大匙屋

健康第一

2012秋アニメ K    

■ K  http://k-project.jpn.com/

情報量多め。キャラ同士のアングルが多様で、なおかつ難解な作中用語も頻出。
物覚えが悪いためメモを取りながら視聴したところ、肩がこってヘトヘトになりました。

しかし、これを漫然と流し見してたら内容が理解できない、
というよりも捨ててよい情報と重要な情報との区別がつかないです。
主要キャラクターの行動目的が中・終盤まで判然としないせいで。

この大層わがままな作りで、一巻9000本売ってるのだから実際たいしたものです。
二期の制作にも入ってるそうで、現実に多くの支持を獲得してるわけです。
大成功してるといっていい。


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そういえばこれ、ヒロインがケツ穴をさらした史上初のアニメですよね。



で、とりあえず前述したキャラの行動目的について少し整理してみます。

まず、三人の王のそれぞれの行動を洗い出してみると

<無色の王>
・赤クラン幹部・戸塚タタラを殺害>飛行船に移動し、白銀の身体を奪う>飛行船落とし>地上にて赤を挑発>学園島に潜伏
・行動目的は、王同士を争わせ、最終的に全王を倒すこと

<赤の王>
・戸塚タタラ殺害事件で拳銃の流通ルートを探るが空振り>わざと青のクランに捕まる>無色の再挑発待ち>脱走、学園島へ
・行動目的「落とし前をつける」と本人が語る

<青の王>
・赤の王に、軽率な行動を思い留まるよう進言
・「ユウキシステム」で無色探し>戸塚タタラ殺害に関係してそうな白銀の調査>脱走した赤を追い学園島へ
・行動目的は、ダモ剣落下による破滅の回避


彼らの行動には完全にスジが通っており、行動目的のほうも一応、終盤で直接語られます。
なので最後まで見てさえいれば、話としては理解できる。
問題は、その彼らそれぞれの目的が明確になるまでの引きの弱さですね。

物語は「トツカタタラ」が殺害された事件を発端とするわけですが、
そもそも何故タタラが殺されたのかがわかりにくい
ここが肝であろうと思うんですよ。タタラが殺されたのが偶発的に見えてしまう。

無色の王は、赤王を挑発したかった。
赤の幹部を殺して、その責任をシロに被せつつ赤王を挑発し、
ダモ剣の落下、赤青両クランの激突と混乱を作りたかったわけです。
だがその挑発に、赤王は乗ろうとしなかった。

この一連の流れがわかりにくいために、
赤王が青クランに自ら捕まり、寝て過ごしてる意味がわからない。
後の行動の意味も「落とし前をつける」と赤王本人が口にするまで見えてこない。


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で、これを回避するためには
殺害前に無色の王に「ホムラの戸塚タタラだな」と確認させるとか
いくつか方法はあったはずなんですよ。
ホムラの幹部とわかってて殺したのであれば、
赤王には復讐の動機がちゃんとセットされますよね。
タタラはなぜか自分から自己紹介しちゃってますけど。アホかと。


あるいは、全然違う方法として
戸塚タタラを最初から「美少女」にしちゃうという手でもよかった。
もし女の子だったら、それが無慈悲に殺されれば
赤王には激しい復讐の動機が芽生える(と視聴者に理解される)ので
展開は大変わかりやすくなる。
まあ、腐な方々には不興を買うでしょうけど。





あとは、ネコの能力について――
6話あたりで一気に物語が面白くなる、例の叙述トリックですが。

ネコによる知覚操作、認識だけでなく、記憶まで操作できるってのは
トリックとしてアンフェアといったら言い過ぎですが
あのままでは少し都合が良過ぎではないかと。

認識が操作されるシーンは追いかけっこで出てきたけれど
記憶が操作されるシーンは別途に挟んどくべきだったんじゃないかな。
じゃないと、(登場人物たちにとって)まったく予測の立てようがない。

にも関わらず「偽りの記憶を作り出したり、初めて出会った人間を古い知人のように
思い込ませたりすることができる」と、クロが唐突に知ったふうな説明しますよね。
あそこに違和感が生じる。


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だとしたら、クロに実体験で記憶操作されるイベントを用意してあげるべきだった。
これは別に尺を取るような話ではなく、簡単な内容でいいのです。

たとえば、「卵焼きはふんわり甘く焼いたが、万一ダシ巻きのほうが好みだったら申し出ろ」
というセリフがありましたが、このセリフが
「俺の記憶ではダシ巻きより、ふんわり甘く焼いた卵焼きのほうがお前の好みだったはずだ」
であるだけでいい。ちょっといじるだけで、あとの記憶操作の説明がとてもスムーズになる。

こんな風に思うのは、僕だけですかね。



その他――
全編に渡り、作画良かったです。惚れ惚れするようでした。

原画いつも少人数で回してて、まあ二原多数まいてるとはいえ
どんだけ分業管理できてんだと感心しますが
進行さんもかなりしっかりされてるんでしょう。





こういう構えってプリラバでもありましたよね。
レイピアとか洋剣の作法には疎いですが、映画かなんかに元ネタがあるのかな。
こういう構えが本当に立ち合いに有効なのかどうかはわからないけど
シンプルで少ない動きなのに、見た目はかなり決まってますよね。
僕の股間も抜刀しそうです。

                            

  
                              

        
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