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咲-Saki- 阿知賀編について(2)  

咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A http://www.saki-anime.com

だいぶ前にも少し書いたのですが
完結したので改めてまとめ


(1)構成がひどい

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・赤木晴枝の存在が活きてない。
彼女が阿知賀の地力を底上げした部分をメリハリつけて見せないので
準決まで彼女が必要だったのかどうかすらわからない

データマンとして対戦各校のデータは精査してるかと思いきや
三尋木咏による怜の能力解説に驚いてる始末
準決でいきなり仕事し始めるのは一応反省したからか
あと02話で語られたトラウマ設定どうなった


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・「特殊な打ち手」としながら、アラタの打牌を準決まで見せない。
特殊というのは異能なのかデジタル寄りなのか、
結局アラタってどんな打ち手?どのくらいの強さ?
という問いに全話見た人でも答えられない

・描写の出し惜しみのせいで阿知賀メンのことがよくわからない
武器も弱点も曖昧なので応援しようがなく、これで阿知賀女子の人気が出るはずがない



(2)設定がひどい

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・「まくら神怜ちゃん」「リザベーション」
神聖なガチ勝負の場に平然と他力を持ち込む
それは自分ひとりでは勝てないと最初から負けを認めてるようなもの
それで勝って本当に嬉しいか?と問いたくなる


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・シズノの突然の能力開花
2速まで上げるとか、10速でとか、意味があったのか。二回戦の苦戦は何だったのか



(3)展開がひどい

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・インハイ史上最強チームなのにいくらなんでも亦野が弱すぎ


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・ノーマークな地味キャラの妙な強さ
理由は彼女も九州の強豪校の三年だから


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・白糸台、負けたことで清澄に対して脅威度が激減。
佐々木健介状態となり、少なくとも総合力において対策不能な恐ろしさは消えうせた
全国大会二連覇してる劇中最大の敵チームを弱くしてどうする

では阿知賀がそれに取って替わるかといえば、
かつての白糸台vs清澄に感じた好カード感をしのぐほどのものを阿知賀には感じない
そもそも阿知賀の最終目的は準決の壁を越えて和と遊ぶことであって
それなら別に二位通過でもよかった

全国ランキング1位2位の二校を同時に破る快挙といえば確かに主人公チームらしいが
本編の因縁の姉妹対決に外伝で水を差す必要は本当にあったのか




で、ここからが本題なんですが――

気づいた問題点をいろいろ挙げましたけど、そんなの実は全部どうでもいいんですよ。
こういう「コレちょっとどうなん」というポイントの数々って
見ていて不満を感じるものというより


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こういうノリなんですよ

荒唐無稽な能力麻雀の物語に「それ荒唐無稽だろ」と言ってもしょうがないわけで。
「その展開はないだろ」「その能力は卑怯だろ」と闊達に意見が交わされることも
咲という作品をめぐる文化の一部であったりする。


終わってみれば、順当に主人公校と最強校が勝ってるわけだけど
意外と見てる間はどうなるか本当にわからない。最後まで先が読めない。
阿知賀よりも千里山のほうが人気だったりするので
千里山が勝っちゃうと清澄とどっちを応援していいかわからなくなる。
なので阿知賀が勝ってくれれば本編では安心して清澄を応援できる。

まあそうじゃない人もいるでしょうが
この作品の特徴、咲という物語が他作品に比べて特殊なのは、
阿知賀よりも敵である千里山のほうが魅力があるといった点に通じるように
勝ち抜き戦の経過を順番に見ていく以外にも
やたら楽しみ方がたくさんあるという部分だと思うわけです。


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とてつもない怪物が圧倒的な存在感を示すかと思えば


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凡愚な一般人が印象に残る働きをしたり


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ボコられた妹の仇を取りに行く姉ちゃんがやたら熱くて感激したり


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調子こいてた下っ端が痛快なまでに良いリアクションを見せてくれたり


闘牌面白い、キャラ可愛い、百合萌える、パンツはいてない、回想うざい、
要するに良いところも悪いところも作中にたくさんあって
それぞれについて延々と語る喜びを与えてくれる。
話がわかりやすくて、評価も批判も誰にでも簡単にできる。

完全無欠じゃない、緻密なのにスキだらけ。
充実した趣向を凝らしてサービス精神にあふれてるのに
意外と雑で荒削りなところが魅力なわけで。

だから日々膨大なファンアートやSSが産み出され
それを楽しみにしてる人も大勢いて
その人たちの全部が麻雀のルールを把握してるはずがない、つまりそこに敷居はない。
そういうひとつの総合ジャンル、というより咲という文化村が形成されてる。
つまらない納得できないといって途中退場する人があんまりいない。
今後の展開だって、多分みんな3年でも5年でも余裕で待つわけでしょう。
ここまで愛されてる、こんな作品めったにないです。


だからこのまま行けばいいと思うんですよ、この作品は。

今回下げられた白糸台と今後予想される清澄との対戦だって
何だかんだできっと予想もつかない面白さになるでしょうし
そういう期待も常に上回って来たのがこの作品ですよね
多分それがみんなわかってるから、安心して惑溺できるのでしょう


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category: アニメ

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