大匙屋

健康第一

爆発1/2 金田爆発、庵野爆発  

別件でJavaScriptスライダーを使う用事があって
面白かったんで戯れに爆発スライダーを各種作ってみました。
用語をググる人や若い方にとって何かの参考になれば幸いです。
でも多分著作権違反なので、そのうち消すかもしれません。

ついでに爆発エフェクトの歴史について
ちょこっと書いてみます。


金田爆発


「劇場版 銀河鉄道999」1979年
先だって急逝された金田伊功さんの爆発です。

この映画でクライマックスの惑星メーテル崩壊シーンとともに
「金田伊功」という名前が評判となりました。
これによって金田さんはエフェクト職人として地位を固め
その後現在まで膨大なフォロワーを生み出し続けていくことになります。

ちなみに「金田伊功」以前の爆発表現というのは
以下のような感じでした。

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海のトリトン 第03話 「輝くオリハルコン」1972年
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マジンガーZ[OP]1972年
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宇宙戦艦ヤマト 第02話 「号砲一発!! 宇宙戦艦ヤマト始動!!」1974年

もちろんその後に続くアニメと比較すれば洗練度において大きく違いますが
たとえば「ヤマト」では「無重力の宇宙空間ではどのように爆発するのか」など
作品によってさまざまな試行錯誤の繰り返しがあるわけです。
それを踏まえたうえで、爆発シーンを燃焼や崩壊といった単なる現象表現でなく、
人やモノや壁や床といった画面を構成する要素を瞬時に外に吹き飛ばしていく
爽快感のようなものまで含めて表現し、結果キモチ良さ=感動にまで高めたのは
金田さんの功績だろうと思います。


庵野爆発


超時空要塞マクロス 第27話 「愛は流れる」1983年
庵野秀明さんの爆発は実写の徹底検証と写実表現(参考
爆発のエフェクトに「爆風」という概念を持ち込んだのも
庵野さんが最初かもしれません。
第27話 「愛は流れる」では衛星軌道からの爆撃で雲が蒸散する表現が
あるのですが、多分そこも庵野さんだと思うんだけど、確認取れないな。
この作画を担当した当時はまだアマチュアの大学生だったはず。

このマクロスの現場での高山文彦さんとの出会いが縁となり
庵野さんはナウシカでの巨神兵復活シーン担当に大抜擢されることになります。


長くなるので分けよう。
次回磯爆発、吉成爆発。






※1
追記 氷川竜介さんに間違いを指摘されてしまった!
ここは友永さんのパートだそうです。申し訳ない。というかお恥かしい・・・
次回までに急いで修正します・・・

追記2 ↑誤解を招く表現でした。氷川さんの御指摘はtwitter上のもの
著作権のある図版などを勝手に引用するような個人ブログのありようを
決して氷川さんが容認されているわけではないことを付け加えておきます。



追記3
なにこのアクセス数(´;ω;`)


追記4
取り急ぎ差し替え
修正前に冒頭に表示していた画像は以下(友永さんのパート)



完全に金田さんのものと思い込んでいました。ごめんなさいごめんなさい。
よく見ると、火柱のフォルムや太さとか赤色の処理が確かに違う。
是非ビデオやDVDで「劇場版999」をご覧になってください。

余談ですが、再見して気づいたこと。
惑星メーテル戦闘シーンにクイーンエメラルダスのアップが一瞬あるんですが
この時のエメラルダスの表情は、何というか凄いですよ。
色気というか、凄みというか。ぞっとするほどです。
子供の頃はこの表情の凄さにまったく気がつかなかった。

知ったかぶりして赤っ恥でしたが、結果として収穫も多々ありました(ノ∀`)



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category: アニメ

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2009秋アニメ 3篇  

今期ダークホースは「戦う司書 The Book of Bantorra 」じゃないですかね。
これは大化けするかもしれないですよ。

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序盤について その4


FAIRY TAIL [TX] http://kc.kodansha.co.jp/fairytail/
ヒロイン・ルーシィがフェアリーテイルに参加したいと願う動機や
ナツが彼女をそこへ誘うに至った心情表現が今ひとつ物足りなかった。
有象無象が集まるギルドなので元々来る者拒まずなのかもしれないが
2人の出会いにはもう少しドラマティックなものがあって良さそうなのに。
そのせいかルーシィは解説役にもならないリアクション要員に留まっているし
ナツの言う「仲間」にも重みが欠けてた気がする。すべてはこれからか。

