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2010春アニメ RAINBOW 二舎六房の七人  

RAINBOW 二舎六房の七人 (26) http://www.ntv.co.jp/rainbow/

人と出会い絆が生まれ、それが生きる喜びとなり未来の希望へと繋がっていく
いまどき珍しい人間賛歌だが、勧善懲悪というわけでもないわりに、
扱っているのはわりと普遍的なエートスやパラダイムなので
誰が見てもそれなりに楽しめる。展開も熱い。

ただ作りは存外に大雑把で、細かく見ていくとキリがないほど突っ込みどころ多数。
「ここが見せ場」風なハーモニー処理に帰結させるためにかなり強引な作劇もする。
ざっと思いつくだけでも

・佐々木と石原にアンチャン殺しの落とし前をつけさせるのはいいが
二手に別れて同時に行う意味がまったくない。

・米軍基地前での石原とアンチャンの対峙を描きつつ
同時進行でヘイタイの出所を描く意味がない。

・吉田淳子に会いに行ったキャベツが唐突に単独行動を取るのは不自然。

・福本組の名前にビビっていたチンピラが
福本組にビビらず日を改めて仕返しに来る理由がわからない。

・ジョーが歌っているのを外から聞いて
「兄と確信したら入って来い」というのが意味不明。

等々。挙げていったら本当にキリがない。
要するに、どうでもいいようなことまで
無理にドラマチックに仕立てようとして滑っている感はある。

でもまぁそういう点は作品鑑賞において実際には大した問題ではなくて
この作品で注目すべきはやはり
「遺書を渡す」「石原を殺さない」の2点だろう。

アンチャンにしろマリオにしろ、この選択に確信を持ってる風なので
物語はそのままつつがなく進行するが、
「本当にそれでいいのか」といった疑問は残り続ける。
最終的にその判断が正しかったかどうかという判定も
下されないので、戸惑う視聴者も多いのではないかと思う。
もちろん正解などどこにもないのだけど。

すでに命以外はすべて失い何ひとつ持たない不快害虫のような存在を
この上さらに憎んで命さえ奪うべきか、
あるいは憐れみ最後の慈悲を与えるべきか。
この選択が突きつけられた時、それまで我々がどういう世界に生きてきたのか、
我々はどういう存在であるべきなのかといった
奇妙で、そしてある種原理的な問い掛けが発生する。
ここはとても重要なので、見ていて何かモヤモヤしたものを感じたなら
それはとても正しいことだと言えると思う。


通常アニメは序盤数話を見ればある程度は評価が固まるものだが
この作品の場合はそれがまったく纏まらないまま、
とうとう最終話まで見続けてしまった。
いろんな意味で興味のつきない魅力ある作品であることは確か。


個人的に一番好きだったのはこの人

3321545258_1659.jpg

リリィを追い出しに来たおっさん。誰よりも輝いていた。


その他、石井康嗣の怪演もすばらしいが
キャベツの教育係だったヤクザ田中は意外にも古谷徹、
EDの高音すげえと思ったらボーカルは小野正利だそうだ。



********

とりあえず春アニメに関してはこんなところで
やっと夏アニメに取りかかれると思ったらもう秋ですか。



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category: アニメ

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2010春アニメ 会長はメイド様!  

会長はメイド様!(26) http://www.tbs.co.jp/anime/maidsama/

2クールあるが脚本はかなり圧縮されており
大した事件は起きないが、展開がスピーディで概ね楽しく見られる。
ただ、言われているほどの「会長萌え」は僕には感じられなかった。

スポーツ万能優等生、何事にも全力でいつも一生懸命な生徒会長が
メイド喫茶で媚びた笑顔でご主人様とか言ってるのがギャップ萌え?

生徒会長であろうが接客係であろうが、この主人公は
要求される職能やあるべき姿を体現しているだけで、
特にそこにはギャップを感じない。
フィクション内で職業意識から取ってる行動に落差萌えなんかないよ。
上目遣いだったりネコ耳つけてりゃ何でも萌えるかというと
そんなことはない。
特に彼女はその仕事を、自分の立場にはふさわしくない
あまり人に言えない職種と考えてしまっているし。

この作品においてメイド喫茶は、よくある学園ラブストーリーに
スパイスとして非日常感を導入するための装置でしかない。

とはいえ第02話の学園祭回、企画の着地誘導に失敗し
男子のボイコットを受けた後、即座に謝罪し接客フォローに
回るという主人公の行動には目を見張るものがあった。

狼狽したり取り乱すことなく最善の選択をし迅速に行動する姿には
この主人公らしい、才気活発で聡明な印象を受ける。
「ご主人さま」と言ってしまうオチも含めてここは非常によく出来ている。

