大匙屋

健康第一

2009夏アニメ 5篇  

夏アニメ、ぼちぼちと



うみものがたり ~あなたがいてくれたコト~ (12) [CBC] http://sea-story.tv/
ARIA的なものを想像していたんだけど、予想外のストーリーで
意表を突かれた。微妙に鬱展開なのも意外だった。

キャラデ飯塚晴子さんの絵柄はどっかで見たと思ったら
ウエルベール物語のキャラデザインやってた人ですね。
ラブドールみたいなパチンコのキャラからよくここまで
浄化したものだと素直に感心する。
でもカメのキャラデザインはダメだな。
若手のキャラクターデザイナーって、美少女描かせたら
みんなアホみたいに上手いのに、クリーチャーやマスコットを
うまく描ける人がほとんどいませんね。不思議だ。


GA 芸術科アートデザインクラス (12) [ytv] http://mv.avex.jp/ga/
肩の凝らない日常コメディと専門課程の特異性が溶け合って
独特の雰囲気を醸している。が、この手のものは最近よくあって
先行作品に比べて異彩を放っているとまではいかないかも。
戸松遥の声色にちょっと驚いた。


うみねこのなく頃に (26) [CTC] http://umineko.tv/
とりあえず序盤思ったのは、菊地洋子さんてこんなに扇情的な線を
引く人だったかなと。とくにシャノンの破壊力が凄まじい。
マリアの顔芸に沼田イズムの残滓を感じるけど
狂気成分はわりとマイルド
ミステリーなのかオカルトなのかということ自体がテーマっぽいですね。
個人的にディーンの色指定が昔から苦手なんですが
それを差し引いても、とても面白いです。少なくとも第05話までは。


NEEDLESS (26) [MX] http://needless.jp/
バイオレンス&スラップスティックでこれぞジャンプアニメといった趣。
こんくらいバカなほうがわかりやすい。いろいろな意味で可愛い。
アニメアール黄金時代や80年代サンライズ神田武幸作品の
香り漂う作画が随所にあっておっさんは楽しいです。
EDアニメ百合はいくらでもあるけどガチレズってのは初めて見た。


CANAAN (13) [MX] http://canaan.jp/
主役級3人が3人とも「過去を失った」設定だと
人物設定のコントラストが弱く、各個の目的も着地点も不明瞭なため、
導入部の印象が散漫になるのは致し方ない。

こういう作劇を否定はしないけど、
こういう作劇でさえキャラを安定させ得るのが声優の力量だったりして
沢城みゆきは確かに若手トップクラスで技術的にも物凄く上手い人だが、
たとえばこれでカナン役が川澄綾子なら、謎だらけのイミフ設定でも
問答無用で観客は物語に引きつけられたりすると思う。
きついようだけどやはりそれは役者としての力量の幅の問題で、
上手く説明できないんだけど、そういう点で失敗してる気がする。



スポンサーサイト

category: アニメ

tb: 0   cm: 0

2009春アニメ 20篇  

一向にまとまらないのでどうでもいいようなメモのみ



蒼天航路 (26) [NTV] http://www.ntv.co.jp/souten/
難解な語句を用いなければ雰囲気を損なうし
でも理解させるためには説明しないといけないしで大変そうだ。

戦国BASARA (12) [CBC] http://sengokubasara.tv/
ゴスロリ風男の娘武将がいれば完璧だった

クイーンズブレイド 流浪の戦士 (12) [AT-X] http://queensblade.tv/
女体描写以外は力が入ってないのが情けなかった。
バトルシーン等も、やりたい事がわかるだけにやれていないのが痛々しい。
プロップ衣装キャラデ等凝り過ぎと思う。こんなデザインで動かせるわけがない。
アームスはいつまでこんな作品を繰り返すのだろう。

アスラクライン [AT-X] http://starchild.co.jp/special/asura/
何か聞き出そうとするときに必ず邪魔が入るのがむかつく。不快なレベル。
ラストシーンの台詞には溜飲の下がる思いがした。一体どうすんだこれ。

■(ノイタミナ) 東のエデン (11) [CX] http://juiz.jp/
情報量は多めで、今期で言うと「けいおん!」の対極のような作品だった。
神山健治はようやくこれで独自のヒット作を手中にしたか?
そのうちまとめて書こう

Pandora Hearts (25) [TBS] http://www.tbs.co.jp/anime/ph/
展開にメリハリがないのと、回想がくどいのがテンポ悪くしてる。
アビスの世界観に死を連想させるような魅力が足りないと思う。
むしろ現実よりアビスのほうが楽しそうだから困る。
もうちょっとウサギの活躍シーンとか見せ場が欲しい。
あと大川透さんの使い方で思わぬネタバレを食らった気がした。