レイアウトも作画も全体的に悪くないと思うが
建築様式とかプロップデザインとかが地味過ぎる気もした。
ここはタメて欲しかった、みたいな演出も随所にあるけど
単に慣れや好みの問題かもしれない。良いところも多々ある。

連載開始当初、某作品に酷似した絵柄で叩かれた原作だが
いまや単行本累計950万部を売るマガジン看板作品だそうで。
それだけ売るからには、必ず何か人を強く惹きつけるものがあるはず。
まだ始まったばかりで見えてこないが、何かはきっとあるのだろう。


11eyes (12) [CTC] http://mmv.co.jp/special/11eyes/
僕は中二病っていう言葉が大嫌いだけど中二病設定は大好物で
この作品はまさに、これを待ってましたという感じ。
全編どこを切っても打てば響く中坊レベルの誇大妄想、だがそれがいい。
こういう愚直なまでの類型アニメを斜に構えて見下すのはバカのすること。
伝統芸能を鑑賞するような明鏡止水の心境でひたすら様式美を堪能するべき。
念のため言っておきますが皮肉ではなく、誉めてます。

小野大輔にはかしこまって「私が守って差し上げます」とかじゃなく
「俺が守る!何があっても!」とかいう倒置法が悲しいまでに似合う。

惜しむらくはもっとパースを!金田光を!ビル倒壊を!巻き上がる炎を!
そういうのはこれから出てくるんですかね。
原作とはだいぶ違ってるようですが。期待しますよ。


DARKER THAN BLACK -流星の双子- (12) [MBS] http://d-black.net/
2期は1クールということで探偵コンビなどの遊び回はなさそう。
各巻6000枚前後、微妙といえば微妙な売り上げだった前作なので
今回は投資額が抑えられたってことなのか。
発売されるDVDには外伝的な新作OVA全4話(漆黒の花?)が含まれるらしく
時節柄展開手段をいろいろ模索してるんだろうと感じる。

作品内容に関しては・・・
なんというか、ああ無から重火器とか生み出しちゃうんだ、とか思った。
バラエティに富んだ能力者が頻出するのはこの作品の魅力のひとつだけど、
とうとうそういう反則技使っちゃうの?しかも主人公側で?というのが
ひとつの不安要素。もう何でもアリになっちゃいそう。杞憂であればいい。

すでにあちこちで話題作となっているので色々言う必要はないだろう。
あのね商法だけはナシにしてください。望むのはそれだけです。



category: アニメ

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2009秋アニメ 3篇  

序盤について その3


そらのおとしもの (13) [CTC] http://anime.webnt.jp/soraoto/
落ち物ではあるが嫁が落ちてくるというより仔犬を拾うような話。
序盤のイメージ的にはうる星とかよりちょびッツに近い感じ?
こんなものは昔から山のように作られている気がするけど
岬めぐりでパンツが飛んで話題を一気に独占した。これは見事。
露骨なエロに走らない作り方も好感が持てる。

話の起点として主人公トモキがイカロスを必要とする状況に
陥るためのパターンや宿命的構造が少し弱い気がする。
トモキを持続的に縛る設定、なにか決定的な弱点のようなものがあれば
よりオチがつきやすく、話も転がりやすいように思った。
フリーダム&万能感のほうが今は客受けするのかもしれないけど。


戦う司書 The Book of Bantorra (26) [BS11] http://www.bantorra.com/
真人の幸福のみを追求するのが神溺教団、というのはわかるが
図書館側・武装司書との対立軸がわかりづらい。
武装司書たちの行動は治安維持活動に見えるので
それらが彼ら本来の職務(のはず)である「本の管理」と
どのように関係するのかが今ひとつ見えてこない。
警察っていないの?というレベルの疑問で思考停止してしまう。

そもそも「本」を管理することの何が社会的に重要なのか、
埋蔵されているらしい本を発掘する理由は何か、
それがこの世界における図書館、及び武装司書の存在理由となるはずだ。
そこが明らかにならないので奇妙なおいてけぼり感がある。

小説やコミックならこういう作りでもいいんだろうけど、
原作未読者は画面に食らいつくように情報を拾っていくしかなく
大半の客は疲れて逃げてしまうんじゃないの。
なんだか非常にもったいない気がする。


テガミバチ [TX] http://www.tegamibachi.com/
世界観と設定説明、母との別れとゴーシュとの旅~ラグがテガミバチを
目指すまでの1~2話は断章的で直接3話以降と関連しないようなので
アニメはいっそ3話からスタートのほうが収まりが良かったように思うけど、
こういうところも「原作通り」じゃないと許されないのか。

