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「冥王星」はアニメでどう描かれてきたのか  

さる7月14日、冥王星に最接近したNASA探査機ニューホライズンズから
連日送られてくる鮮明な画像や発表されるニュースに心躍らせている方も多かろうと思います。


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なにしろ50億キロも離れた場所、大気があるらしいことはわかっていたものの
ほとんど謎に包まれていた全容が今後数ヶ月かけて次々と明らかになっていくはずです。

近年準惑星に格下げになった不遇の星。僕らが天王星や海王星よりひときわ冥王星に憧れるのは、
冥府の王の名を持ち、かつて太陽系の最果てとされたこの星が多くのクリエイターの想像力をかきたて、
そしてその作品群に、多感な時期の僕らが触れてきたからだと思うわけです。
今回はそこらへんをざっくりと振り返ってご覧にいれたい。


※ちなみに聞いた話では、プルートという洋名に「冥王星」という和名をあてたのは
中川翔子さんの曾爺様とのこと


■宇宙戦艦ヤマト#08 (1974)
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なんだかよくわからない、モヤモヤした謎の星という外観。
なにしろ当時まだ誰も見たことが無い、光の点でしか観測できない遠い星です。
すべては人間の想像力にゆだねられます。

確認しうる限り、冥王星がアニメに登場したのはヤマトが最初だと思う。(註:後日訂正)
シュルツを司令とするガミラスの前線基地がおかれた。
ここから遊星爆弾が地球に向けて発射される、
ガミラスにより環境改造が施されているという設定で海もある。
シリーズ序章においては近傍が激しい艦隊戦の舞台となった。


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反射衛星砲の攻撃を受けたヤマトが船体を安定させるため
「冥王星の月」にアンカーを打ち込むというギャグ漫画チックな表現がある
ちなみに現実の1974年の時点では冥王星の衛星はまだ観測確認されてない


■宇宙戦艦ヤマト 完結編 (1983)
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ディンギル、ルガール・ド・ザールの外道戦法とヤマト/地球艦隊の戦術的無策、
地球艦隊の美学的自己犠牲、波動カートリッジ砲など見所満載の冥王星会戦

冥王星の地表面はごつごつした岩盤と山河、表現は緻密であるものの、
前シリーズから大きな変化はないように見える


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参考
1980年刊、冥王星発見者トンボーとパトリックムーアの新書に天文学アーティストのドン・ディクソンが描いた装画
位置関係から推察すると衛星カロン地表から眺めた冥王星ということになるっぽい
後のヤマトシリーズにおける冥王星地表面のイメージ元ネタになってるかもしれない。



■惑星ロボ ダンガードA #40 「果てしなき銀河の海へ」 (1977)
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松本零士原作アニメの「冥王星」
太陽系第十番惑星プロメテに移住するという話
この時点ではまだ冥王星のビジュアルイメージは固まっていなかったように見える。


■銀河鉄道999 #05 「迷いの星の影」 (1978)
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冥王星が氷のカタマリといったイメージは「銀河鉄道999」で完成されたものと思う。
生身の身体を棄てていった無数の人々の抜け殻が氷付けにされていて
シャドウという女性が一人で墓守をしている。


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冥王星スペックは当時最新のもので、宇宙戦艦ヤマトの設定とも内容的に一致している。
この「銀河鉄道999」原作マンガは1977年末に発表されたものだが、
くしくもこの半年後、アメリカの天文学者クリスティーによって初めて冥王星に衛星が発見され
「カロン」と命名された。

冥王星の直径は、その距離と明るさから水星(4800キロ)と火星(6800キロ)の中間と予測されていたが
その明るさは、冥王星と衛星カロンが双子星のような関係にあり、2つを合わせた明るさであることがわかった。
そのためカロン発見によって冥王星の直径も大幅に下方修正されることになった。
今回のニューホライズンズの観測で、より正確な冥王星の直径は2370キロと判明。月よりも小さい。

ちなみに、冥王星とカロンが初めて望遠鏡で個別に観測されたのはハッブル完成後。(90年代)


