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げんしけん モブシーンの変遷  

「げんしけん」に付き物なのがコミケシーン(作中では「コミフェス」)
作画スタッフは毎度死ぬ思いであろうとは思いますが
渾身の描き込みを見るのはやはり楽しいものです

モブシーンは2010年以降Massiveなんかを導入する会社が増えて
ちょっとしたイノベーションが起きてる印象があります。(350万円もするらしい…

げんしけんシリーズは2004年、2007年、2013年にそれぞれアニメ化されていて
制作会社やCGIは各シーズンでバラバラなので単純比較はできませんが
そもそもモブについてまともに触れる機会があまりないんで
その変遷をちょっとだけ見てみましょう


■げんしけん (2004) 第03話

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ビッグサイト、雨
傘の色がなんか土気色なのは謎





高さと空間を表現する縦パン、手前のモブには微妙にSL入ってますね





エスカレータ、TU
下階の群集は影のカタマリ





島通路、パースの掛かった構図で動かすのはやはり難しい





会場全景、広さと圧倒的人数を表現するカメラワーク
このカット描くの大変だったろうなあ





真横からの構図だと一転してよく動く
背景の映像もすごい凝ってますねここ。フルで動いてる



■げんしけん2 (2007)

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2期は省力的な作りになってます。人ごみや行列の大半は止め絵で対応
ハイビジョン化で1期より絵は綺麗に、作画の密度も向上したけど
この時点では技術的に大きな変化はなかった







背景にピン合わせて手前人物フォローって
ちょっと珍しい絵ですよねこれ
お姉さんの横を歩いてる人の主観視点





2期は夏コミ回と冬コミ回があってこれは冬のほう。第06話
冬の装いだと線が増えてシルエットも変わって大変な感じ

ただまあ、わりと動かないカキワリでも当時違和感はなかった。
こういうものだという認識だったから

混んではいるけれど
ものすごく人がたくさんいる、というほどの印象はないかもしれない



■げんしけん二代目 (2013) 第05話


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で、2013年です





いやー動く動く
なんかこう、ほんとに人が大勢いるっていう印象





ゴチャゴチャ動くモブと立ち尽くす人物の対比
こういう絵は、以前は作れなかったんですよ。カキワリだと動かないから
フォーカスする人物のほうを動かさざるを得なかった
今は逆のことが可能になって、演出の幅が広がったわけです





全景。広さと人の多さを表現するのにカメラ移動が不要になった
演出がシンプルだとより客観的に、情報はダイレクトに伝わりますよね

モブシーンてのは見て考える絵じゃなくて一瞬で感じ取る絵なんで
CG化が演出に与える影響は小さくないはずです





この時点ですげえなと思うのは
CGで作られたモブが手足だけでなく首も動かして芝居してるとこ
歩幅、歩行速度や進行方向も個別に表現できてる
右上の階段昇降してる人たちの足の動きとか凄いですよね
コミケにしてはオサレ率高めでメガネ率、紙袋率がちょっと低いか



僕の記憶してる範囲では、深夜アニメでモブにCGが使われ始めたのは
ロザバンの頃からのはずです。2008年かな

最初は棒人間みたいなのが超望遠で動いててキモいなくらいだったんですが
ここ数年、つかマクロスF以降か。一気に導入が進んだのは
最近だとまおゆうの最終話とか凝っててすごかった
でもなんか、正直この分野は手描きには及ばないと勝手に思ってたんですけど
このげんしけん二代目でかなり進化を見た感じ。今後もちょっと楽しみです


まあ今回はこんなところで
こういう部分に注目してアニメ見るのも面白いと思いますよ




*各アニメーションgifはファイルサイズの関係で色数を落としてます
参考程度に
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