心弾でビジョンが見えたりするのは話が早くていいよね。
今の時代に人情話で受けを狙うには、こういった簡便さや
スピーディーさが不可欠なのかな。
人間同士の関係って、そうも簡単でいいものなのかという気もするが。

ラグは母親がアカツキに連れ去られたと思っているようだけど、
それは確定情報?なぜわかった?というのがちょっと気になった。
まあ本人が疑問を持っていないなら当面は無関係か。

ここで泣いて下さい的な演出が過剰で時に興を削がれもするけど
原作は売れている漫画のようだし、情に訴えるばかりでなく
ちゃんとプロットで見せてくれる部分を期待したい。



category: アニメ

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2009秋アニメ 4篇  

序盤について その2


こばと。 (24) [NHK-BS2] http://kobato.tv/
NHKらしい、ある意味保守的でファミリー向けなハートフルストーリー。
ルールをしっかりと把握させる01話の構成はまるでお手本のような作り。
2クール作品にしては、序盤の登場人物の少なさが気になる。
1話完結式で小エピソードをまとめつつ保育園の抱える問題を縦軸にする感じかな。
スターシステムらしいのでCLAMPファンには色々とニヤニヤできる作品かも。


君に届け [NTV] http://www.ntv.co.jp/kiminitodoke/
これは恐れ入りました。
原作は超人気作品らしいと聞いていたけど、確かにこれは面白い。

花壇で爽子の前に風早が降り立つ瞬間、風早の側頭部をなめつつ
流れる雲をカメラが追う一瞬のカットが素晴しい。
突然の展開で風早を直視できない爽子の抑圧や緊張感が伝わってくる。
モノローグをかぶせつつも硬直してるであろう様子が目に浮かぶ。
この演出センスは普通じゃないと思った。
イベント→反省会からクライマックスへと至る構成も完璧。

JC&カサヰ作品かと思いきや、まさかのIG6スタ/美術はバンブー。
ハイパー化した小林七郎のような背景のアートワークは
竹田悠介によって「true tears」で示された水彩画の技法。
キャラデザインに沿うかたちで情報量はコントロールされてるけど
淡い色使いながら緻密で街路樹の鮮やかさや空の高さがよく表現されてる。


ささめきこと (13) [TX] http://sasameki.com/
はやりの同性愛物のようだが他作品に比べてコメディ色強め。
風が吹いたり空が青かったり赤い糸だったり、凡庸なOP。
百合物として透明感や清澄さをことさら強調したい意図なんだろうけど
類似作品が幾らでもあるのに、アイデアや着想は他になかったのだろうか。

序盤の演出が多少くどく見えるのは、この先に急展開があるからかな。
風間の言動がグサグサ突き刺さることで純夏に同情が集まる構造だけど
個性的な脇役も揃ってるようだし、群像劇風に仕上げていくように思う。
最終的に純夏に救済があるかどうかはわからないけど
倉田英之脚本ならある程度安心して見てられる。


聖剣の刀鍛冶 (12) [CTC] http://blasmi.com/
またぞろ中世風剣と魔法の萌えエロアニメかと思ったら
わりと正統派の剣戟ファンタジーっぽかった。黙示録的な展開もありそう。

セシリーの人となりや彼女が守ろうとしている街の風景、彼女の喜び、
彼女を取り巻く住民の生活感など具体的な「日常」をバッサリ省略して
トラブルとの遭遇やルーク、アリアとの出会いを一気に描いていくのは
物語を下支えする世界観の把握が追いつかず戸惑う。

力はないけど守りたい、金はないけど最高の刀は欲しい。これでは
セシリーは家名と職責に縛られ主体性の欠如した痛い人になってしまう。
セシリーがあまりに馬鹿過ぎてルークのツンデレが活きず、
間に入るリサの可愛さも爆発しない。すべては構成の不備だろう。

「人間を斬れない」という欠点がシリアスな問題であるためには
セシリーがより多くの人々と日常的に幸福な関わり方をしているか
あるいは逆に完全に孤独である前提が必要なはずだ。
この作品は「状況」を描かず「設定」を描いてしまっている。



category: アニメ

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2009秋アニメ 9篇  

序盤についてぼちぼちと


あにゃまる探偵 キルミンずぅ (50) http://www.kirumin.com/
チビッコ向け。美術が独特の世界観を構築してていいなあ。
4クールの全日帯アニメで子供が口ずさめないOPってのはどうなんだろう。


乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ (12) http://nogizaka-haruka.com/
たいしたことは何も起こらないけど安定していて、見てて楽。
邪魔が入って気をもませるというのが伝統的な作劇手法なら
邪魔が一切入らない全能感というのもカウンター作劇なのかも。
相変わらず奇妙で不思議な作品だと思う。
佐藤利奈のおミソ役は新鮮で良い。


クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者 (12) http://queensblade.tv/
本戦が始まってテンポは良くなったけど・・・
宿命的なアングルがいろいろ盛り込まれてるので、
結末は何かと未消化に終わるだろう。

バトルアクションが淡白なのが物足りないと感じていたが
お色気バトル物とバトル物というのは本質的に別物で
こういう作品に対してアクションやバトルがぬるいと言うのは
ノーパン喫茶で珈琲が不味いと文句を言うのと同じなのだろうと最近思う。

韓鎮アニメーションが遜色なく作監までこなすようになってるのが複雑な心境。


アスラクライン2 (13) http://starchild.co.jp/special/asura/
解決篇としては機能しそうな2期。作画は相変わらず。
取ってつけたような各登場人物の苦悩は鼻で笑うレベルだが
隠された壮大な設定が徐々に明らかになる楽しさはある。


けんぷファー http://www.tbs.co.jp/anime/kenpu/
状況に流されるままの主人公+狂言回し不在の難解設定で
視聴者がふるいにかけられる感じ
田村ゆかりに「なんで戦うのか?細けぇことはいいんだよ」と言われると
そうだよなぁと思ってしまう僕のような人間には向いているのかもしれない。
比較的シンプルな絵柄だけど女体のフォルムというかシルエットが素晴しい。
特に1話図書館での三郷雫の後姿とか2話昏倒する沙倉楓のボディラインとか。

声優ネタはどうも原作準拠らしいのだが、どうせやるのなら
この先の仕事が心配になるくらい極端な弾け方をしたほうがいいと思う。
半端に声オタに媚びるような手口だとまず嫌われる。


にゃんこい! (12) http://www.tbs.co.jp/anime/nyankoi/
缶を蹴って地蔵の首が折れるのが物理的に不自然だし
与えられる義務に対して主人公が従順であるのも奇妙に見える。
もっとひどい罪や宿命を背負ってくれたほうが説得力は増したと思う。
主人公が毅然としていない上に、リア充で普通にモテているので
むしろ呪いが達成されて猫になってくれたほうが
話としては面白くなりそうな気がしさえする。

田中敦子猫は面白いキャスティングだけど、
緒方賢一のシャミセンを見たすぐ後だけにインパクトがない。
これはタイミングも悪かったと思う。


WHITE ALBUM (13) http://whitealbum-tv.com/
このシリーズが今さら大逆転でヒットする可能性は低いだろうけど
吉成鋼さんの執念の絵作りを堪能できるのは贅沢なことだと思う。
時代がかったものを表現するのにいろいろ気を使ってるわりには
緒方理奈にわりと今風の曲を歌わせてるのが多少違和感あった。
このへんは制作もいろいろとジレンマなのかも。


とある科学の超電磁砲 (25) http://project-railgun.net/
序盤はほぼ完全に新井里美劇場。
大人っぽい下着を見られても逆に誇らしげな黒子が可愛い。
持ってまわったような言い回しや説明台詞にウンザリもするけど
それもこのシリーズの個性なのかもしれない。
サテンの立ち位置が何だか微妙なのは今後の展開によるものか。


生徒会の一存 http://anime.webnt.jp/seitokai/
たしかに上手く映像化するのは難しそうな内容だけど
作品独特の間とかテンポが一度確立されれば一気に面白くなりそうな気がする。
声優さんも制作スタッフも、序盤はまだ作品を掴み切れてない感じ。
出来てないことを否定するより育てていくつもりで長い目で見るが吉。
終了のポーズはイミフだが癖になる。



category: アニメ

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水際の表現はあまり進歩していない。  

前回のエントリーに関連して
「咲の作画ってそんなに悪かったか?」みたいな誤解を受けたんで
ちと補足

特定作品の作画というより水の表現についてです。
もちろん水や炎、煙といった自然物というのは描くのがとても難しい。

爆発に関しては磯さんという天才が現れて以降日々進歩し続けてるし
炎というのは実はどの炎もそう変わらないしCGでもいけちゃうんですね。
でも「水といえばこの人」みたいな代表的表現者ってのは意外といない。
気泡や水飛沫が上手い人は多いんだけど。
そういうのもあって、たゆたう波間やプールの水際の表現みたいなものが
大して発展しないまま今日ここまで来ちゃってないか?という気がするのですよ。

