない

#04
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04話、ヤセの地下での回想まじえた一連ですが
ここ、本当にすばらしい。作画もいいし、演出も。
心をわしづかみにされるような苦しさと切なさがある。
見ながら馬越さんだろうと思ったけど違った。さすがに東映作品、レベルが高い。


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要所に出てくるアサガオは
つる性植物ということで執着を意味し、また遺伝や突然変異の象徴でもあり
はかなさの象徴でもあるんでしょう


#09
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触れておかねばと思うのは終盤に何が起きたのかという話ですが――
コトが理想的な分身に育ったから、稲荷が刺すという。

まあこれだけだと、何のことかわからんわけですが

#03
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まず03話において三人議会がつねに最善の選択をするというクラマの言及がある。
意思決定の場に明恵(稲荷にしろ薬師丸にしろ)が不在であろうと
世界は勝手に「最善の選択をする」わけです。
これはおそら上位決定であり、クラマの決定であるように見えて実はそうでもない


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「あるべき様に背くのは悪」(#05)という考えに従い一切の介入を回避すれば
鏡都は滅んでいく。なぜかというと、それが世界にとって最善だから。

ここでモナド論が絡んでくるわけなんですが
誰もが「それは最善でない」と考える方法を稲荷が選ぶことにより
稲荷以外のすべての人、おそらくはメタ的視座に立つ視聴者も含めてですが
相互に関係を持たないすべての意志はハッピーエンドを渇望する。
この力、相互調和が世界に反映すると稲荷は考えた。

もしこの剣がコトの破壊性を解放するなら、
それは可能世界の選択において最善であり、予定調和であることになる。
選択が間違ってるのなら、何も起きないはずだからです。
その点で稲荷には、この後の薬師丸の選択も含めて確信があったので、
こうも嬉々としてるんでしょう。


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直轄部隊の支給品?とデザインは似てるけど、稲荷の剣だけ少し違う。
ということで、この剣は予定調和をつかさどる、要するにクサナギの剣なのでしょう。
神の使う剣なわけだし。物語上、三種の神器は全部揃うことになりますね。



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