けいおん! (13) [TBS] http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/
全体的に情報量は少なめで、かったるい経験値稼ぎとかはナシ。
どちらかといえば物語性も希薄なので他人に内容の説明が容易で
ネット・リアルを問わず作品情報が伝播しやすく、中途参加者にも寛容で
間口がだだっ広い。これが今の時代にあそこまで売れる秘訣なのかもしんない。

Phantom ~Requiem for the Phantom~ (2c) [TX] http://phantom-r.jp/
キャル登場以降突っ込み処も満載だが面白さも倍増。
地上波でここまでやれれば大したものと考えるべきか。

黒神 The Animation (24) [EX] http://www.kurokami-anime.net/
アクション作画は頑張ってたほうだと思ったけど
エフェクトと主人公補正に頼りすぎの側面もあった。
そもそも筋立てが凡庸で、記憶に残る作品にはならないだろう。
設定は美味しいのに活かせてないキャラが多過ぎた気もする。
かませ犬のねえちゃんをOP筆頭で躍らせるとか、何をかいわんや。

ハヤテのごとく!! [TX] http://hayatenogotoku.com/
ヒロイン交代しちゃってる・・・

獣の奏者エリン (50) [NHK-E] http://www3.nhk.or.jp/anime/erin/
バカ2人組がいいなとは思ってたけどまさか主役回があるとは。

初恋限定。 -ハツコイリミテッド- (12) [BS11] http://j-hatsukoi.com/
何回か神憑り的に面白い回があって感心した。
有名どころの声優を使ってるけど逆に新人ばかりにしたほうが
新鮮味があったんじゃないかと思った。タイトルが良くない。

鋼殻のレギオス (24) [tvk] http://tvk-yokohama.com/regios/
これだけは言いたいのだが何故フェリをもっと活かさない。
銀ちゃん並の存在感を発揮できたはずなのに。

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS (12) [tvk/TVS] http://polyphonica.tv/
前作よりは全然マシな出来というか、普通に良かった。
大人形態のコーティのデザインがなんだか残念。

そもそも2人の意思疎通や習熟度によって嘆きの異邦人を一蹴できるのなら
教育者の立場にあったシダラ・レイトスには危機回避のための方法が別にあったんじゃ。
屋上での合唱がどのように最終戦局に作用したのかなどもわかりづらい。


戦場のヴァルキュリア (26) [CTC] http://valkyria-anime.com/
OP1のアレンジが地味過ぎる。話題の外人のデビュー曲なのにもったいない。
曲自体は悪くないんだけど。多分ヒメカ嬢はもう消えていくだけだろう。
劇中の「いいアイデア」がちっとも目新しいアイデアじゃなかったり
見所の少ない作品と思った。大塚親子の競演はレアで良かった。
わかりやすい悪党の親玉をもっと前面に出したほうがよかったのでは。

■ (衛星アニメ劇場) 花咲ける青少年 (39) [NHK-BS2] http://www3.nhk.or.jp/anime/hana/
花鹿がユージンを見て「ムスターファだ」と言ってるのを見て
俺には無理だと思いました。すいません。

■ (衛星アニメ劇場) グイン・サーガ (26) [NHK-BS2] http://guinsaga.net/
やれやれ急逝したクリモトの無念にかけてこいつは絵が動かないぜ

シャングリ・ラ (24) [CTC] http://anime-shangri-la.jp/
東京爆撃にクニコが帯同する意味とかがわからない。
総裁の立ち位置が不明だなあ。涼子の態度もやたらブレているし。
個人的には、キャラデは吉田健一さんのほうが良かったと思う。

タユタマ -Kiss on my Deity- (12) [CTC] http://tayutama.com/
展開上終盤のバトルは避けて通れなかったとは思うけど
もう少しケレン味のある戦闘が描けなかったもんだろうか。
1クール物として構成する場合「人とタユタイの共存」と「応龍との戦闘」を
同時進行で追っていくのは少し無理があったように思う。
ラストシーンが「答え」であると解釈すべきなのか?

夏のあらし! (13) [TX] http://starchild.co.jp/special/natsunoarashi/
野沢雅子→田中真弓→高山みなみと続く少年役声優の歴史に
連なるのが三瓶由布子だと今でも信じているんですがどうなんだろう。
続編制作決定だそうですがどれほどの期待値があるものか。

ティアーズ・トゥ・ティアラ (26) [CTC] http://tearstotiara.jp/
剣でぶった切ったところに赤い血が流れるだけで
おお血が赤いぞと思ってしまうのって何か間違ってるよな。
だがパンツや乳首が見えるよりはちゃんと血しぶきが見えるほうがいい。
パンツには商魂しか見えないが血の表現には制作者の覚悟が見える。
それも何か間違ってるんだけど。



最速曜日順




category: アニメ

tb: 0   cm: 2

ハヤテ2期OP、紺野直幸さんについて  




お盆になってようやく時間が出来て夏アニメを見始めたんですが
ハヤテの2期OPすばらしいですね。曲はまあ、いつものKOTOKOですが。
コンテ・演出・原画すべて紺野直幸さんですか。