頭のいい人間の行動は常に、見ていて爽快で面白い。
逆に愚鈍な人間の行動は笑えるが時にもどかしくじれったい。
この作品に真にギャップがあるとすればここで、
会長は一面において理知的で判断力や事務処理能力に長けるが
男嫌いである分恋愛には奥手であり
碓氷との関係も膠着気味で、なかなか進展も後退もしない。
この両面をうまく取り混ぜた、この作品ならではのエピソードが
もっと多く語られるべきだったと思う。

3バカをはじめとする脇キャラの充実度は高い。
花澤香菜がかつてないほどのテンションではっちゃけている。




category: アニメ

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2010春アニメ 裏切りは僕の名前を知っている、HEROMAN  

8月の終わりにイボ痔ができて長時間のアニメ視聴がつらい

裏切りは僕の名前を知っている http://www.uraboku.jp/
「赤くなってるよ」と言いながら平気で他人の患部に触れる少年とか
窓の外を眺めながら唐突に世界の終わりについて語り出すお兄さんとか
闇のポエムを朗読して心当たりがあるだろと言い出す命の恩人とか
序盤からかなり強引に飛ばしていて、失礼ながらネタアニメとして楽しめる
この路線を続けてくれるのかと思いきやそんなことはないのが残念。

前半はそこまで親切に講釈しなくてもと思うほど徹底した説明で
誤解の余地が少ないという点では良いのかもしれないけど
さして難解な話でもないので台詞回しがくどいと感じる場面もある。

中盤以降は主役級パワーインフレでツバイルトがどんどん雑魚化
というよりそもそもツバイルトは対中ボスクラス戦闘は論外、
せいぜい強めの雑魚敵にしか対処できてない。
カデンツァに対して手も足も出ないほど力の差があるなら
元より千年も戦いは続かないしどこかで死んでいるはずだろう。
長生きしてるわりには何かと些事に感情を乱す人達でもあるし
どうもこのへんの作りも雰囲気だけのような気がする。
意図は不明だが、登場する人物は例外なく知能指数が低めに設定されている。

桜美かつし&JC作品ということで陰影と光彩はさすがの美しさ、ため息が出るレベル。
だが物語や世界観、各種デザイン等は結局どこかで見たようなよくある作品。

原作について深刻な剽窃疑惑も取り沙汰されており
割り切って美術やエフェクトを楽しむのが正解と思う。


HEROMAN http://www.heroman.jp/
見る前は、チアの女の子がボンボン振ったり足上げたりして、
それらの動作でロボットを遠隔操縦するのかと思ってた。
そのほうが面白そうじゃないか。

宇宙人の侵略に対し自分がロボットを操って戦って
それを可愛い女の子がそばで応援してくれるシチュエイションてのは、
笑ってしまうほどアナクロなヒーロー妄想全開だけどやっぱり熱い。
「今までにないヒーロー」っていうコンセプトらしいけど
どう考えても新味はないように思う。

英雄には褒美として祝福のキスくらいあってもよさそうなもんだが
今時そういうファロス主義は放送倫理的にまずいんだろうか?
折角のヤンキー娘の存在価値が薄いような気がする。
ハイスクール・ヒエラルキーなんてものがある国が舞台なので
話はそう簡単じゃないのかもしれないけど。

ウィルとニックの扱いは、信賞必罰という意味で著しくバランスを欠いている。
こんな展開を全日帯アニメでよくやるわと思う。
そういえば足の不自由な少年も出てくるし
世の中って不幸だけじゃないしハッピーだけでもない的メッセージは感じるけど
スクラッグ編終了後、暗い話を避けるようにリナのデート話に
持っていく演出センスはいくらなんでも極端で正直きもい。
欝展開にしたくないのならウィルニックには何らかの救済か
それに順ずる道を与えておくべきだっただろう。

そういえば技名コールが仮面ノリダーみたいでなんか腰が砕ける。



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2010春アニメ 四畳半神話大系、聖痕のクェイサー  

四畳半神話大系 (11) http://yojouhan.noitamina.tv/
僕は元々勘が鈍いせいか最終話まで見てもあまりピンと来ず
2周目の序盤まで見返してああなるほど、これはやはり
面白いんだなとようやく思った次第。
でもこういう「感性でなく頭や理屈で理解してるつもり感」が残るのは
鑑賞スタイルとして正着なのかどうかまったく自信がねえです。

