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2012秋アニメ 武装神姫  

■武装神姫 http://www.tbs.co.jp/anime/busou/

身長15cmのミニサイズで重武装も可能な人形たちが
ちょっと頼りないけど優しいマスターの生活の世話をしつつ
おもしろおかしく日常を過ごす物語

CGバトルはスピード感重視でエフェクトも凝ってますが
メインである日常描写は、そばに大きさの比較対象物などがない場合
カットによってレイアウトが崩れたり作画も微妙になったりして
作るほうもかなり苦労されてる感じがします。


6122013002002_190590200.jpg


専用のバーチャル空間などを用意して
それなりにリアリティを出そうという試みがあるわけですが
これが返って神姫たちの関係に排他性を持たせ
マスターの存在感がどんどん薄くなっていくという難点が。


6122013002002_190470360.jpg


神姫たちが日常空間にいる場合は
部屋にある膨大な数の小物との位置関係を常に意識せねばならず
こりゃ、描くほうは本当に大変だろうと。


6122013002004_060180130.jpg


こういう小人目線の構図が見られるのは
この作品ならではの楽しい部分です。





バトルのほうは
神姫の重量の関係で地面や壁をぶっ壊すといった派手な表現ができないためか
ケムリや水しぶき、火花などのエフェクトに凝っているのがわかります。
これは作品の大きな見所になってます。
↑は影がいい加減だったりするけど

CGに関しては、インフィニットストラトスの頃からさらに進化して
DFやらフレアやら場面によってバランスも良く、違和感はほとんど無いレベル。
ここまで来たかという感じがします。


6122013002002_030380570.jpg


キャラの顔アップすらもCGで描かれている部分がたくさんあって
手描きとほぼ遜色ない。これはキャラデザインの功績も大きいでしょう。
どっからどこまで手描きなのか、よくわからんほどです。
もっと実線太くていいんじゃねと思うのですが
そうできない事情もいろいろとありそうですね。


6122013002001_150140490.jpg


こういうパースもCGで作れるんですね。
ていうか動きの中でこういう絵を使うのって
かなり高度なことをやってると思うのですが。



とにかくどっからどう見ても、スタッフすげえ頑張ってる。それは認める。
まあしかし、これは売れないでしょうな(´・ω・`)


まず神姫たちの15cmというサイズが
セクシャルなイメージと断絶しているという点もあるのですが
もっと根本的に、彼女らはしっかりし過ぎてると思いますよ。

朝になったらマスターを起こし、朝飯を用意し、
マスターが学校に行ったらお留守番。
部屋をすみずみまで掃除し、宅配便が来れば押捺し、電気代は節約して、
マスターが弁当を忘れれば届け、雨が降れば傘を持って迎えに行き、
あとはひたすらお行儀良くマスターの帰りを待つ。
マスターの喜びだけが自分達の喜び。
一体なんでこんなことになってるのか。それの何が面白いのか?

萌えというのは拙さの中にあると僕は思うわけです。
15cmの小さな美少女がいる生活、と聞いたら
どんなアホなことをしでかしてくれるのかと期待しますよ。
それが4人もいたら、毎日しっちゃかめっちゃかで退屈しないだろう、
きっと部屋の中は収拾のつかない事態になるだろう、
腹の立つことも多いだろう、でもそれは多分幸せな日々なんだと。

でもこの神姫たちは、その期待には応えてくれないわけです。
彼女たちは優秀で従順で、トラブルは基本的に彼女たちの周囲でのみ起こり
マスターの生活は終始乱されることがない。


6122013002004_060180300.jpg
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結局マスターの存在は、神姫たちのデレ顔を引き出す装置としてしか
機能していません。

「神姫可愛いです」とは思えても
「ここに理想の生活がある」とは誰も思わないんじゃないですかね。
そこは物語として提示する必要の無い部分でしょうか?
僕は仮にそれが人形のプロモーション企画であったとしても、
むしろそうであればこそ、そこをまず描くべきじゃね?と思うんですが。


6122013002004_110420210.jpg


象徴的なのが第02話のこのシーンで
マスターの入学祝いとして、神姫たちがごちそうを用意する。
綺麗に仕上がってて完璧です。
完璧ですが、とても普通ですよね。

本当はここに至るまでにいろいろとトラブルがあって
時間がギリギリだったりした。

たとえばここは、出来上がった料理は完璧だけど
テーブルの周りの床などはゴチャゴチャに散らかってて
足の踏み場も無いほど大変な惨状であるべきだと思うんですよ。
見るからに大変な作業だったのがわかる、復旧にも時間が掛かりそう、
でも料理だけは間に合った。
マスターは神姫たちの心遣いが嬉しい反面、彼女たちの得意顔で怒るに怒れない。
これがそういうシーンであれば、それこそが萌えじゃないですか。

そういう「ちょっとした外し方」の部分が
この作品ってまるで出来てないように思うわけです。
なぜか、神姫たちのやることを完璧にしてしまう。
やることが完璧だから、僕達は神姫たちにかき乱され心奪われることがない。


6122013002004_110440120.jpg


唯一レーネには予測不可能な香りがしますが
スリリングで不確実でポリフォニックな関係性の発展まではみられず。
神姫たちは優秀でソツがなく、一様におとなし過ぎです。
そこに感じるのは神姫たちの人格ではなく、ただの製品の香りです。
それはもう、例えるならルンバの擬人化じゃないですか?

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