紺野直幸さんは一連のキカイダーシリーズとかで
石ノ森作品のイメージがついちゃってるけど
やっぱりうまい。

おっぱいとかはどうでもいいんですが
特に上の鷺ノ宮銀華とのバトルシーンがいい。

最近主流のバトル作画でちょっと不満に思ってることがあって
やっぱりそれは松本憲生さんを頂点とする傾向なんだと思うけど
敵味方問わず体の動きがどいつもこいつも同じなんですよ。
蹴りや殴りのスピードとか、足捌きとか、ダメージからの復帰とか。
作画として上手いとか下手とかとは別の視点で考えた場合です。
多分それは、キャラごとのタイミングというのが考慮されてなくて
原画マンの持ってるタイミングで固定されちゃってるからじゃないかと。

プロボクシングみたいに技術的に極めて高いレベル同士の戦闘だと
無駄がなくなってくる分動き方が似通ってくるのはわかるんですが
体格や性別、性格、年齢、経験などの差によって
人の体の動きってのは大きく変わってくるのが当然だと思う。
とくに野試合では、そういう条件的差異が大きく戦闘に影響するはず。

上のハヤテOPのカットは短いものですが
ハヤテはちゃんと少年の動きをしているし
鷺ノ宮銀華もそれなりに区別された動きをしてるのがいい。
意外とこういう描き分けはされないことが最近多いんで
ちょっと指摘してみたくなりました。



ついでなんで紺野直幸監督作品「009-1」第01話から
コンテ・演出・作画監督:紺野直幸
原画は松尾慎さんかな、ここは。

20090813220002.jpg

ちゃんと女は女、男は男の体の動きになってる感じがしませんか。
とくに4枚目、左腕を強く振って上半身をねじったところに
下半身があとから着いて来る動きの流れがわかります。
どうしても男性に比べて女性は体重が足りないので
遠心力による伸縮とバネを生かした戦闘スタイルになりますよね。
男と女では行動が同じでも体の各部位の動き方やタイミングが違う。
作り手がこういう部分にこだわれるってのは大事なことだと思う。

その紺野直幸さんの次回作は
新房作品の「ダンスインザ ヴァンパイアバンド」だそうで
キャラデ参加のようです。地上波久しぶりですね。

つかまた新房得意のステンドグラスとかが似合いそうな話だなこれ。



http://www.vampirebund.com/








category: アニメ

tb: 0   cm: 0

五筒開花と花天月地  

咲-Saki- 第19局 「友達」
天江衣が一筒を切り、それを宮永咲が大明槓して和了。
この意味を少し付加読み。



一筒pin1n.gifはその意匠から月に準えられ
とくに一筒によるハイテイツモで一筒撈月(イーピンラオユエ)という
満貫ローカル役まで存在する。

満月にドキツモ昇天フルパワーを発揮する天江衣にとって
一筒というのは、ある意味で特別な縁のある、シンボリックな牌であり
大将戦東ラスで最初に上がったハイテイも一筒撈月だった。

第13話、境内のシーンにおいて言明されたように
「麻雀で4人が幸せを共有できるとは限らない」と感じている衣は
自分と打った相手が皆世界の終焉を見るような顔をし
自分がまた孤独を深めていくことに失望している

感覚に依拠し続けた結果向かうところ敵なしだった衣にとって
自分のこれまで通りの打ち筋が宮永咲に通用しない場合においてのみ
「麻雀で4人が幸せを共有できる」という可能性が生じる。
だからあの最終の場面では降りられない。
負けたく無いけど降りることはできない。
その河に投じられる一筒はある意味で衣自身となる。

その投じられた一筒を大明槓で掬い上げ
連槓ののちに嶺上開花をツモる宮永咲の上がり牌がpin5redn.gif赤五筒。

五筒嶺上にはこれまた五筒開花(ウーピンカイホウ)というローカル役があるように
pin5n.gif五筒=花の象徴。本来は梅の花なのだけど。


衣が一筒(=月)を投じ
咲が五筒(=花)で和了する。


これが従前、竹井久が言及した「花天月地」に繋がる。
花が空一杯に咲き、 月光がくまなく地上を照らす。

「空一杯に花が咲く」とはどういう意味か一瞬わからないが
たとえば↓このような状態のことを指すと思われる。


ysy024[1]


梅花が頭上満開に咲いた状態を漢詩では「花雲(かうん)」などと表現する。
終局の上がりで咲の背中に効果として花が描かれないのは
「五筒の花がちゃんと卓上に咲いているから」だろう。

終局後、加治木から「次は私が勝つ」という答えを得た衣は
自分と打った相手が全員「世界の終焉を見ていない」ことを確認し
「麻雀て楽しいよね」という咲の問いかけに
初めて心からの笑顔を向けることができたわけだ。




category: アニメ

tb: 0   cm: 0