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2011春アニメ 青の祓魔師  

青の祓魔師
http://www.ao-ex.com/

デビルマンin少年ジャンプ といった趣。
あまり難しく考えず見ていられる、無駄な忍耐力や記憶力を必要としない作り。

主題歌はどれもこれもウンコだがOP1のラストの作画が良かった。
たぶん渡部圭祐さんだと思う。光線の感じとかで。

2012_01304135001.jpg


登場人物がそれぞれに抱える葛藤が人物像にちょっとした深みを与えている。
関係変化への順応や和解のプロセスも丁寧で、じっくり連帯感が築かれる過程の描写が良い。

2012_01304135002.jpg

第07話、男の子同士のなにげない会話の中で
マイスターの称号の設定説明から各人の目標、弟ユキオの能力まで紹介し
その雰囲気を離れた位置から羨望とともに眺めるしえみの決意につなげるシークエンスは
流麗でとても美しい。原作通りなのかは知らないが、女性作家特有の視点かもしれないな。
合宿回でチャンスがありながら女風呂を覗きに行くベタな展開がないのも
女性作家だからだろうか。

この仲間たちとの学園生活は大変和やかで、作品の大きな魅力のひとつだが、
これが若干丁寧過ぎる?せいなのか、プロローグである1~2話のシリアスな展開は
前半シリーズの中でなんだか浮いて見える。
父の死後、燐が目標に取り組む姿勢には危機感や真摯さがあまり感じられない。
バッサリ切って学園編からスタートしたほうが良かったんじゃないかとさえ思う。


2012_01304135003.jpg

途中から尻尾などまったく隠さなくなってしまっているのが笑えた。
こういう潔い開き直りは嫌いじゃないが、問題はあるような。


シリーズ全体を通しても、前半と後半の完成度の格差が著しい。
レギュラー紹介が終わった後、アマイモン戦前後までの展開は勢いもあって飽きさせないが、
後半20話以降、殊に第24話は演出がひど過ぎ、作戦内容や意図さえ明確に視聴者に
伝わらず、登場人物たちが何をしようとしてるのかも良くわからない。


後半に関してはキーパーソンの作りが雑であると思う。

まずエクソシストであるユリ・エギンがサタンに進んで身を捧げる合理的な理由がない。
ユリは周囲にいる様々な人の思いやその後の人生を狂わせる起点となるキャラであり、
前提として、客観的に見てひたすら気の毒な人でないと意味がない。

クロやウコバクといった無害な悪魔との共存志向は燐に継承されているにせよ、
ユリ的な理念を士郎も燐もユキオも受け継いでいないわけで、
このラディカルで進歩的なキャラ設定はさすがに唐突だろう。

ユリ以外では、エルンストが最初にユキオに接触し、本心を隠して利用し続けた意味が曖昧。
バチカンを一気に掌握できるくらいならユキオを優遇する特段の必要はない。
祖父と孫という関係を先に明確にしないとユキオが協力しない可能性はあるが、
そもそもユキオが協力しないことが、エルンストの計画に支障を来たしたかは疑問が残る。

一旦持ち上げておいて最終的に絶望に叩き落すなら、敢えて回りくどい方法を取る理由は
あって然るべきだろう。
エルンストは孫たちを愛していないが、愛していないだけなく、激しく憎悪する必要があり、
物語はそれをちゃんと縦軸に組み込むべきだったと思う。
ここの描写はやはり不足している。


ネイガウスを嵌めようとした黒幕や、人工生命の騒動は結局何だったのか、
宝君の正体は、など放り投げられた伏線も多い。

劇場版の公開が決まっているらしいので、謎を引っ張ろうとする商業的意図が
あるのかもしれない。




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