大匙屋

健康第一

2010秋アニメ 侵略!イカ娘  

侵略!イカ娘
http://www.ika-musume.com/season_1/

"人畜無害のかわいいイカ娘がなんとなく海の家で働いたり周りの人達と遊んだりしながら毎日を過ごす物語
(byアンサイクロペディア

ギャグにしてはオチが弱く、ゆるくてまったりとした日常物のノリ。
内容には嘱目すべき点はほぼないが、こういう作品が初動で6000~7000本も
映像ソフトを売ってるという事実は興を引く。
まぁ、その理由はよくわからないんだけど。

オチの弱い作品や日常をゆるく淡々と描く作品などいくらでもある。
少なくともそういう部分は「売れない理由」にはならないわけだ。
それをこの作品が証明している。


あらゆるエピソードの中心にイカ娘がいる。
これはどういうことかというと
登場人物の特徴的なリアクションを引き出すのが
主人公のイカ娘のみだということ。


千鶴の形相だとか

2011251352.jpg
おびえる渚だとか

2011251354.jpg
早苗の狂奔だとか

それぞれのキャラクターは単体、またはモブ同士の関係では機能しない。
しかし彼らはイカと関わることで
イカにしか引き出すことのできない特異な顔を見せる。

これが作中における様式美であり、
多くのエピソードでこうしたパターンに持って行くことを
ひとつの帰結点としている。
各人の相関関係は完全に固定しており、ここにハマりきれない登場人物
(タケルや五郎など)はあまり有用な位置を与えられない。

こうした反復性や常同性は作品に絶大な安定感をもたらすが
同時に作品はほとんど自閉的な保守性に包まれる。
「オチが弱い」「内容がない」といった素朴な批判に対し
「イカが可愛いのでOK」といった没論理の反証が多数を占めるのも
そういう事情からだろう。

しかし一方でシリーズに通底する圧倒的なわかりやすさとシンプルさ、
その保守的で様式的な構造が作品の大きな魅力として
受け入れられているような気がする。


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