CG、エフェクトの発達で水らしいテクスチャや反射光は表現の幅を広げてるけど
液体と固体を分かつ境界線の表現はここ10年くらいほとんど変化がない。
表現の幅は広がっているはずなのに、相変わらずの寒天プールを見せられると
アニメーターの技術力の平均値は逆に下がってるんじゃないのとさえ思う。

別にハイパーリアルに描けというつもりはないんだけど
わずかに線を動かすだけで、質感てのはグンと向上するもんでしょう。
それが10年以上ほとんど変わらないってのは、不思議ですよね。
こんだけ美少女アニメがあふれて、お約束のように水着回がある。
水を表現する機会はむしろ増えているはずなのに。

まぁ前回はちょっと意地悪く書いちゃったので反省してるんだけど、
見る側の立場として、そろそろこういう部分にも進歩があってよくないか?という
意識を持つべき時期じゃないかなと思ったりしてるわけです。

日本のアニメは世界一ィィィ!みたいなことを
世界に向けて発信したい人も最近大勢いるようですしね。
冗談じゃない。まだまだこの程度なんだよ、と。


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1995 新世紀エヴァンゲリオン 第10話 「マグマダイバー」
アスカが飛び込んだあとの水面。波紋はおろか影や反射光さえゆらめかない。

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1997 少女革命ウテナ 第15話 「その梢が指す風景」
ぼやけた境界線がゆったりと見事にゆらめく。リアリティなどはないが美しい。
これはもう、さすがウテナというべきか。

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1999 カードキャプターさくら 第63話 「さくらとプールと大きな波」
それなりに予算をつぎ込んださくらでさえこの程度という時代。
だが少なくとも水は当たり前のように波立ちゆらめいている。

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2003 神魂合体ゴーダンナー!! 第08話 「華麗なる撃墜王」
手描きによる水表現はこのあたりが最後の世代かもしれない。

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2005 灼眼のシャナ 第09話 「恋と欲望のプールサイド」
完全に寒天プール。CG導入とともにこうなった。
制作現場が大幅な省力化を余儀なくされた時代です。
寒天プールはアニメバブルの遺産とも言えると思いますね。
それが何故か今も続いている。

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2007 ケンコー全裸系水泳部ウミショー 第03話 「魅せる!!!」
ウミショーはプールが舞台の中心であり高負担であることも考慮する。
コースロープ下線のゆらぎなどに工夫が見られる。

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2007 School Days 第5話「波紋」
波紋なし

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2008 とらドラ! 第07話 「プールひらき」
反射光の使い方でゆらぎを表現している。線の動きはない。
飛び込んだり足を動かしたりしない限りは、そう違和感はないけど・・・

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2008 ロザリオとバンパイア 第05話 「スクール水着とバンパイア」
敵キャラが暴れているプールなのだが・・・。

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2009 まりあ†ほりっく 第12話 「美少女だらけの水泳大会 ポロリもあるよ」
動きのある手描き線とCGの組み合わせ。清涼感や質感は出てるけど
白い線は好みの分かれるところか。

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2009 よくわかる現代魔法 第04話 「jini」
波紋はよく出来てるけど水際は微動だにせず。


おまけ
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2008 そらのいろ、みずのいろ 下巻 「わたしも……してあげる」
都合により一部修正。激しい運動量に見合った適正な質量ではないが
わずかに波が立っていて、そこそこ凝った作りになっている。
TVシリーズのアニメ制作にも、せめてこれくらいの意識を傾けてほしい。




category: アニメ

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絵心って何だろう  


アスラクライン2 第01話

つか水面はCGエフェクトでどうにでもなるとしても
こういう水際は描いてておかしいとか思わないもんなんですかね。
指摘してる人もほとんどいない感じなのが不思議なんですが。


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咲24話

これも同じなんですが、水際はこうはならないでしょう。
なんでこういう描き方でOKが出せちゃうのかなあ。
↓最低限こういう感じだと思うんですが。


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本当に不思議でしょうがないです。
どうせ視聴者は水着や生足しか見てない、と思われてるんですよ。
そう思いませんか。




category: アニメ

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