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2012秋アニメ ヨルムンガンド PERFECT ORDER  

■ヨルムンガンド PERFECT ORDER http://www.jormungand.tv/
ほしひとつ


常々カッコ良さというのは生きザマのことだと思っておりまして
生きザマとはすなわち死にざま、滅び方の問題であります。
どんな悪党だろうと散華の仕方によってはカッコ良く見えるもので。

強敵や好敵手として長く君臨するのもいいが
あっさりと退場することで逆に印象を強めていくキャラもいます。
ランバ・ラルなんかが最たる存在ですね。

そこでヘックスであります。

#03
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「B-52だ。私の国の爆撃機」


「2000年を過ぎたあたりから戦争の形態が変わってきている」というのが
作中のあらゆるキャラの共通認識であるわけですが、
変動する時代の戦場を生き抜いてきた彼女を看取るのが
ロートルのB-52であるというのがイイですね。


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1964年のキューブリックの映画にも登場するこのB52は
ペイロードと燃費に優れた戦略爆撃機です。

しかし空中給油というシステムが発達し、爆弾も小型・高性能化。
結果として低燃費の大型爆撃機そのものが不要になり、
新型機が投入されないためB-52は就役から半世紀以上経った今も現役で、
ニッチなミッションに対応する形で飛び続けている。
一説によると、あと50年は改修しながら飛び続けるそうです。
言わばその存在は米空軍の誇りそのもの。


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投下される爆弾はMK82かな。
先端の風車が落下による風流で回転し信管の安全解除する仕組みですが
細かいとこまで描いてますね。


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ヘックスは生粋の愛国者であるがゆえに
名機B-52によるこの空爆で確実に命はないと即断でき、迷い無く引鉄を引ける。

彼女は変動する時代に合わせてその存在のあり方を変えてゆける人ではない。
だからこれはオーバーキルであるとかそういう問題ではなく、
ここへ空爆に来るのは、やはりB-52でなければならなかったわけです。



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#09
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よくわからないのが日野木一佐の再登場。
ダレス空港での会席ですが、ここでブックマンや日野木が
何をしたいのかがまったくわからない。


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日野木はブックマンに挑発される形でNSAに戻るわけですが
そこにはプレイム海軍中佐がいて、結局何もさせてもらえない。
彼の存在はブックマンの政治力の前にかませ犬にすらなれていない。
「乗せて落とすか」とか言ってるけど何ひとつ意味がない。なんだこれ。


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ブックマンによるナイトナインの遅延工作も含めて
このあたりのプロットは原作において別の展開が用意されてたけど
結局形にならなかったパターンじゃないですかね。
それをそのままアニメにしてしまったような。

合理的な理由を無理やり見つけ出すことも可能だけど、
ここに関しては、もう少し広がるはずだった話を完成しないまま
出しちゃったってのが正解のように見える。

僕的には、ここがどうしても気になった関係で
★★ふたつだったものが
ひとつになりました。


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日野木は「5年以内にトージョがココを離れる」という予言を残したまま
再登場しないほうが良かったかもしれない。
彼の場合はヘックスとは真逆で、退場の仕方を間違えた。
実にカッコ悪い人になってしまった。



ちょっと長くなっちゃったので二回に分けます。
次回もヨルムンガンド。

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