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2013春アニメ 翠星のガルガンティア  

■翠星のガルガンティア http://gargantia.jp/


高性能戦闘ロボットを操る少年士官が宇宙から落っこちてきて
地球の旧世代の文明に触れ、本来あるべき人間性を獲得していく話

いくつかの惜しまれる生なれのプロットがあるが
そのほとんどは短期シリーズという構成事情によるもの


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疼痛の最たるものはエイミーがヒロインとして成立しきれてない点
彼女は前半の存在感から一転して後半ほぼ物語から消え、
戦場に飛んでくる文脈もはっきりしない
これはフラグの立て方をしくじってるせいだと思う

振り返ってみると活かせたはずのチャンスはいくつかあって


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06話の謝肉祭の回なんかで抱きしめられたときに目を閉じるだけでいいし
焼肉回の給水塔の上から落ちるのがレドでなくエイミーであってもいい
→それをレドが助けるとかで。
あるいはメルティからレドに秋波を送らせるという手でもいい。

どのみち短期シリーズなので、そこはベッタベタに行くほうがわかりやすい。
「偶然出会った二人は、最終的にちゃんと結ばれるのか?」というテーマを
視聴者により強く印象づける必要はあったと思う。

別離を迎えるまでに、後戻りできない関係になる領域へ踏み込めていない。
どうしようもない運命によって引き裂かれていない。
「別れ」というのは、恩義でも愛情でも憎しみでも何でもいいんだけど
何らかの壊せない関係性を共有していて初めて活きると思うわけです。
現状だと、見ていて二人の行く末にあまり気をもまないですよね。

これに関連して

#08
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近づくレドとの別れ、自宅にてエイミーがベベルの前で取り乱す。これもおかしい。
気丈に振舞ってるエイミーが弟の前でだけ泣いちゃうと
この利発な弟は、自分の存在が姉の負担になってると思うんじゃないかな。

少なくともエイミーはそこを一番に気遣うだろうから
ベベルの前でだけは泣いたりしないと思う。
もしもここで感極まって我慢できなかったのだとしても、
部屋を飛び出して外で一人で泣くこともできるはずで。

それをしないということは、エイミーが泣いている自分をわざと弟に見せている、
何もできないとわかっているベベルに依存し甘えているということになる。
でも彼女は本来ならそういうキャラではないはずですよね。

ベベルはこの後、レドと話をつけに行くわけだけど
このベベルの行動は、姉が泣かなくても彼なら姉のために取れる行動なわけで。
結局ここでエイミーが泣く意味ってそんなに無い。

もしエイミーが泣くとしたら、同姓で年上のベローズの前で、くらいだと思うんですよ。
他の人の前では涙なんか見せないんじゃないかな。

なんでエイミーがベローズに相談できなかったかというと、
この時、ベローズにはリジットの面倒を見る役が与えられていたから。
ここでも物語は構成的な失敗をしてる。


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「船団長リジットの苦悩」のプロットはレドの選択や成長とほぼ無関係なんで
物語にはまったく不必要だったと思いますよ。
やってもいいけど、それは例えば二期ででも構わない。

少なくともベローズをリザーブして、エイミーにベベルを困惑させてまで
積極的にやる必要のあるプロットではなかった。
ストーリー上わりとどうでもいいリジットの成長に関わったことで、
ベローズの重要度も一緒に下がっちゃってますよね。

ベローズは苦しんでるエイミーを放置してる一方で
苦しんでるリジットのほうを救っちゃってるわけだから。

これ最悪のパターンでしょう
この部分は尺の短いなかで無意味な寄り道に見えちゃうと思う。


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あとは何だろ。ていうかいっぱいあるんだけどひとつだけ
終盤に空気を読むチェインバーが謎。

なんかレドはともかくチェインバーまでどんどん情緒的になっていくのが不思議。
レドには一応、地球人との交流による心理的変化があるものとして
チェインバーはそれを矯正しに行きそうなもんだけど。

パイロットとしてでなく、人間レドにとってのベストチョイスを
チェインバーが恣意的に解釈してくれちゃう。
ある意味彼は<ぶっ壊れてた>わけですよね。

何がチェインバを「啓発」したのか、そこに物語的なギミックが欲しかった。
多分それは本来ならピニオンがもたらすもののはずだったと思う。
結局これも尺の問題になりますが、さすがにつくりが雑だと感じます。


あとは最後、ヒカリムシとかイカとか問題解決に活かすのかと思った。
ていうか活かすべきだったはず。
じゃないとレドがトラウマ払拭できないだろうと。


そんなところです。

この作品の感想は「虚淵ブランドは過大評価されている」
これに尽きる
でも作画(含む美術と航跡表現)とバトル演出はおおむね素晴しかったですよ。


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