■キャプテン・フューチャー 年末スペシャル「華麗なる太陽系レース」(1978)
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連続宇宙船強奪事件の実行犯をおびき出すため、世界が注目する太陽系一周レースにキャプテン・フューチャーが出場するというストーリー。
1978年当時は空前のスペオペブームであり、NHKでもゴールデンにこのようなSFアニメが放送されていた。原作小説は太陽系内が主要な舞台で冥王星も何度か登場するが、この原作はそもそも1940年代に執筆されたパルプSFで、アニメ放送当時の科学水準に照らしてもそのままの制作には無理があり(水星人や金星人など普通に登場する)あまりに事実とかけ離れた内容はNHK的にNGだったため翻案を強いられ舞台は銀河系全体に置き換えられた。この年末スペシャルだけは冥王星が登場する、事実上の例外というわけ。



■劇場版 銀河鉄道999 (1979)
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■さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅- (1981)
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星の外観はシリーズを通してほぼ同一ですね。
氷結の星としての青、そして太陽系の果ての深い暗闇というイメージ


■宇宙空母ブルーノア #24 「地球よ、永遠に!」 (1980)
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ヤマトの類似作品、打ち切りの憂き目にあい10数話分が短縮され
地球を離れて宇宙にくり出したのは終盤のみだった
一番手前が冥王星と思われる。


■宇宙大帝ゴッドシグマ (1980) ED  
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⇒YouTube

「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」の有名なコーラス。左奥が冥王星と思われる。
1979年にボイジャー1号によって発見されたばかりの木星の輪が見える。
当時は気にならなかったけど、けっこう線がガタってるなあ・・・

ちなみに、このフレーズをよく覚えていたせいか
1985年の資生堂cosmo秋のキャンペーンCMには軽く衝撃を受けた
⇒YouTube

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1979年~99年あたりまでは「・・・土・天・冥海」の並びが正しかったらしい。
海冥に戻ったと思ったら数年で降格になっちゃって、つくづく不遇


■六神合体ゴッドマーズ #07「冥王星は地獄の星!」 (1981)
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今見るとひとっ飛びで冥王星まで行ってしまうクラッシャー隊に驚く
藤川桂介さんが脚本参加というのもあるけど、冥王星のイメージには松本零士作品の影響が強くあると思う。


■銀河疾風サスライガー #27 「聖星はるかなり」 (1983)
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その発見から五年、アニメで衛星「カロン」が描かれた最初の作品ではないかと思う。\イエーイ/


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カロンは背景の添え物としてでなくブラディ軍の核ミサイル基地として描かれ\イエーイ/
カーメン25世の超能力によって基地は粉砕された。\イエーイ/



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1989年にボイジャー2号が海王星に最接近。海王星が「青い氷の星」であることがわかると
アニメにおいて大きくかぶっている冥王星の色や材質イメージは、相対的変更を迫られます。


■劇場版 銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー (1998)
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あまり話題にならなかった劇場版新作ですが、
重要な舞台として過去のシリーズ中に何度も出てきた「迷いの星・冥王星」が
唐突にカロンとともに二重惑星になってたのには驚きました。

ハッブルもできて、天体観測の分野で未知だった色々なことが次々発見され始めると
アニメでは逆に描きにくくなるのか、ほとんど黒塗りになっちゃってますね。
そもそも遠い星でとても暗いということもあるのだろうけど。

この二重星は距離的にはちょっと近すぎるかもですが、大きさの対比はわりと正確なのかな。
ハッブルでも、かなりボヤけた画像しか無かったころですしね。

まあ、カロンは実際かなりでかい衛星なんだ、ほとんど双子星なんだという
そういう部分に触れたのは画期的かもしれない。


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このたびニューホライズンズが撮影したカロンと冥王星 (2015)


■トップをねらえ2! #04 「復活 !! 伝説のバスターマシン! 」 (2003)
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灰色の冥王星、トラントロワが眠る舞台として。
冥王星には遺跡があって、カロンのほうが開発されているのが面白い設定だと思った
サスライガーへのオマージュというわけではないだろうけど


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冥王星は砂漠のようなイメージで描かれる。あるいは砂でなく凍った固体窒素とかメタンとか
海外SFにはこういう解釈もあったような気がするけど、正確に思い出せない
実際のところ冥王星の表面がどうなってるのかはこれからわかるわけだけど、
松本アニメの影響を抜け出したという点で画期的と思う、


■宇宙戦艦ヤマト2199 #05「死角なき罠」 (2013)
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最近のリメイク作、グリーンの冥王星。
「冥王星表面を覆う氷と岩盤」という点が現実に言われてるイメージと近い感じ
前作シリーズとの齟齬もなく


