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風を見た少年 (2000) 冒頭モブ  



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■風を見た少年 The Boy Who Saw The Wind (劇場アニメ/2000年/ブレインズベース)

「戦車が出てくるアニメ」を、記憶を頼りにいろいろ掘っていたら見つけたモブシーン。
この作品、物語の内容は憶えがあるんだけど、この冒頭のモブシーンはまったく覚えてなかった

2000年ごろだと、CGモブ生成ソフトはまだ無かったはずだし
一切手描きでやってるのかな、これ・・・気が遠くなる作業のように思えるけど。


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せっかくなのでもう少し追記


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空中戦艦の崩壊(パージ)が終盤の見せ場
城前龍治さんか安藤義信さんか・・・ちょっとわからない、絵夢っぽい煙な気がする
臓物のような内部構造など、デザインも素晴らしい


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王立庵野w




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これもなんか凄いなー。赤いショック不要な気もする



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これも上手いなあ。山田起生さんかなあ





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アナログ時代の水作画には独特で不思議なやわらかさを感じます。
こういう味のようなもの、デジタルでも出せるといいんだけど




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キャラクターデザインは前田実さん
前田さんはDBとかアンパンマンのイメージが強いけど
この作品は(企画の要請だと思う)当時流行の貞本絵に芦田豊雄を混ぜたようなイメージ


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強烈な存在感を放つ老クマのウルス、前田さんこんなキャラも作るんだ





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作画はともかく、物語のほうは展開が地味なせいか作品の評判は今ひとつです。
古民族の末裔として覚醒した超能力少年が、市民の蜂起に荷担し独裁者を倒す物語。
今の視点から見ると、執着が人を不幸にも幸福にもするよねという話に見える。

マリアから託された母の短剣や風の民の笛を物語に活かさないのか、とか
ブラニックを崇拝する兵士が死に際にアモンを狙撃する合理的な理由ない、とか
恐慌状態の市民を速攻でまとめあげるほどのカリスマをアモンには感じない、とか
僕的にもつっこみ所はたくさんある。

ただまあ良家のぼんが辛酸をなめたのち立志する流れは王道的で痛快であり
全体的に媚びのない抑制的な作風も地味だけど丁寧で好感が持てます。僕は好きですよ。

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プラウダの退き口  

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けっきょく僕もDVD買いましたよ。よくできている、とても楽しい作品でした。
映画は大ヒットし、ソフトもバカ売れのようなので、今更よいところを挙げる必要もないでしょう。
エンターテインメントとして高い水準で成立している作品だと思います。
エフェクトなんかはイアキさんが記事にするんじゃないかな。(6/18 書かれたようです)


■ガールズ&パンツァー 劇場版 http://girls-und-panzer.jp/




で、まあ表題にしたプラウダの退き口です。
正体不明の大型砲撃のせいで分散を強いられ撤退するプラウダ高を敵パーシングが追尾、
集中攻撃を受けるカチューシャをかばうため、全車が盾となって退路に留まりカチューシャを逃がす


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散華直前にノンナが「あなたは勝利します」と言い残す。これで宿題セットのはずなんですが、
カチューシャはその後ダージリンに励まされ、南正門やウエスタンでそれなりに戦うものの、
最後はバミューダアタックの一角を他車両との連携で崩したのち地味に大破する。


僕は、カチューシャが大洗の勝利を左右する決定的な局面で活躍しない限り、
プラウダ勢の犠牲は犬死にになると思いますよ。
仲間全員からすべてを託された以上、カチューシャはそれに見合う大仕事を成さなければなりません。
そういう場面が用意されていないなら、退き口のシーンは通俗的な感動ポルノに堕してしまう。

おそらく初期プロットでは終盤にカチューシャの活躍が用意されてたと思うんですけどね。
そうじゃないとバランスが悪い。
数十人に及ぶ登場人物を配置していく過程で調整されてしまったんじゃないかなあ。

いずれにせよこの点において、この作品は映画として、ドラマとして
不完全なものになってしまったと僕は考えます。


まあ当然ながら、不完全な作品が失敗作であるとは限らないのは
この作品の20億を越える驚異的な興行成績とビデオ売り上げが証明しています。
多くの人がこの作品を愛し、楽しんだ、今も楽しんでいる、それで充分すばらしいことです。



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