大匙屋

健康第一

水際の話、続き  

退化とか書いたのはまずかった
昔のアニメはちゃんと水際が描けてたのかと言われると
これは実のところ、必ずしもそうでもないわけです。

爆発や崩落、破片に地割れ、炎といった現象・自然物の描かれ方は
どんどん発明され進化しているけれど
水際に関しては長いこと変化がないよねという話がしたかった。
まあ相対的な退化と無理に言えなくもないけど
誤解を招くのでそこは訂正させてください。


多くの方に楽しんで?もらえたようなんで
この際だからボツネタにした分のgifも出しときます。
また重くなりますが、年代順にバブル以前のものを。
何かの参考になれば。




(1996) 地獄先生ぬ~べ~ 第17話「プールサイドのロマンス…第4コースの幽霊」
水際とは関係ないけど背中の影の塗りが妙に綺麗ですねこれ



(1999) セラフィムコール 第04話「楠初摘~飛翔する天使」
水面の揺れに弾力と水の重さを感じます。いい作画ですよね
やっぱり手描きはいい



(2001) あぃまぃみぃ!ストロベリー・エッグ 第06話「硝子たちのパウダーパズル」
ご覧の通り、水際は動いてません。色トレスで境界が曖昧になるので
一直線の寒天CGほどの違和感は残らないかもしれないけど
っていうかこの絵だと美術さんが描いてるのか



(2001) シスター・プリンセス 第10話「頑張って、あにぃ!」
シスプリは作画全体的に低調でしたが
それにしてもこれはすごい手間が掛かってそうですよね。
境界は白の実線になってる



(2002) あずまんが大王 第04話「楽しい職業 プールプールプール りぼん ふたりっきり いいひと (プール!)」
ここではあえてこのカットを
水中のとこ、エフェクトかかってますね

僕の記憶では、灰羽連盟のEDを見てその映像の美しさに
びっくりしたのがこの頃
おそらくこの1、2年でAEが撮影現場に普及し始めたんじゃないかな



(2002) おねがい☆ティーチャー 第05話「そんな先生に、ぼくは」
だいたいこのあたりでCGプール始まってた
AIC下請けで、同社はちょうど事業拡大を計り投資を重ねていた時期
あおきえいさんの初期の演出回。前年まで青木英という名義でAIC撮影部にいたはず



(2003) おねがいツインズ 第07話「おもいでづくり」
すでにこういう水面エフェクトも完成してた
コンポジットはスタジオ・武遊と故わたなべぢゅんいちさんが担当
水面は揺れなくなったので功罪はあれど現在へと続く大きな流れがこのあたりから



(2003) フルメタル・パニック ふもっふ? 第08話「女神の来日(受難編)」
京アニもCG化
撮影部のあるとこがやっぱり一早くCGのプールにしたみたい

右奥~左手前を結び放射状に幾層の光の粒が流れてる
これで波を表現しようとしてるんですね。さすがに試行錯誤してます。
ていうかこのフレアっぽい光はまさか手描きでやってるのかなあ



(2003) 神魂合体ゴーダンナー!! 第08話 「華麗なる撃墜王」
水しぶきの動きにいまいちキレがない気がする
あと、この尻はハイライトが入ってるので木村貴宏さんが修正入れてると思われ
問題はそこじゃないですね水際の話でした。いい感じの手描きです。

ケツが水から上がる瞬間に水の流れが止まり、
女性の身体に引っ張られるように水面全体が隆起するのに注目してください。
作画に立体感を感じますよね。
こういう表現がCGで可能になるなら言うことなしです



(2003) 成恵の世界 第07話「プール!?危機三発」
なにかこう、のっぺりした水面に見えなくもない
水際がなければスケートリンクのように見える
例えばこれと、上にあるおねツイ・おねティのCGプールを比較したら
後者を選んでしまうのは当然の流れ
手描きプールはブレイクスルーに相当する新技法が開発される前に
時代の要請によってCGに駆逐されたのかもしれない



(2004) スクールランブル 第11話 「奈良! 烏丸! 播磨!」
作風や情報量にもよりますが
無理にCGじゃなくても、こういう表現は今でも全然アリだと思います。
でもやっぱり大変なんだろうけど



次回、「あずまんが大王」第04話について少し。
こういう機会がないとなかなか触れられないんで、触れておきたい

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