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またヒドラやニクスといったほかの衛星(2005年に発見)に触れている点も新しい



どの作品も最近に至るまで冥王星は単色でまとめてるけど
ニューホライズンズの赤外線/可視光線情報もとに着彩された画像も公開された

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これだと意外にもダンガードAの冥王星が一番近いのかもしれない↓


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いずれにせよ冥王星のイメージはアニメが与えてくれた、
そしてそれを随時修正してく柔軟性もまた、アニメによってもたらされた気がする。

惑星でなくなり、外縁天体に格下げされると
カイパーベルトやオールトの雲なんかの仲間になって
「太陽系の最果て」という特異なポジションは完全になくなってしまったために
物語への利用のされ方も変わってきつつある昨今なのですが
(太陽系の果てに赴くというエピソードのある「放課後のプレアデス」(2015年)では
冥王星が完全無視されてた。これはある意味で新しかった)

今回の探査機の接近によって
地表面は本当はどんな様子で、どんな地形があって起伏はどうかなど、
謎に包まれていた冥王星の姿が今後次々と明らかになるはずです。
なんだか今回の全データをNASAがダウンロードし終わるのに、1年半もかかるそうで。
誰も予想しなかったとんでもない謎が明らかになったりすると、面白いですよね。

そしてもたらされた新情報が、また新たなクリエイターを刺激し、
それが新しいアニメとなって僕らにチビッコに届けられるとしたら
なんという好循環、さらにわくわくしてきます!\イエーイ/


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category: アニメ

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2015春アニメ SHOW BY ROCK!!  

■SHOW BY ROCK!!  http://showbyrock-anime.com/

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内気な性格で学校の軽音楽部に入部できず苦悩するギター少女しあんは、
迷い込んだ異世界ミディシティでガールズバンド「プラスマジカ」に加入し活躍するが、
その影では黒幕ダガーモールスによる世界支配の野望が進行していた。

というような話でした


2013年にサンリオが若い男性をターゲットに立ち上げたソーシャルゲーが原作。
ポップ&キッチュな異世界設定とサンリオ発キャラクターの可愛さに加え、
ライブ演奏/バトルシーンにセルルックでない、フォトリアルな3DCGが大胆に導入されており、
このミスマッチが思いがけない好評を得て、先般発売されたビデオソフトもかなり売れてるようです。
CGパート制作はスタジオグーニーズ

#ED



僕はこのED好きで、毎回じっくり見てたんですけど
カカト、足首やヒザの関節の柔らかな動きがすごく良いです。
出だしの「好きならできるはずさ」直後の決めポーズもやたら可愛い。
曲もいいですね。ピチカートが躍動的で美しい。
EDの2D部分のグラフィカルな演出は大森清一郎さんて方がやってらして
この方はわりと注目のCGデザイナーです。「霊媒先生」のEDをやっていた。


#01
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いきなりワケのわからない異世界に迷い込み、ふつうなら混乱しそうなところで
バンドに誘われた嬉しさが優先されてしまう導入部の流れは
コレかなりよく出来てると思います。これで話に大きく弾みがつく


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褐色金髪ツインテ。需要あるのに、なかなかいないですよね。しかもツンデレ。
この子のほかにはトリエラと、リリーラムセスくらいか
レトリー!レトリー!レトリー!レトリぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!レトリレトリレトリぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!


それと最終話について

#12
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まあその、なんでそこで弓矢なんやという感じがするわけです。
「奴を完全に打ちのめすには、音楽で勝つ以外に道はねえんだよ」(#06キング)っていう話だったはず。

物理攻撃でダガーを倒す、というのは演出としてわかりやすいけど安易であるし
あの場において適正がない、これしかないという必然性は無いように思う。

何よりしあんは、たとえ相手がダガーみたいな悪党でも、暴力に訴えるタイプではないんですよ。
彼女は、音楽でなら誰とでも、どんな人とでも通じ合えると信じているんだから。
だからそこは音楽で倒そうよ。そのためのアイデアを出すべきでしょう。

クリクリの巨大モンスターと戦ったあとダガーと戦う、というのも
なんだか同じこと、似たようなことを二回繰り返しているように見えました。


それと――
しあんにとっては、最終的に扉を開ける勇気を得たということで物語が完結するけど、
しあんがいなくなったあと、あっちの世界はどうなるのか、未来が見えない。
別れは必然だけど、向こうに残されたプラスマジカは幸せではない気がする。
いや正直他の連中はどうでもいいが僕のレトリーが不幸なのは困る。


