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リチャード・ウィリアムズ 映画タイトルシーケンス集  

おかわり記事です。日本アニメのファンの方にはあまりなじみも無く、触れる機会もめったにないので関心も薄いかもしれませんが、他に好機もないのでこの際まとめておこうかなと。もし何かの役に立てば幸甚です。



What's New Pussycat? (1965年 英国) 邦題「何かいいことないか子猫チャン」
監督 クライヴ・ドナー/主演 ピーター・オトゥール
ウッディアレン脚本デビュー作、ハーレムコメディ、広川太一郎版がお勧め



The Liquidator (1965年 英国) 邦題「殺しのエージェント」
監督 ジャック・カーディフ/主演 ロッド・テイラー
気弱なカフェ店主ボイシーが、誤解からイギリス情報部へスカウトされ、殺し屋として仕事を受けさせられる。弱り果てた彼は、別の殺し屋を雇って仕事を下請けに出し……という、異色スパイ・アクション。
ラロ・シフリン&シャーリー・バッシー



A Funny Thing Happened on the Way to the Forum (1966年 米国) 邦題「ローマで起った奇妙な出来事」
監督 リチャード・レスター/主演 ゼロ・モステル
ブロードウェイ大ヒットミュージカルの映画化。狡猾で最低の奴隷と言われるプセウドラスを中心に古代ローマの奴隷たちが自由を求め大騒動を巻き起こす大作コメディ。



The Spy with a Cold Nose (1966年 英国) 邦題「ブルドッグ作戦」
監督 ダニエル・ペトリ/主演 ライオネル・ジェフリーズ
東西冷戦下での、ブルドッグに装着した小型発信機を巡るスパイコメディ。僕は未見。



Casino Royale (1967年 英国) 邦題「007 カジノロワイヤル」
監督 ジョン・ヒューストン/主演 デヴィッド・ニーヴン
コネリーボンドの向こうを張った豪華キャストのドタバタ劇、僕は好きだけど今見ると退屈かもしんない
なんといってもバカラックの音楽である。「look of love」は若い人にも聞いてほしい



Sebastian (1968年 英国) 日本未公開
監督 デヴィッド・グリーン/主演 ダーク・ボガード
諜報部で暗号解読に従事する数学者セバスチャンと、彼がスタッフとして採用したレベッカのロマンス。
レオ・マッグスの書体Westminster(65年ごろ)取り入れてますね。今だとレトロな印象ですが。この系統の書体が日本人に馴染んだのはBASICマガジンからか、奥村靫正さんの「テクノデリック」からかなあ



Here We Go Round the Mulberry Bush (1968年 英国) 邦題「茂みの中の欲望」
監督 クライヴ・ドナー/主演 バリー・エバンス
ジャイミー・マクレガー17歳、ただひたすら女にモテたいサイケで妄想の日々、ザッツ・スウィンギング・ロンドン



30 Is a Dangerous Age, Cynthia (1968年 英国) 日本未公開
監督 ジョセフ・マクグラス/主演 ダドリー・ムーア
才人ダドリー・ムーアが主演と音楽を手掛けた恋愛コメディ。僕は未見。



The Charge of the Light Brigade (1968年 英国) 邦題「遥かなる戦場」
監督 トニー・リチャードソン/主演 トレヴァー・ハワード
ナイチンゲールで有名なクリミア戦争の激戦「エクラバの戦闘」をシニカルな視点で描く。



Prudence and the Pill (1968年 英国) 邦題「天使のいたずら」
監督 フィルダー・クック/主演 デボラ・カー
長い間セックスレスである妻の浮気を疑う夫、避妊薬をめぐるドタバタを描いたコメディ。

Can Heironymus Merkin Ever Forget Mercy Humppe and Find True Happiness? (1969年 英国) 日本未公開
監督/主演 アンソニー・ニューリー
アンソニー・ニューリー製作・監督・脚本・音楽・主演によるミュージカル。未見。