何度も巻き戻っていたのは「わたし」の時間ではなく観客の時間だった。
僕の場合は最終話まで見た後で、さらにもう一度巻き戻ってしまったけど。
ある意味メタ的というかポストモダン的。

一話の「神」に心囚われてしまうがそれは罠だったり、
四畳半はあまり関係ないなあと思わせておいて深い関係があったり、
明石さんと見せかけておきながら実は小津がメインヒロインであったり。
初見でそのへんに気づけていれば中だるみ感を回避できたかも。

これが今年No.1のアニメ作品などと言う気は毛頭ないが
例えばあなたに「今年1本しかアニメを見ないと心に決めた友人」が
いたとして、その友人に勧めるべき1本がこれだ。
まぁ、多くを語ることに意味はない。ひとまず星はつけておく。


聖痕のクェイサー (24) http://www.qwaser.jp/
とりあえず23話は置いておいて真剣に語るが
気になったのは11話などでハナが真冬や委員長に嫌がらせを続けている点
ハナはカーチャの奴隷となることでM属性を開花させリア充となっているので
相も変わらず安っぽい苛めなどを続けているのはおかしい。

より高次の存在であるカーチャに帰依することで
俗事や周囲の人間関係への関心は薄まっているだろうし
嫌がらせなどの低次元の行動ではハナのストレスは解消されないはず。
たとえばここで逆にハナが苛めを諌める側に回っていれば、真冬との
ライフライン(新用法)が成立し18話以降の2人の親密な会話にも自然に繋がる。

それと18話の真冬だが、姉妹同然に育ってきたトモを拉致られたことで
彼女は心情的に一人ぼっちになり、半身をもがれたような精神状態のはず。
にもかかわらず、真冬が平常心を保っているのが奇妙に見える。
真冬がトモの安全を<確信する>に足る何らかの根拠が示されるか、(一応説明あるが弱い)
あるいは真冬が気丈に振舞わざるを得ない状況の構築が必要。
(→委員長やミユリが必要以上に気遣ってみせるとか)
少なくともおっぱいの大小を保険医に相談している場合ではない。
この2点はどうしてもおかしいと思った。

まあこういう点がおかしいと思ったところで
23話はあのおっぱい祭りなのだけど。
元々原作漫画のある作品なので、アニメ用に一応の区切りを
見せてくれた点は率直に評価したい。
乳首の屹立はともかく、振動というのは斬新だった。それとED2は佳曲




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2010春アニメ いちばんうしろの大魔王  

いちばんうしろの大魔王 (12) http://www.mmv.co.jp/special/daimao/
主人公少年が温厚で平和主義な草食系の人柄であるがゆえに
周囲の人物・ことに女性は(その行動をいちいち主人公に突っ込ませる必要性から)
常識と条理の埒外にいるかのような極端な性格設定になる。

それは別にいいが、たとえば03話での服部絢子の転向などは
キャラが脈絡を無視して急に自己否定に走るような変節水準で
物語の進行を優先したせいで人格が破綻してしまっているように思う。
この結果として中~終盤で重要なはずの服部の苦悩が空々しく見えてしまう。

この服部を魅力的に描けなかったのは痛かった。
彼女の本音部分を代わりにさらけ出している緑の子は輝いてるんだけど。

04話ステージに飛び込んでくる照屋栄子など、
もはや狂人以外の何者でもない行動を取る。
まぁそれも極端な性格を表現するためと見れなくもないし
この行動が照屋の人格を直接阻害することはないが
少なくとも、照屋相手にまともな会話が成立することには違和感が残る。

そもそも脚本からして、いたる部分がガタガタで
元々わかりづらい全面戦争突入に、余分なカオスをもたらしている。
脚本がガタガタだとコンテもレイアウトもガタガタになる。
たとえば下

325416001_1_5_12.jpg

これなどは連続している1シーン(主に金髪男が喋るシーン)なのだが
アクトとケーナの場所や相互の位置関係がコロコロ変わってしまっていて
何が起きているのかわからない。
こういうつまらないミスが妙に多い。

準備期間不足やスタッフの力量の限界などさまざまな要因は考えられるが
いずれにせよ作品やファンにとっては不幸なことだったとしか言いようがない。



でも、スタッフが本来やりたかったことは
それなりに高水準なことだったんではないかという気はする。
たとえばキャラデザ。

3312560_01_05.jpg

わかりにくいかもしれないが、女の子の目の形状が全部違う。
こういうとこまで凝った作りになってる作品は最近あまりないのも事実。
作画スタッフは描き分けが大変だったろうと思う。

そういえばクライマックスでOPのインスト曲が流れる作品というのも
久しぶりに見た。



category: アニメ

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