(A).ダガーという悪党は何故生まれたのか、世界のどこにそういう原因・ひずみがあったのか、
ダークモンスターはなぜ心の闇に巣くうのか、そのへんの謎を解きあかす
(=ダガーはもう生まれない)

(B).しあん一人でなく、みんなでダガーを倒し「世界を救う経験」をみんなが共有する
(=もしダガーが再来しても倒せる)


この(A)(B)どちらかでも達成されれば、残された人たちは未来を生きていけると思う。
現状だとどこか放り棄てたような印象が残って、今ひとつスッキリしないです。僕だけですかね。

最低でも、しあんの戦いからレトリーが何か生きるヒントをつかむような、
そういうプロットは欲しかったです。

category: アニメ

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2015春アニメ ハイスクールDxD BorN  

■ハイスクールDxD BorN http://www.haremking.tv/

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ご主人様・リアス嬢の夏休みを利用した冥界への里帰りに同行するグレモリー眷属たち。
その折、冥界では悪魔、神、堕天使、アースガルズの各勢力代表が集い同盟の調印式が行われるが、
舞台は同盟に反対するテロ組織「カオスブリゲード」が招来した北欧神ロキの襲撃を受ける。

というような話でした。人気シリーズの3期。


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もともとこの作品は熱血バトルとオパイを楽しむための娯楽作品であり
演出的にも作画的にも、それ以外のシーンに必要以上の要求するんは野暮と思います。
それは十分わかっている、承知しているんですけど、
「もうちょっと頑張ってほしいな」「余裕なさそうだな」と思うことがしばしばある、
そんなシリーズだったです。


#11
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演出畑の岡本英樹さんが原画参加してる
ホントに余裕なかったのかもしれない


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女の子はみんな可愛い、声優さんも良いし
紳士的なシーンは作画も気合入ってて非常に綺麗なので、
それはまったく良いんですけど

#11,#07
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こういう「みんな同じ顔!」とかね。
「その背景なに!」とか、急にバストアップで登場してバストアップのまま去っていくヴァーリとか
作画班に余力ないのがわかってて、しかたなく省力コンテを切ってる感じ


あとシナリオは、これは原作準拠でしょうけど
展開を、なにかとヴァーリ一人に頼りすぎです。
ただそこにいるだけで、とくに何もしてない無益なキャラが非常に多い。

#08
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散々ヘイトをためこんだディオドラ・アスタロトがぶっ飛ばされるシーンは良かったです。
このキャラは声優も上手かった。
爽快感という点ではこのへんがピークだったかも

バトルシーンは、概ねですがどれも大味でした。
互いに戦力が拮抗しておらず、スリリングなバトルが成立しないケースが多い
主役が戦力的に急成長するような作品はだいたいこうなりますね。

#12
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「部長」ではなく名前で呼んでほしいというささやかな願いがカギになったよ、という話なんですが――
僕はイッセーがリアスを名前で呼ぶための準備はできてなかったと思う。
だからあのシーンは強い印象を残さなかったです。

二人の関係、先輩後輩、部長と部員、主と眷属という立場の違いが完全に排除されて
ただの一組の男女にならないと、名前では呼べないと思う。
呼んだとしても、それはただ呼んでいるだけ。見てる側には響いてこないよね。
リアスのほうがただの女になっていない、イッセーに対して何もさらけ出していない。


#02
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あとはまあ、結局作画面の不満ばかりになっちゃうけど
悪魔、神、堕天使、と各勢力の代表者が集まるレセプション。
魔王クラスから四大魔王の縁者、若手有望株の悪魔までもが一堂に会する会場。
という豪華さはない。これはもう、美設がちょっと

一応ヌーヴォー基調なのかもしれないけど、冥界の建築には思想を感じないです。
まるで昭和のアニメみたいです。

category: アニメ

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2015春アニメ 終わりのセラフ  

■終わりのセラフ  http://owarino-seraph.jp/

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謎のウィルス発生により崩壊した人類を、新たに台頭した吸血鬼の一族が支配する時代。
捕えられ家畜として扱われた地下都市から脱出する過程で家族を惨殺された百夜優一郎(ユウ)は
人類の抵抗組織に入隊し、鬼が封印された呪いの武具を手に入れて、吸血鬼に復讐する戦いを始める。

