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2012秋アニメ コード:ブレイカー  

■コード:ブレイカー CODE:BREAKER http://www.code-breaker.jp/

異能を持つ少年たちの能力バトルでした。


2013002010_080080200.jpg


往々にして
シンプルに三行ほどで内容を説明できるのが良作の条件だったりしますが
この作品の場合、さくらという少女をあまり上手に活かせなかったことで
独自の印象が薄まってしまった。ゆえに一行で説明が済んでしまう。

「政府の暗殺組織エデン所属の異能者=コードブレイカー。そのNo.6である少年が
古風な体育会系女子高生・さくらと出会い、互いの価値観を衝突させながら
試練を乗り越えて成長していく話」

こんな感じなのかな、本来なら。


・能力者同士のエフェクトバトルなんだろう。
・少年マガジン連載=ヤンキーマンガ支持層にも受けないといけない=
山場は能力を使い果たし、体力勝負の殴り合いだろう。
・サンデー系よりイケメン成分多め、エロ成分は少なめだろう。

このあたりって、どうしたって予測がつきますから
そこを裏切ってくれれば大きく好印象だったりもするのですが。

そもそもこのシリーズは恐らく原作で序盤に位置するエピソードで、
それだけで1クールが終了してしまった感じ。
主要な登場人物が集合し、大きな事件をひとつ越えて、
じゃあこれからいよいよさくらを中心とした化学変化が起きますね、
あるいは個別回で各人物を掘り下げますね、という段階で終了する。

少年マンガというのは、連載開始からどうにか読者人気の出る方向にと
さまざまに模索しながら話を進めていくところがあるので、
序章から完成度の高いエピソードが展開されることはまれです。
この原作も単行本20巻を越える人気作らしいので、
本番はまさにこれからなのでしょうが、これはもう仕方ないですね。
アニメ用に無茶な改変もできないでしょうし。


とはいえ、王道物の能力バトルはやっぱりいいですね。
ふんだんに散りばめられた様式美や決め台詞にほっこりとします。
決して皮肉ではないです。


2013002011_070090300.jpg

やっぱ立つなら高い場所ですよね。


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レイアウトもいいですよ。ここらへんとか。作画も水準高い。
バトルシーンはどうしてもエフェクト中心になるんで、
さすがにちょっと退屈ですが。


ただ、構成に関してはちょっと変なとこがある。
第05話の子供殺しのエピソードはクソみたいな話でうんざりですが
まあ連載序盤にはこういうことも起こりうる。

問題は上でも少し触れましたが、
(1)人見の事件でさくらがまったく役に立ってない。ほぼ消えてる。
さくらの声が、中身がからっぽの人見に届かないのは当然としても、
彼女は基本、人見の自分語りに相槌を打つだけ。
せめて大神覚醒のトリガーにはなってくれないと
いくらなんでも、何のためにあの場にいるのかわからない。

(2)人見の計画立案が杜撰すぎる。
コードブレイカーはそれぞれに目的を持ってる、と4話でトキが言っちゃってるので
エデンの労働環境からみんなを救済しようとした人見の行動や目的に意味を感じない。
愁嘆場で盛り上げてはいるけど、これ致命的な構成ミスのような気がします。

人見の要求は結局のところ待遇改善で、テロ計画は要するに雇用創出。
しかし一方でエデン=首相も、能力者に対して雇用創出してる面がある。

人見には何故ほかの皆がエデンに盲従するのかわからないわけですが、
そもそもエデンはコードブレイカーたちを掌握なんかしていない。
皆それぞれに個別の目的があって、大神も「バイト」と最初から割り切っている。


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何も目的を持たず
ただ平和な世界だけを夢想してた人見。そこに他のメンバーとの齟齬がある。
哀れというか、からっぽですよね。

それだけに、練り上げたテロ計画がああまで稚拙だと
頭も悪いんだな、という風に見えてしまうのが残念です。
もうちょっと何とかなったのではないか。
純粋な悪落ちとして物語に絶望をもたらすことができたのではないか。



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藤原首相。いいっすね顔芸。
最終盤において、瀕死の人見の前で首相が露悪的に振舞うけど、
あそこまでする意味が不明。
まあ彼もラスボスクラスの能力者っぽいセリフはあったけれど。

あそこで首相が人見を挑発するのは、
かつて人見の進言を首相が受け入れなかった理由説明と
人見の大神に対する評価シーンにつなげる意味があったわけだけど
どちらにしても厳密にあそこでやる必要のあるものではなかった。

むしろ首相をぶっ飛ばすのは
トキではなくさくらであるべきだったと思いますよ。

まあ、首相がコードブレイカーたちに対して共通の敵として君臨してみせることで、
精神的支柱であった人見を二度失った彼らの連帯を強める効果は
あったといえばあったのか。


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そこまでしてエデンに従う理由が
実際コードブレイカーたちにはあるってことなんでしょうけど
わざわざあそこまでされると、とりあえず止めないでそいつ殺しちゃえば?と
思っちゃいますよね。どうしても。
どうもスッキリしないです。他が比較的綺麗にまとまってるだけに。



あとはなんだろ。
やっぱり平家先輩



成田剣さんかと思ったらジャイアンだった


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平家先輩を筆頭に、登場キャラクターはどれも個性的ですばらしい。
微妙なニュアンスをこめた表情の作り方も上手いし、
それをうまく引き出す人間関係もある。

2クールありさえすれば、もっとさくらの存在も活きただろうし
そういう意味ではとても惜しい、惜しい作品。


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