The Return of the Pink Panther (1975年 英国) 邦題「ピンク・パンサー2」
監督 ブレイク・エドワーズ/主演 ピーター・セラーズ
マンシーニによるメインテーマが有名、 ブレイク・エドワーズとピーター・セラーズは不仲であったが互いに不振を経て11年振りの復活シリーズ第3作。映画は世界的にヒット。



The Pink Panther Strikes Again (1976年 英国) 邦題「ピンク・パンサー3」
監督 ブレイク・エドワーズ/主演 ピーター・セラーズ
前作のヒットを受けて速攻作られた第4作、ピンクパンサー=アニメキャラクター名となり、同名の宝石は登場しない。




おまけ 企業CM


英国のベントルーマンビールCM、81~82年ごろとのこと。これ撮影技術すっげえ。



これは多分78年ごろ、キャラクターはフラゼッタの英雄コナン?最後の金田光みたいなとこのタイミングいい


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category: アニメ

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リチャード・ウィリアムズ「クリスマスキャロル」(字幕)1971  


■クリスマス・キャロル (A Christmas Carol ) /リチャード・ウィリアムズ 1971

去年 英語版を紹介したんですが、日本語版はないのかと聞かれた経緯もあって自分で作りました。
協力してくれた友人各位に感謝。

アニメーションの世界的レジェンドであるRウィリアムズ監督による1972年アカデミー短編アニメ賞受賞作。19世紀の文豪ディケンズの初版に挿絵を提供した画家ジョン・リーチの絵柄(↓画像)を意識したアートワーク。それに加えてパンやズームを駆使したシーン遷移の鮮やかさが大きな演出的魅力です。

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ちなみに作中に登場するちびっ子ティムの声はリチャード・ウィリアムズの子息で当時4歳のアレックス・ウィリアムズが当てています。彼自身も現在著名なアニメーターであります。

年末年始を通して休みのないブラックな職場にいた20代のころ、少しでも季節感を味わうためにディケンズの原作を読むのが毎年この時期の僕の習慣でありました。ディケンズを勧めてくれたJDを、勇気を出して食事に誘ったら鼻で笑われたのも良い思い出。みなさんも良いクリスマスを。

category: アニメ

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2016年12月 近況  

更新できないし近況を書こうかと思ったけど
僕の近況を読んでも誰も得しないのでアート記事にしようかと思ったけど
そこで裏をかいて近況を書こう


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■うれしょん 第01巻/かずみ義幸・著 日本文芸社刊

コレ面白かった。感極まると失禁してしまう系美少女の話。かずみ義幸=松本ドリル研究所氏の表名。
一応全年齢向けだけどフェチ漫画です。「おしっことか飲尿プレイはちょっと・・・」と思う真っ当な性癖の方が3人いたとして、そのうち2人くらいは読後転向する可能性がある、謎のパワーを持った作品。


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主人公トーヤのクラスに転校してきた美少女ちはる。
その可愛さに色めき立つクラスメイトたち。もちろんトーヤも例外ではない。ここまでは普通。
学生カバンがなんか懐かしい


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隣席で自己紹介したトーヤの顔を見て、いきなり失禁するちはる。
やおら騒然となる教室。この展開はまたぞろ共感性羞恥的な展開と思いきや


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正面切ってフォローにいくトーヤ。同じクラスの夏鈴(トーヤの彼女)に指示してちはるを保健室に連れて行かせ、始業式の日だったのでクラスメイトたちを講堂に移動させて後始末をトーヤが一人で引き受ける。
これはそもそもが尿フェチであったトーヤにとって好都合な展開でありポジティブな行動だったのだけど、周囲の評価は上がり、ちはるにも同情が集まる。


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主人公は良いところを見せ、誰も恥をかかない。これ大事
失禁とは逆説的浄化でありカタルシスなので、周囲に誤解や思い違いなどのストレス源があるほうが話を回しやすい


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保健室でちはると顔を合わせたトーヤは彼女が幼稚園時代の幼馴染だったことを思い出す。


