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不機嫌なキャラクターの持つ力  

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彼(彼女)はなぜ無愛想なのか?
何に対して怒っているのか?
抱えている問題は深刻なものか? 解決可能なものか?

ただ不機嫌で無愛想であるというだけで、キャラクターは始めから特別な吸引力を持つ。

あらかじめネガティブなイメージを与えられて登場したキャラクターは
最初から視聴者に警戒されている。
そのため、進行に従いあらためて幻滅され、さらにイメージが落ちることは
あまりない。

そして多くの不機嫌キャラは、
「こんな一面もあるのか」「こんな表情を見せるのか」という具合に
知れば知るほど、ポジティブなイメージばかりで肉付けされていく。
落差が大きい分、元から愛想のいいキャラクターよりも永く強く愛されやすい。
「WORKING!!」に登場する多くのキャラクターが
最初からネガティブイメージを持たされているのとよく似た構造である。

加えて、不信感や警戒感などの負のエネルギーが
暗雲の兆しとなって物語に緊張感をもたらす。
それが観客を作品世界の奥深くへと引きずり込む原動力となる。



俺の妹がこんなに可愛いわけがない
http://www.oreimo-anime.com/


高坂桐乃の横暴で威圧的なふるまいは
ツンデレという属性への認知が一般化し店晒しとなった現在だからこそ
成立する特殊なケースに見える。

どういうわけか僕らは、彼女が「いずれ必ずデレる」と思って見ているし
そう思っているからこそ彼女の無法な振る舞いを
安心してペンディングにすることができる。

興味の対象は、あくまでもその「デレの瞬間」がいつ訪れるかであり
たとえばそれは「早乙女乱馬がいつ水を被るのか」といった
ピークへの期待感に似ている。

「桐乃は何だかんだ言っても兄貴を(恋愛感情込みで)好きなはず」
「すべては素直になれない感情の裏返しで、本当は寂しがり屋のはず」

高坂桐乃がいつまでもデレなければ、
観客はこうした形で勝手に創作を始める。
「寛容な兄は必ず報われなければならない」という幻想がそれを後押しする。
そうして気がつけば、誰もが作品世界にどっぷりと引き込まれている。
これも、不機嫌なキャラクターが持つ力である。

痺れを切らす者は途中で桐乃叩きに転じるが
強力なツンデレは視聴者をもツンデレ化させる好例と言えるかもしれない。
ストーリーらしいストーリーがまともに存在しないこの作品で
特定のキャラクターを叩ける情熱は、逆に作品愛にあふれているからだ。
そして、タイミングよく登場する新たな不機嫌キャラがその受け皿となる。
それが黒猫。まあ、よく計算されている。


蛇足ながら
特徴的な曲線で構成された丸っこいデザインもいい。
かんざきひろはポスト堀口悠紀子として
今後多くのフォロアーを生み続ける可能性に満ちている。


201010_512487_1235.jpg


↑ところで、こういう髪にグラデーションを入れた撮影処理って最近増えてますよね。
これを違和感なく動かせるって、デジタル技術は凄いなあ。



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