大匙屋

健康第一

2011冬アニメ これはゾンビですか?  

これはゾンビですか?
http://kadokawa-anime.jp/zombie/

生気にあふれ感情豊かなゾンビ物というのは異色作で楽しめた。

無口な美少女をメインヒロインに据えているわりに物語は賑やかで、
個性的な脇役たちも魅力的だし、ギャグとシリアス劇とのバランスも悪くない。
奇抜な設定をかき集めているのに、それなりにまとまった作品に仕上がっている。

ただ、情報の出し方が、まずいとまでは言わないが気が利いていない。
ユー、吸血忍者、夜の王、大先生、メガロ、これらすべての行動目的が
ずっと不明瞭なのは、少しやり過ぎのように思う。

もちろん、得られる情報が大幅に制限されることで
複雑に絡み合うアングルを視聴者が無視することができ、
主人公視点のみに依拠して状況をシンプルに観察できるという利点もある。

だが連続殺人の終結以降、主人公の行動目的は日常生活の維持だけになるので
ユーを取り戻そうとする彼の行動が、起きている問題の解決に向かっている気がしない。
このため、終盤の物語は勢いを失っているように見える。
要するに「それぞれが何をどうしたいのか」が伝わってこない。

「吸血忍者」はラストバトルにおいて前線防衛として重要な役割を果たすが、
そもそも彼らが敵なのか味方なのか、終盤まで判別できないのはさすがにどうかと。
これはセラの性格設定が極端なことも一因だろう。
ユーの処遇に関してセラの情緒面を掘り下げたせいで、余計に混乱が生じている。
せめて彼らが<冥界の門を開かせないor速やかに閉じる>ことを目的とすることだけは
早い段階で明言しておく必要があったように思う。


第06話、京子のキャラクターは素晴らしかった。
こういう突き抜けた狂気は久しぶりに見た。

ひとつだけ気になった点。
主人公は人外の姿かたちをしたメガロなら容赦なく切り捨てるのに
裸の美少女の姿をした京子には敢えてとどめを刺さないってのは
作品を作る側の姿勢として、それなりに悪趣味かもしれない。
僕の場合は、これを気持ちの悪いものと感じた。



作画的な見所もたくさんあったけど、とりあえずこれ。

第08話「えへ、学園妻です」
18_16524.gif

立中順平さんによるバスケシーン
この空中でのタメ、素晴らしく良いですね。
内向きの手首の捻りとかも。

ジャンプ最高点にインパクトを持ってくるバレーボールと違って
バスケの場合は最高点から落ち始めた直後にシュートする。
このタメを描けてるバスケ作画って、めったにないんですよ。


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