大匙屋

健康第一

2012秋アニメ 絶園のテンペスト  

■絶園のテンペスト http://www.zetsuen.net/

#20
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うおおおおもすれえええ
と思った第20話でした
これだけでも見る価値はあった



#24
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「何かが足りない。決定的な何かが」
「こんな時、愛花ちゃんだったら何て言うかな」

羽村の攻撃がはじまりの木に通用せず、状況が悪化していく中での
マヒロと吉野の会話。
この時点までは何も言うべき事はないと思ってたんですが
ここから何も起きない、吉野がアクションを起こさないことに
ちょっぴり失望しましたよ。


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絶園の剣が召還され、羽村の俺ツエーEND
別にこれはこれでもいいと思うんですが、なんかスッキリしない。

羽村が、絶園の魔法使いとして、絶園の剣によってはじまりの木を倒す。
たしかにその筋書きはきちんと辻褄が合っています。
しかし物語として辻褄は合っているにせよ、文脈は無視されてるわけです。

物語は人類側の勝利によって大団円を迎え、
誰も不幸になってないので後口はさわやかだけど
結局のところ敵側に用意された絶園の剣がはじまりの木に止めを刺すのなら、
それは宇宙人にとって想定内、シナリオを踏襲したヌルゲーの物語。
人類が、その呪われた運命を超克した話にはならないですよね。

劇中で起きたことは「全部が全部はじまりの木のシナリオ通り」、
結局すべては茶番であるという解釈に物語を帰結させてしまう。
イレギュラーが何ひとつ発生してないからですね。


じゃあ吉野ってのは何だったのという話になるわけで。
なんであそこに居たの? 主人公だから?
左門によれば、吉野ははじまりの木のコトワリを逸脱した存在ではなかったのか?

吉野が絶園の魔法使いではないか、という疑惑そのものは
姫様と愛花の邂逅によって晴れたにせよ、
ではなぜ吉野は富士以降、はじまりの木を不利にする行動が取れたのか?
その点はうやむやにされている。

ならば愛花によって生かされたはずの吉野は一体何を成し遂げたのか?
振り返ってみると、彼はただ富士において
その機転によって姫様を連れ戻しただけです。
物語を徒に複雑化させていながら、実は他には何もしていない。
本当に、呆れるくらい、何もしていない。何だそれ。


ここまで何もしていない、しかしだからこそ、我々は最終決戦に
何らかのかたちで吉野が絡んでくるはずだと思って見ていた。

たとえば愛花から吉野に贈られたペンダント。
愛花からのメッセージが込められた携帯電話。
「最後の供物」となるであろう、由縁のあるアイテムもそこにあったわけです。
まあ、鎖部の魔法は使えない状況とされていましたけど。

吉野はやはり「絶園の魔法使い」の「心」であるべきだった。
最後の最後で、決定機に絡むために愛花によって見出された
特別な人間であるはずだった。
だからこそ、彼はここまでコトワリを無視した存在でいられたのです。
それが正しい文脈だった<はず>です。
結果はご覧の通りなんですが。

#16
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愛花 「私が知る中で、吉野さんが一番怖い人だと思いますよ」

愛花もわざわざ吉野をこう評している。
でもこれは結局、兄に黙って平然と自分と付き合ってるからという、
ただそれだけの話になってしまうわけで。

ここまでお膳立てをしておきながら、これらを何一つ活かさないのは
なんだかもったいないなと。



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