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健康第一

約束のネバーランド#07ティルト  

■約束のネバーランド (2019) https://neverland-anime.com/

#07 (コンテ:神戸守/演出: 山中祥平)



夜シスターの部屋を訪ねる2人。gif画像は明度をかなり上げてあります。実際には画面はもっと暗い。
神戸守監督なので各話に色々仕掛けてくるわけですが、不気味さにおいて出色の3Dティルト、エマとノーマンを焦点に置いた望遠というよりZ方向のダッチアングルと考えるべきかも。まあとにかく、珍しいアイデアだと思います。状況というより環境的なおぞましさ(クローネの部屋の前)を狙った不安定感の演出と思いますが何か元ネタがあるのでしょうか。




身長差を活かした傾角(インクリネーション)。シーン全体、というよりシスタークローネをめぐるエピソード全てに言えることですが子供たちとの身長差が非常に大きい、そのことを活かしたレイアウトが随所にあってそのへんは神戸監督さすがの力量を感じます

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同スロー



同スロー



シスター主観視点によるエマノーマンの作画ティルト。この一連のカットの異様さ(褒め言葉)も際立っていると思いました。(これは連続していない複数カットを抽出・結合したgifなので演出的効果については本編映像を参照いただいて、ここでは作画だけ見てください。)

そう最初は撮影さんの多段SLかと思ったけど、ノーマンの髪の影や動画の若干のガタりなど、よくよく見ると作画でやっているんですね。顔や髪、耳や後ろ髪など微妙なところまで動かすスピードを変えたり、あと周辺のボケ味など撮影さんの尽力も見て取れます。ちょっと見たことがないような気持ち悪いカット(あくまでもここでは誉め言葉)になってますよね。

正直怖い、自分たちの選択が正しいのかどうかも自信がない、けれども選んでしまった以上は何か情報を得るためにも気圧されるわけにはいかない、だから2人は不退転の決意で決して目を逸らさないわけだけれど、その態度で逆に痛くもない腹を探られてしまうっていう。振る舞いや目線が台詞以上に物語を語ってしまうシーンだけに、こういう特殊で特別な表現が活きます。

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category: アニメ

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walk and talk  




■荒野のコトブキ飛行隊 #05 https://kotobuki-anime.com/

05話ウォーク&トーク。各人の歩き2K中8でザラのみ中9枚なのは演出的に意味があるのかないのかわからないが、意味があるかないかなんてどうでもよい。こうしたいからこうした、それで良いのだ。ちなみにキリエ合流直後はザラも中8になっており一貫性もない。
あと女の子達が町歩いてるシーンなんだしバッグぐらい持たせろと思うがどうか

#04
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空中戦の描写すばらしい、レシプロ、エンジン音、空中線の風切る音、コクピットがGで軋むミシミシ音、本当にこうなのかはよくわからないけどよくできてる。反面、この作品には本当に何もなく、キリエたちが明日何をするかも決まっておらず、着地すべき物語の骨子さえ見当たらない。なんでこの作品が面白いんだろう?と思って見てるんですが、マァ勝ってる戦争は見てて痛快だから、なのかもしれません。
でもエリート興業の社長が許された理由はわからないですね。


#06


俯瞰パン、これが見たかった
PANの魅力 http://sajiya.blog89.fc2.com/blog-entry-479.html



煽りパン、これも見たかった。満足です。#06は脚本も演出もとても良かった
主演の声優が悠木碧のような声を出す


category: アニメ

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3回ドカン研究 (2019)その3  


■CLANNAD #11 (2007) コンテ荒谷朋恵
少し近づいたと思ったら急に遠のいていく一瀬ことみ、意識はもうそこにない


■MONSTER #72 (2004) 高橋亨
最終回前、深層の記憶にたどり着くニナ 真俯瞰広角カットは真意不明だがインパクト大

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■北斗の拳 #76 (1986) 又野弘道
トキピンチ、虫の知らせに反応

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■ソウルイーター #11 (2008) 松尾慎
兄にキレる妹ツバキ 青空とカゲのある表情の対位法

3回振り返りも結局のところ演出意図は表情リアクションの強化に過ぎない。ただクリシェと化した技法でも概念的内容は個別にユニークであり続ける。上のツバキのGIFを眺めていても、やはり僕らは3cut目のツバキの表情にグイグイと引き付けられてしまう。

映画学者デイヴィッド・ボードウェルは著書「フィルム・アート」で、オーバーラッピング編集による時間の拡張を頻繁に利用した1920年代ロシア映画の作り手たちの特異性を指摘しています。要するに欧米ではみんな省略に省略を重ねてフィルムの時間を確保しプロットを詰め込むのに、ロシア映画では逆のことをやっていた、時間をジャンジャン無駄遣いしていた。
(※1)

その指摘とは少し離れますが日本映画では時代劇や任侠者に不可欠な特有の立ち姿や振る舞い、仁義、歌舞伎のような大見得切り、そして殺陣の美学など、合理的かと問われれば全然そうではないんだけど無駄でありながら必要なもの、情緒的な要素が日本映画には非常にたくさんあった、インド映画の群舞シーンのようにたくさんあった、そういう流れで3回振り返り演出なども今の時代まで脈々と受け継がれてきているんじゃないかな、と思ったりしますね。


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■やさぐれ姐御伝 総括リンチ/予告編 (1973)

と偉そうにいいながら、やさぐれ姐御伝のこれに影響与えたと思われる元ネタに僕は今だにたどり着けていないのです。
今回は松本俊夫監督の「修羅」(1971年)冒頭の5連続振り返りを紹介したい。


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■修羅 (1971) 松本俊夫監督

強いコントラストと執拗なリピートで強調される浪人・源五兵衛(中村嘉葎雄)のぬっとした表情、やらかして逃げている風、その顔に深い業や醜い欲望、恐怖やおびえ、保身の浅ましさの見え隠れを感じずにはいられないですよね。まさにこれはそういう映画なので。


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余談ですがこの「修羅」という映画は面白かったです。物語にはまったく救いがないんだけど、それがここまで面白いのには本当に驚いた。松本俊夫監督作品って煮ても焼いても食えないようなものばかりなのに、この1本だけ特別な感じさえします。レンタル屋さんには置いていませんがブルーレイもDVDも2千円程度で買えるので興味のある方は是非。もっとも、探せばDailymotionあたりにゲフンゲフン


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1971年の時点ですでにダブルアクションや3回パンをやっている。もちろん出崎さんより数年早い

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さらに終盤の5連続マルチテイク。要するに<5回ドカン>であります。さすがに驚きます。


 

(※1)

「イワン雷帝」(1945年作品)
07:30~ 皇帝即位式において友人二人の抱える器から金貨を浴びせられる祝賀セレモニーだが
どう見ても器の中に用意された量をはるかに超えいつまでも金貨が流れ続けるような時間的拡張が見られる
 

category: 3回ドカン

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