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YAWARA!を語る(2)  

つづき

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ちょっと調べたら「YAWARA!」原作コミックスは当時3000万部も売ったらしいです
なんか今そういう話を聞くと桁が違うんで驚く
みんなが同じものを見て楽しんでいたのかな
浦沢直樹は大友フォロアーの中で最も成功した人ってことになるんでしょうね
この作品に限っては小林まことの影響も大きそうですが


田村亮子の活躍もあってアニメも当時三年にわたる長期シリーズに。
作画は序盤から高いレベルでさらに安定していく感じです。

とくに藤田しげるが参加する中盤以降は
不安定だった本阿弥さやかの造形がぐっと美しくなっていい感じ
なんかこう、運命の出会いをする作品とメーターさんってのがいるよね
中嶋敦子さんとらんまとか、中鶴さんとDBみたいな

あとa fashionable judo girlとか副題がついてるんですが
毎回衣装が変るのも見ていて楽しいです
キャラデザインの兼森義則さんは作監参加回少ないんですが
これだと無理もないと思います。
作品のこういうコダワリの部分は女性監督の特徴なんでしょう


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こういうプロップの作画とか良いですよね
ていうかこの受話器、ここまで描き込んでよく動かす気になる
多分鎌田祥央さん。この方は現ガイナかな


あとはモブ



これは38話の電車、これ良いカットですよね
森脇真琴演出回。この方はミルキィホームズの監督やってる女性の方ですが
なんだか説明が難しいんだけどアイデアにあふれた個性的な演出する
たぶんちょっと変った人なんだと思う




#07 多分これは三原三千雄さん
この回は浦畑達彦さんが演出やってる。この頃は演出家志望だったんですね




#89 誰だかわかんない。佐藤好春さんのような気もする
いい作画ですね、この人がふつかってくるとこ
3コマのもたり感がピッタリはまる感じで


あと背動とか



#13 これは鍋島さんですね。ダイブのあとケツが浮くタイミングが気持ちいい
ガードレールの迫ってくる感じもやたら迫力ある

コマ送りで見ると、そんなに複雑なことはやってないんですよ。
一体なんでこういう絵が描けるんですかね。アニメーターって凄い




#119 背動から止め絵、3回TB
これは何だか、やりたいことは凄くよくわかるというか。
Z軸方向に躍動感のある絵を作りたかったんだと思う



アニメにはZ軸がない、というのは江面久さんが言ってたんだっけな。
でも80年代のアニメって、その存在しないZ軸への切実な憧れは感じるんですよ。

多分それは80年代が帝国の逆襲のデススター攻略から始まって、
それに影響されたさらばヤマトとかあって、さらにトロンとか見て
「これからの映像表現は3D」みたいな漠然とした変化の予感が
あるにはあったんだけどそれをアニメで実現する試みは結局うまくいかず、
そうこうするうちに「ウィザードリイ」とか「スペースハリアー」とか出てきちゃって
どうもアニメ側には負けてる感がある、忸怩たるものがあったと思うんですよ。

当時もっとも世界に輸出された日本アニメの3D背動って
キャプテン翼だった・・・と思いつつ確認してみると


キャプテン翼#09 1983

3D作画じゃなくBG引いてるだけだったのね・・・
これ超人気作だったし、長いこと勘違いしてたよ。まあ考えてみれば当然か

いずれにせよ「限られたリソースで奥行き感のある画を作りたい」という当時の欲求は
今現在の比じゃない、わき上がるような情熱があったと推察できます。
その発露が上の「背動止め絵3回TB」なのですよきっと


不思議なもんで、今は各種ガイドとかで3Dも当時に比べたら
ずいぶん作りやすくなってるはずなんだけど
情熱のほうはいつの間にか失われちゃってる感じはしますね。
進撃は本当にすごいと僕も思いますが

まあ大変なのは今も昔も同じなんでしょうけど
背動はスポーツ物の大きな華なんで、凄いのを見たいです




ちょっと脱線したんで仕切り直します
次は試合シーンを中心に
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