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2008夏アニメ 薬師寺涼子の怪奇事件簿  

薬師寺涼子の怪奇事件簿 (13) [tvk] http://www.starchild.co.jp/special/yakushijiryouko/

まずOPのインスト曲はとてもよく出来ています。
5拍子というのは久しぶりに聴きました。往年のスパイ大作戦を意識してるかも。
劇伴担当の倖山リオさんはなんと新人で、クラシック畑出身の方だそうです。
KATSUさんはangelaの方で、ヒロイックエイジでの混声合唱には
度肝を抜かれましたが、この方ジャズアレンジもやるんですね。

内容は原作小説から数年後という設定のTVシリーズ用完全オリジナル脚本。
ロリ美少女が落っこちてきて同棲するような萌え系ストーリーではないので
ライトな語り口を好む人には敷居が高いかもしれない。
そうかと思えば、物語は荒唐無稽な巨大モンスターが大暴れといった
超展開に向かうので、重厚で難解なスリラーというわけでもない。

原作既読者だけが了解済みの諸設定を駆け足の会話劇で説明するため
序盤は人となりがつかめず戸惑うと思います。
「美人で金持ちでエリートで高飛車な女性」を主役に据えられると
どうしても物語の中にいち早くその女性の弱点設定を探そうとしてしまうので
自然と物語に対して壁を作ってしまいます。
そうすると現実的な遵法精神や倫理観などと対比させて考えがちなので
ある程度割りきって楽しむ覚悟は必要です。


第09話から最終13話までの五話が「芝の女王」編といった内容で
この第09話から俄然面白くなります。

成長促進剤や新生物細胞の培養、遺伝子実験や人間を操る種子など
「芝の女王」に関連する伏線が第01~08話までに配置されており
断章的な怪奇事件が次第に石動瑠璃子へと繋がっていくのだけど
序盤から通底するほどの黒幕的存在感はあまり無く、この辺の見せ方に
もうひと工夫あればより面白くなったかもしれない。

絶世の美女が主人公ということもあり、総作監はよく頑張ってるが
残念なことにシリーズを通してレイアウトがあまり良くない。
例えば第02話のビル屋上からの脱出シーンは、その前後のやり取りも含め
この前後編エピソードのキモだと思うけれど、王道的な状況にも関わらず
構図が平坦で、少しもったいなかった。

演出面でも、現代に通用する作品として考えるのなら
やはりもう少し見せ方に派手さがあってもよいような気がする。
メカ描写では20年ぶりにモデルチェンジするTKXをいち早く出してみたり、
プロップデザインも細部までかなり凝ってるんですけどね。

丁寧にものを作ろうとする誠実さにあふれているけど
誰も見たことがないようなびっくりするものを作ってやろうという
チャレンジ精神のようなものは感じられない、という感じでしょうか。
原作つき作品だと仕方がないことかもしれないけど。

制作ブログなどによるとかなりギリギリの進行だったらしいが
作画自体は崩壊なども見られずシリーズを通して安定しているので
これ以上は技術的に望めない状況だったと見るべきか。

萌え要素の徹底排除といった硬派な制作姿勢や
全体に漂う強烈なまでのB級感に抵抗がないなら、
序盤数話で切ってしまうには惜しいと思える作品でした。




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