大匙屋

健康第一

取り急ぎ、00後半戦に寄せて  

人は個人ではニュートラルな意識や信念を持っていたとしても
ある集団に自分を帰属させた途端にステレオタイプな思考、行動に偏りがちだ。

集団に帰属した場合の情動は、個人として感じるものより強くもなる。
例えば拉致問題などに対する日本人の情緒的反応がこれにあたる。

また、個人として情緒が不安定であるときには
自分を集団に依拠させることにより
不安感や罪悪感を解消しようとする傾向があるという。
911以降のネオ・リベラリズム、あるいは小泉政権時代の親米保守や
ネット右翼などもこれにあたるかもしれない。

興味深いのは、個人として感じる不安や罪悪感が
より大きな集団への帰属を促し、帰属集団への肯定感や
外部集団への敵対心にすり替わるということだ。

他者集団への「怒り」や「嫌悪」といった感情は
味方集団が共有する情動であり、
個人としての良心の呵責や罪悪感なども合理化されてしまう。

要するに個人で人殺しはできないけど
戦争になればいくらでも無茶をするのが人間なのだ。
今ガザ地区にいるイスラエル兵もそんな状態なのかもしれない。


ルイス・ハレヴィが戦場におけるサジ・クロスロードとの邂逅によって
所属集団であるアロウズへの帰属意識を強めるのは当然といえる。

ソレスタルビーイングへの帰属意識を確固たるものと認識していないサジは
情緒不安定に陥り、刹那に対して感情を爆発させる。
フラストレーションからくる攻撃衝動は、往々にして
その原因そのものではないターゲットに対して向けられる。

ソーマ・ピーリスはセルゲイ・スミルノフに縁故を感じており
おそらくセルゲイとハレルヤの間でララァ・スン的な最期を遂げるだろう。


とにかく正史に連なるガンダム作品ということなので
ソレスタルビーイングは全滅し、GNドライブも失われ、
最終的に連邦成立までを描くのだと思っていたのだが
2期でわからなくなった。
だが、面白くなってきていると思う。


それにしても13話「メメントモリ攻略戦」は
イノベイター戦死の舞台としては最高の条件だったと思うが
それでも物語は彼らの退場を許さなかった。

終盤これ以上の舞台が用意されていると考えることもできるが
残り12話にしては未回収のアングルが多すぎる。
ひょっとしたら第3シーズンもありえる気がする。
まあ、僕の予想は実によく外れるのだけど。


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