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まあベテラン作家さんなんで今更ですが、決めゴマのキレが素晴らしいです。話の進み方は早くはないしナレーション突っ込みも蛇足だなと思ったりするんですが、不浄感が先行しがちな尿マンガでこうも可愛く描けている作品は稀です。この手のものはどうも無理だと思う方にこそ読んでみていただきたい。





近況を書くんだった

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ヘモグロビンA1cが5月の入院の時は一時15近くまで上がってヤバかったんですが奇跡のV字回復?で5.8まで下がりました。運動と食事療法が続いております、気は抜けませんが今は幸い仕事にも復帰でき、人並の生活ができております。
みんな糖質の取り過ぎには気をつけよう!
こういう近況はガチ過ぎて引かれますかね





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前のクルマ、15年乗ったんですが走行中に車軸が折れて廃車になった。新しくシエンタを買いました。
遠方の何もないようなさびれた町に出掛けて行って古物店や古本屋をめぐるのが大好きなんですよ。燃費の良い車はありがたいです。
近況っぽいことを書いて満足。



category: 未分類

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OVA クラゲの食堂 の氷  

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OVA クラゲの食堂 (2016)

グラスに注がれる液体や浮かぶ氷の質感・浮遊感もさることながら、このカットで興味深いのは、液体注入によって表面温度の上がった氷が割れ、その瞬間に氷全体の色が真っ白に変化するところです。これを表現したアニメは今まで無かったんじゃないかな。




流れでちょっと紹介




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■クラゲの食堂 (OVA)

海辺に流れ着いた少年と、彼を拾った大衆食堂の店主によるふれあいストーリー
30分弱の小品ながら静けさの中に独特の浮遊感と清々しさを感じさせる秀作です。


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これはおそらくザクロですかね。冥府の花、ペルセポネですね。


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「なんか楽しいです」とシオがその表情に充実感を覗かせた瞬間、アラシは事情を把握してる。これによってアラシは夜、外で待ち構えてると。うまいですよね、こういうとこ


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終盤の夜の海あたりは山下清悟さんかな





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美術は小倉工房
僕はこれまで小倉宏昌さんの手描き背景画に不満を感じたことは一度もなかったけど、この作品に関しては、どういうわけか情報量が足りないと感じた。理由はわからない。もっと緻密でリアル寄りな背景のほうがこの作品には合うと思った。自分でも困惑している。




category: アニメ

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マジきゅんっ!ルネッサンス #09の氷  

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マジきゅんっ!ルネッサンス #09


この氷、綺麗ですね。塗り的にハーモニー処理かな。
手癖で描いたような記号化された白いだけの立方体でなく、紙コップの中でちゃんとした氷に見せたいという意欲が感じられます。結果として成功してるかは問題じゃない。チャレンジングであることが大事です。






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マジきゅんっ!ルネッサンス http://www.magic-kyun.jp/

「魔法芸術」のプロ・エンターテイナー「アルティスタ」を目指して星ノ森魔法芸術高校に入学した<愛ヶ咲小花>が6人の才能あるイケメンと知り合い、彼らと協力して「星ノ森サマーフェスタ」(略称:星フェス)の成功を目指す。という話

03話までかなり面白く、実にうまく作られていると思いました。「アルテの光」の設定も独自性あった。
04話以降も作画しんどそうなりに良く出来てるけど、期待感を煽って盛り上げた09話のアートセッションが塩でもったいなかった。アートセッションはシリーズ最大の山場であるべきで、あそこに全力投球ができないならもう何も出てこない。金春智子なんてただの婆ァですのでたいしたアイデアは出ないとは思ったけど、アートセッションがあんなに地味になってしまったのは残念ながら監督の力量不足と言うしかないです。
残る見どころはパブロの背景ですね。

とはいえ

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せっかくのスカラアルティスタとセッションの成果物としての塔がかぶる。こういうセンスの欠如が絶望的にダメだなあと思う。パブロの無駄遣い。

でも前述したように氷の作画とか、ああいうことができる環境が作れるのは大事です。
きっと次回作につながっていくはずです。


category: アニメ

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