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2012夏アニメ 人類は衰退しました  

■人類は衰退しました  http://www.maql.co.jp/special/jintai/
★★ ほしふたつ

このシリーズに通底する諦観のようなものに、当初激しい違和感がありました。

原作者の田中ロミオと僕はほぼ同世代ですが、とくに昭和40年代生まれにとって
「未来」というものは漠然とした「希望」を含有してるもので、
終末的世界には悲壮感とともに存亡にかける執念と暑苦しい情熱みたいなものが
どうしても生じるし、仮にそれを意図的に排除する場合でも、
希望がないことに対するニヒリズムが顔を覗かせるものです。
結局どんな未来像も「希望」に支配される。たとえどんなにイヤでも。

でもこの作品からは、そのどちらも感じ取ることができなかった。
なんかこう、すっぱりと諦めちゃってる感じがする。未来を。何もかもを。

「何でだろう?」視聴中、この疑問は澱のようにしんしんと沈殿し続けましたね。
こういうのは僕らの世代には無い発想じゃないかな、と決め付けていたので。
敬虔な仏教徒か何かじゃないと、こういう発想では書かないんじゃないかなと。


でまあ、「ああそういうことじゃないのか」とわかったのが最終二話

第11~12話 「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」

33152454120130102_195273.jpg

「じゃあ、あなたは一人だけですか?お仲間は?」
「お仲間はいません。気がつけばお一人様です」
「お一人様はさびしいでしょう」
「チョー楽しいですから」
「楽しい?本当に?一人で?」

33152454120130102_195274.jpg

「楽しく、ない?」

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「深く考えなくていいですよ」


あの学校と寄宿舎のある世界がそのまま人類の縮図だとかいうのは
さすがに乱暴なんでしょうけど
他人のことがわからなくて、不安でこわくて猜疑心をもったり距離を置こうとするから
人と人はどんどん疎遠になり、孤立感を深めていく。
つまるところ「こうやって人類は衰退したよ」ってのが
この11話にちゃっかりと描かれちゃってるわけですね。
こう書くとなんだか陳腐ですけど。

で、「わたし」は巻き毛ちゃんのスカートを発見したり、
妖精さんのためのお菓子造りが意外なところで人間関係の役に立ったり、
建物構造への疑問から隠し部屋を発見したり、
Yと友達になって取り繕った人の裏側を偶然に垣間見たり、
こうした「妖精さんのサポート」によるところで
人への過剰な警戒心を解くことができた。

時系列シャッフルになってるので理解が及ばなかったところですが
「プライドばかり高く、お一人様をこじらせた」状態から離れ
なおかつ妖精さんのサポートのある世界では
人類は衰退しても、たやすく滅んだりはしません。

諦観に見えたそれは、「わたし」の信じるそのことへの強い確信であったわけですね。
と考えると
「人類は本日も絶賛衰退中!」という最後のセリフのなんと前向きなことか。

遠離一切顛倒夢想。




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