大匙屋

健康第一

「WORKING!!」のキャラ認知構造  

ビデオソフトが売れまくっているというので見てみた。
作画が凄く綺麗、という以外は
そこまでバカ売れするほどの作品だろうか?と不思議に思うくらい。
ちょっと思いついたことをメモ。



最初にキャラの欠点に注目させる演出手法
軽くイラっとさせたら勝ち、というくらい。

登場人物は総じてネガティブな側面を持っている「ダメな人たち」だが
彼らは基本的に前向きで、ネガティブな行動を取らないし、
話が暗い展開になることもない。

これだけアニメ作品が数多くあると
序盤において視聴者はとりあえず直感的に各キャラを理解し
なるべく一般的なカテゴリにあてはめて認知・判定しようとする。
たとえばツンデレなのか、天然ロリなのか、巨乳エロキャラなのか、悪役なのか、など。

しかしそこに演出は、わざわざネガティブな要素を持ってくる。
粗暴であったり、陰湿であったり、尊大で自己中であったり、意味不明な帯刀だったり。
手っ取り早いキャラ認知をもくろんだ視聴者は虚を突かれることになる。

アルバイト物で全員が同じような制服を着ており、
これはこういうキャラだ、という簡素イメージが安易に生成できないため
視聴者はより多くの情報を求め、結果的に物語に引き付けられていく。
但しこれができるのは、煩雑なストーリー展開でない日常コメディだから。

第一印象がネガティブなせいで、そのキャラについて段階的に得られる情報は
常に、あるいは大筋でポジティブなものとなる。

人の弱みばかりを握る陰湿な情報屋のウザさは、
男性を見ると反射的に殴ってしまう少女の暴力によって相殺され、
放っておいても人間関係に大した害はないことがわかってくると、
放っておいたほうがむしろ話が面白くなる、という方向に。

理不尽な暴力を振るう少女は、主人公に好意を抱くことで健気さが上昇し、
視聴者にとっては認知的不協和の排除の必要性から、
去り際に「ごめんなさい!」と叫ぶわずかな殊勝ささえ好印象となる。

段階的に生成されたイメージは他人と共有し確認したくなる。
リアルやネットで話題に出る機会が徐々に多くなり、人目につきやすくなる。

気がつくと案外いい感じにハマってしまっているという寸法。




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今のことろ思いつくのはこのくらい
何かあれば追加



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WORKING!! 第04話「相馬、さわやか すぎる青年」

ここの手の芝居とか、水に浸けて濡れた感じとか
細かくて凄いですよね。ちょっと感心しました。


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