大匙屋

健康第一

2013秋アニメ COPPELION  

■COPPELION http://www.starchild.co.jp/special/coppelion/

原発災害により死の町と化した東京都心を舞台に
「コッペリオン」と呼ばれる強化人間の少女たちが、人命救助に奔走する話

でした。


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まあご承知の通り、制作途中で震災が起きるなど数奇な境遇に置かれた作品。
廃墟と化した街を、制服姿の女子高生が歩いてる絵には
311以前ならギャップの面白さがあったのかもしれない。
この巡り合わせは誰も予想できなかったことなんで、仕方が無いとしか言いようがないです。


#05
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残留部隊を倒さないとヘリは送らないとか
テロ計画が露見しながら会議の開催中は対策は何もしないとか、
警察じゃなくわざわざ自衛隊を会議の警備に使う、そのせいで教頭が足止めとか


なんらかの理由でコッペリオンを現場に孤立させることが進行上必須なのはわかるけど
「政治家がアホで、これは人災である」みたいな話は
それこそ福一の対応で国民が現実に見ちゃったので、
今更アニメでこういう手法を取られると、必要以上に拙劣に感じてしまう。

夕方に放送するお子様ランチならそれでもいいのかもしれないけど
青年誌連載漫画を原作とする深夜アニメとなると余計に。

もうちょっとこう、みんな本当に頑張ってるんだけどこうなってしまう、みたいな
宿命的な仕掛けを作れなかったものか






小津姉

途中から第一師団やら小津姉妹やら投入でバトル要素が加味される。
小津姉妹の登場によって、コッペリオンは何らかの執着なしには生きられないといった
設定上の横軸が明確になって、イバラのキャラもようやく活きてくるように思う。

小津姉の場合は妹への愛寵であったり、イバラへの反抗心であったり。


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イバラの場合は、(敵対者を含めた)人命を救うことで
人生を意味あるものにし、自分も救われようとする。

悪徳業者の不法投棄が原因で救難信号を出すに至ったとはいえ
都心にいるのは事情や理由があって現地に残った人で、
彼らを救出するためには救出する側に強い動機や理由が要る。
それがないと要救助者の手前勝手が強調されてしまう。

だからイバラの救命への執着は丁寧かつ執拗に描かれるわけだけど
そこを見落とすと、イバラが敵にとどめを刺さず結果として繰り返し襲撃される、
詰めの甘い人道主義者に見えてしまうので少し注意が必要です。


アオイの精神的未熟さとか、小津姉妹の野放図な振る舞い、
そしてイバラの自己実現への執着とエゴ

秩序の崩壊した舞台で、名誉も財産もすべて失われた人々をめぐり
完全にむき出しの、ナマの感情がぶつかりあって物語がつむがれて行く、
そういう状況設定は、この作品のとても良く出来てる部分

コッペリオンは未成熟な高校生であり、彼らは大人のように打算や合理性で行動しない、
単なる狂気ではなく正常な感覚でそれをやる、そこに予測不可能性があって
物語が面白くなる要素がある

なんだけど


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こういうアホみたいな絵を作ってみたり





これとか、もうちょっと何とかならなかったのか
なんだこの絵






でもこの鉄蜘蛛登場シーンとか、
B2との戦闘シーンとか
カメラがグリグリ動くシーンは実に良かった。1話の壮大な回り込みなんかも

色空間いじったり実線太くして独自の世界観を強調するのは
それなりに効果出てると思う
ただ、陰鬱過ぎてあんまり美しくはないです


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