というような話でした。分割2クール、後半は10月から。


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かなり陰鬱で酷薄な世界設定なんだけど
ユウと仲間達のたくましさと前向きな明るさが大きな救いになってます。
シノアも当初ウザくて可愛かったんだけど、わりと終盤チョロくて残念

#03
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作画は03話屋上がけっこう面白かった
この作品は主線の太さをペン軸状に乱してあって、動画さんが拾うのが大変そう


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最近ときどき見かける刀のオバケ。中1枚で刃先がひっくり返る


#08
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ストーリーは、前半の学園編で仲間とめぐり合い、
後半の部隊編では廃墟と化した街なかで吸血鬼と戦う。
ちんたらと学園コメディが続くのかと不安だったので、そこは良かったです。

上司のグレン中佐は人類側の政治的駆け引きの渦中にいて、
一方で吸血鬼の側にも一定の理があるとか、そういう話になるようですね。


新人の寄せ集めであるシノア隊が原宿~新宿に向かい、クローリーさんと遭遇したときにけっこうピンチになる。
展開としちゃ面白いので構わないんですが、上位の敵と遭遇したら即全滅のピンチになるという、
そういう可能性を考慮してない時点で、グレンというのはたいした人物ではないような気がします。
いちおう配下(シグレ)に監視はさせてたようですが、あの場で何かできたとも思えない。


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あとは前半最大の山場である鬼との契約(#06)の描き方が地味というかショボかったんじゃないか。
もっと派手な見せ場が欲しかった。3人まとめて、というのが良くなかったのかもしれない。
終盤の暴走もお約束というか想定できる展開だけに、よけいにそう思う。

まあ、2期に期待ですね




#10,#11
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この、10話でつば競り合いをしてる姉ちゃんが
11話でも同じことをやっていてなんか笑った。役に立たない。


#09
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09話Aの何箇所かあるヘリ爆発、どれもそうなんだけど手描きケムリは良い、
しかし爆発の前の墜落するCGヘリが綺麗に画面から消えすぎてて、
爆発というより手品に見えて、ひじょうに軽い印象が残る。
一応破片も描かれてるんだけどほぼ見えないので、タイムシートの問題かもしれない。


category: アニメ

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2015春アニメ 響け!ユーフォニアム  

■響け!ユーフォニアム http://anime-eupho.com/
★ほしひとつ

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京都、北宇治高校吹奏楽部を舞台に、新一年生の主人公・黄前久美子と仲間たちの
吹奏楽にかけるきらめくような青春と葛藤の日々を描く。

というような話でした。

京都アニメーションの現時点での最高傑作とよく言われる。
確かに素晴らしかったです。
レビューや考察もWEB上に数知れずといった感じなので僕は2点だけ


#12 (木上益治回)
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この12話が最重要回と思う。

アオイちゃんと黄前姉の二人は一見、シリーズに不可欠な存在という感じがしないんですが、
実はもともとこの二人、久美子に音楽をあきらめさせるためにいる人達なんですね。
言い換えれば「普通の高校生が真剣に音楽をやる意味なんてあるの?」という
わりと本質的な問いを久美子に突きつける役。
二人とも、いまの久美子と同じ岐路を過去に通過した先輩であり、吹奏楽経験者です。

姉には甘えと反発心で対抗できるけど、アオイちゃんに対してはなす術が無い。
久美子にはアオイちゃんを説得できないし、吹奏楽に連れ戻すこともできないわけです。
かくて二人の存在は、久美子を「音楽をやる理由などない」という地平に縛り続けます。

麗奈に選ばれて浮かれていた自分や、
もがき苦しむ秀一にどこか感じていた同情や優越感が
滝先生のダメ出しによって吹き飛ばされ、自尊心をへし折られて丸裸にされたあと、
やる理由もないし要求に応える技術もない、そんな音楽に自分は愛されたい、
自分は特別でありたい、ただ純粋に「うまくなりたい」という願望が残る。
その身勝手で傲慢な欲求だけが、久美子を姉とアオイの呪縛から解き放つ。


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で、ここが一番見ていてビクンビクン気持ちいいシーンだと思うのですが
久美子=私は、滝先生の目を通して、「私は愛されるに値する存在なのだ」というかたちで
私を見るわけです。強烈にナルシシズムを刺激してきます。麻薬的な気持ちよさです。

