大匙屋

健康第一

2012秋アニメ 神様はじめました  

■神様はじめました http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/kamisama/
ほしひとつ

「花とゆめ」連載中の人気少女マンガ原作ということで
作品はもともとローティーン少女向け。

僕ごとき汚物が絵柄を見てもアイスクリームに粉砂糖をまぶしたような印象だけがあり
自分は対象年齢から大きく外れているのだと感じます。
それゆえ内容について僕が何か指摘したところで
高確率で的外れとなることでしょう。

たとえそうでもこれは歴とした深夜アニメ、そして何より大地監督作品でありますから
絵柄にさえ強引に慣れてしまえば、面白くないはずがありません。
http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=3451&mvc=2_0_188920_1_0_0


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ほお。こんなところで山中純子


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こういう耽美的な少年像は池田理代子とか魔夜峰央の影響下にあるんでしょうかね。
あまり花とゆめ作家の絵柄を系統的に理解してないですけど。

物語は
親の夜逃げでホームレスとなった女子高生が
出奔した土地神と知り合い、みしるしを与えられて
社(やしろ)に迎えられ、新たな神として奮闘する。というもの。


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土地神様は、参拝者の祈願を成就させることで
信仰を集め、「通力」を増していく。
ああそうやって主人公が努力の末、神としてレベルアップしていくという
ストーリーなんやなと僕らおっさんは思いがちですが――

原作の主たる対象読者であるローティーン少女のパラダイムでは
「わずらわしい親のいる生活から解放され」
「イケメンの眷属にかしずかれ」
「神様として崇められる」
もうこの時点で勝ち組、羨望のまと。物語として完成なわけです。
鍛錬とか修行とか、そういう泥臭い展開にはならない。
イケメン眷属とのロマンスに話は向かいます。

それでも大地丙太郎ですから、演出は簡潔にまとめられ冗長さがない。
ばっさばっさ切ってきます。展開早いし、やっぱり面白いです。


敵のワナで主人公と眷属が社を追われる回(5話)や
拉致された眷属を救うために特殊アイテムを探す回(9話)など
何か大事なものを奪われた結果、主人公に強い行動目的の生じる回のほうが
僕などはやたら引きの強さを感じます。

しかしシリーズはあくまでロマンチック路線、ラブコメ基調であることを考えると
少女マンガのツボは僕などが考えるのとは別のところにあるんかなあと。
「こういうところが面白い」「ここはこうあるべき」みたいな話は
何もかも見当違いなのかもしれないとつくづく思う。

思えば自分の論評にはこれまでそういう視点が完全に欠けていて、
今後は自戒を込めて胸に刻みたいと思いますね。
お前のために作ってない。略してOTN。


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それを承知のうえで、第09話「神様、竜宮城にいく」は
非常によくできてますよ。

主人公に選択の機会を次々に与えたうえで
その都度「彼女にしかできない判断」によって性格を掘り下げて見せ、
利己主義者として描かれてきた同行少年が
主人公の人柄に心酔していく過程まで描写する。
好転と悪化を繰り返す事態がいい感じに魂をゆさぶってきます。
「なぜ普通の女子高生である彼女が神に選ばれたのか」が
この09話を通してちゃんと理解できる仕組みになってる。
これは実に上手いと思いましたよ。


その他――

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07話、本多康之回。これも良かった。


あとは、やっぱりクラマ君

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彼はもう、反則的な面白さです。ズルいです。

僕の場合、彼が毎回スモークとBGMと供に教室に登場する時
扉がガラリと勝手に開くのを見ただけで爆笑してしまう。


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