これによって久美子はこの先、技術的に難易度の高い壁にぶち当たればぶち当たるほど、
さらに音楽にのめり込んでいく。
新しい呪縛が上書きされたわけです。



#13
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最終話。主要人物が睦まじくおさまる絵は本来あって当然なんだけど、
この作品の場合、この4人が同じフレームにおさまる物語上の必然性はない、
彼女たちはそれほど濃密な関係を築いてない。

本来この絵に至らないはずの物語だけど、これが成立するのはこれが「特別な瞬間」だからです。
この場の雰囲気でのみ、この4人は同一フレームに自然に納まることができ、
他の時間や場所では微妙な違和感や新味が残る。

彼女たちがその通常得がたい特別な瞬間を共有できた、
たぐり寄せられるようにこの一枚のフレームに集ったということが物語のゴールであり、
この瞬間の共有と経験はこれからの4人にとってそれぞれに財産となる。

こういうやり方もあるということを示した、これを達成した作品は他にはなかったですね。


category: アニメ

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2015春アニメ トリアージX  

■トリアージX -イクス-   http://triagex-anime.jp/

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暴力団や悪徳企業・政客など法で裁けない社会悪を判定「トリアージ」して
「術式」と称し制裁を加える私設軍隊「ブラックラベル」の終わり無き戦いと巨乳を描く。

という話でした


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人気アニメター高見明男の初監督作品
原作は学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEADの佐藤ショウジということで
あの作品も良かったですけど、高見デザインも良いですね
ピンクの子の声は声優目指してAKB48をやめた人だそうですが、わりと上手かったです


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なんか知らんけどボス、左前なんだよなあ
いつでも死ぬ準備はできているって意味かなあ


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主にバイクシーンとかでハイブリッド作画、アクションもわりと違和感なかった、

#01/#10
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バイク、挙動もいいと思うんですけど、ヒラヒラ以外人が微動だにしないんで、
もっと遠心力で体や腕が引っ張られる感じとかを出さないと人形っぽさが拭えないです
CG屋さんて、エフェクトやメカや素材感などには徹底してこだわるんだけどな


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ストーリーは、全10話なんで残り2話分、ラストバトルが丸々ぶった切られてる感じがするんですが
これはもう、そういう企画なんだし仕方ないでしょう。ということで評価も控えます。
10話の説明温泉とか、とてもシュールでした


どうせ短いシリーズなんだし、もっと主役を前面に出して、主役中心に展開するべきだと思うんですよ。
強烈な個が牽引せず集団に埋没すると、彼らの大儀がしょせん人殺しの理屈に見えてくる。

アラシを活かし、経験を積ませ成長を促して、必要なら派手に散る、
そういう宿敵・好敵手が不在なのも惜しいです。
おかげでアラシにはチームの切り札、主役としての魅力がない。
いや魅力はあるはずなんだけど、それを披露する場面、シチュエーションが用意されない。

そもそもアラシという人がどういう人なのか、どんな生活をしていて、どんな時に笑い、
何に感動し、何が好物で、何に対して怒るのか、全話見てもよくわからないですよね。
まだ話はこれからなんで、取り返しは十分きくと思うんですが、続編はなさそうだなあ


category: アニメ

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2015春アニメ うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレボリューションズ  

■うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレボリューションズ http://utapri.tv/

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国際的スポーツの祭典「トリプルエス」のオープニングアクト出場権を掛けて
シャイニング事務所擁する「スターリッシュ」と先輩ユニット「カルテットナイト」が激しくしのぎを削る。

という話でした。人気シリーズ第三弾。


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前作で登場しながら今ひとつ影の薄かった四人組の先輩たちが今回は対敵として前面に。
冷然として無愛想な彼らの中で、寿嶺二がグループのイメージを機能的に和らげている。

各担当回は(1)各自エピソードを披露しつつ(2)七海とコミュニケーションして新曲を仕上げ
(3)さらにライブで歌う、という段取りで、これが少々あわただしく、厚みのある物語や
深い掘り下げは尺的に難しい。


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たとえばカミュと黒崎蘭丸などはキャラも部分的に重複してるわけだけど
短尺で何か個性やギャップを見せるとしたら猫と遊ぶとかしかない、どうしたってこうなる


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対するスターリッシュは「クロスユニット」で実力アップを図るわけですが
これが、うーん。シリーズ全体にいえることですけど・・・

うたプリは売れてる企画なんだし、もう少しお金掛けてもいいんじゃないか?
ハッキリ言うけど、各話の山場である歌シーンは演出・作画ともに雑過ぎじゃないか?
と僕は思いますね。

ぜんぜん売れてない作品なら別にいいよ。
でも売れてる作品でこれじゃ、アコギな商売と言われても仕方ないでしょう
ファンの方は端的に不満を述べていいと思う


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13話を通して積み上げてきた二組ガチ対決のお膳立てを最後に全部アレというのも無茶すぎる
第四シリーズ制作も発表されたようですけど、今のままだとあまり期待できないですね。
登場人物ばかり増えて、中身は薄まる一方です。


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作画的に良かったのはOP、曲も良かった

#07
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07話ベース作画、手描きならうまいけど、ロトスコかな
ただ弦に指は届いてるのかこれ。親指の動きが若干不気味


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終盤#12,#13のロングショット、サイリウム。これは綺麗。
微妙にオバケってて凝ってる、左は二階席・三階席もあるんだけどgifだとわからないですね
明度を上げるとモブも描きこまれてる、まあ当然CGモブと思いますが


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category: アニメ

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2015春アニメ 山田くんと7人の魔女  

■山田くんと7人の魔女 http://www.yamajo-anime.com/

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私立高校に通う不良少年・山田は、あるきっかけでクラスメイトの優等生・白石うららと体が入れ替わってしまう。
この不可思議な現象をめぐり、超常現象研究部に集まってくる新しい仲間や友人、理解者たち。
やがて山田は、学園にひそむ謎めいた伝統「7人の魔女」の真相に体を張って挑んでいく。

というような話でした。
面白かったです。一部、未消化のプロットや進行上の難点もあるけど
大筋は12話で綺麗にまとまっていて、絵も綺麗で女の子も可愛いく、見やすかった。


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多くの「入れ替わりモノ」がそうであるように
中の人が入れ替わった状態のギャップ演技が最大の見どころです。
そのため各人物の基本設定も、粗野で情に篤いヤンキータイプ、読書好きでおとなしい優等生タイプ、
ニヒルな相棒タイプ、通俗的で明朗なJKタイプといった各種ティピカルな性格付けが施されています。

とくに主人公の山田は正直でいつも一生懸命だが、選択する手法が強引で思慮に欠け、無駄も多い。
こういうタイプの人だから、多少無理のあるプロットでも、強引さによって話は転がるけど、
彼の選択はいつも最善ではなく、より慎重に進めれば合理的なやり方はいくつもある。
でもそうすると物語は余分な尺を食い、作品にとって大切な気風の良さや勢いが失われるわけで、
この作品の展開は、その山田の無骨なやり口というか失敗も含めたスキームに大きく依存していますね。

山田は非常に魅力的ですが、一方で山田以外の人物にはあまり存在感がありません。


#10
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それと問題があるのは09話~10話の脚本・演出です。煩雑なうえに抑揚が悪く進行がわかりづらい。
10話はとくに、「7人目を探す」という生徒会長のミッションをクリアしたあと
山田が西園寺リカに会いに行く理由がない。

猿島の能力を消すことが当初の目的だったはずなんですが――
展開を山田の行動力に依存し過ぎているせいか、魔女探しに切実な理由が設定されてないので
こういうホコロビが生じるんだと思いますね


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乱痴気パーティーのように見えてヒロイン白石は基本的に山田以外とキスしないなど
ギリギリの線引きはされている。
でも白石(中身山田)と宮村のキスなど、困惑させられる絵もあって
好き嫌いが分かれるところかもしれない

#04
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このへん作画良いですね。シワとか
伊藤衣織子さんと、作監に中野良一さんがいたなあ。04話


#03
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これは両方とも03話だったかな。地面に落ちる雨を波紋でなくフラクタルノイズで。
ただ右の傘は、構図はフカンなのに・・・まあいいけど・・・
そういえば03話のアバンは意味不明だった、オチも意味不明だったけど

あとはなんだろ。BGMの入れ方がシリーズ随所でおかしい。ていうか、BGMがうるさい。
それとノートの下巻はどうなったんだろう

category: アニメ

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